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俺と四龍さんは同居人!?  作者: くりくりお
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黒石日影

初投稿です。

恐ろしいぐらいに誤字、脱字、変な所があると思いますので報告お願いします。


 「えーこの家は黒石日影くんと、紅音に所有権が移り二人仲良く暮らす事。いい?」

「「嫌っっっ」です」

「まぁまぁそんな遠慮しなくてもいいんだよ」

「ほい、成立っと」

どうして、どうして、こうなったんだァァァ


 話は少し遡る...





 「天上学園かぁー、中等部と名前ほぼ変わってねーじゃねぇか」

「名前なんてどうでもいいだろ 大事なのは中身だ、俺の様に中身が良ければ人が寄ってくるっていうことよ!!」


 あー、自己紹介しておく。

まずは俺、黒石日影。

名前から分かるかもしれないが陰キャである。

だか、ボッチではない。

ちゃんと友達はいるし、皆から嫌われてもいない。

女の友達はいるちゃいるが、全員彼氏持ちである。

 

そしてこいつ、さっきのセリフが年齢=彼女いない歴の俺に刺さるが悪意はないため余計に腹が立つ。 

イライラさせ男とよんでもいいのだが、一応本名は、太陽元。

名前で俺より高スペックなことが分かるが、そう高スペックなのだ。

彼女いる、スポーツ出来る、顔いい、家は江戸時代からある服屋で良家、陽キャである。

ちなみに頭は残念。

何故ここまで違うやつと仲が良いのかは置いておいて、もう一度言う、彼女持ちである。



 俺にが心の中で自己紹介していると、

「あ、日影あれ。中等部の時はカップル否定してた大翔くんじゃないですかー」

「しっかり手繋いじゃってぇー」

「何ぃぃぃ」


 あー実況席にいなくなった日影の代わりにワタクシ元が実況いたしますと、実は日影カップル観察大好き男です。


その度合いはかなりすごくて、日影カップルお悩み所という場所まで作られている。と言っても要らなくなった部室を、カップル成立した人達が「感謝の印です」とかいって改造しただけだけど。

まぁでも実際すごいのは確かだ。


 

マンネリ化したカップル、最近出来て何したらいいか分からないカップルなどのお悩みをサラッと解決している。

また、まだ彼氏、彼女がいない人達に相手を紹介する日影お見合いというものもあり、かなり好評である。



 今も高校からカップル公表した森大翔を冷やかしているのでわかると思うが、

カップルの関連のことをしている日影は少し騒がしく、陽キャみたいになる。


まぁ、いつもとは、違う日影を見れて面白いけど。



後、ここだけの話だか日影はなんだかんだいって、カップルが羨ましそうにも見える。

だってバレンタインの日、ソワソワしてるし

深夜電話すると、「この彼女持ちがー」とか悔しそうに言っているし

さっきもそうだが、彼女持ち強調するし。

中等部の時、一度深夜テンションの日影に聞いてみたら、「一度好きな人に凄い振られ方したからか、自分がカップルになれるとは思わない」と少し悲しそうな声で言っていた。


マジでその元好きな人許さん。

日影かなり性格いいから、本当はもうカップルになっていたかもしれないのに。

まぁ、日影のお陰でできたカップルとかは全員日影の恋を応援してるから!!



ドタドタ、バタバタ

「おい、この音は千裕じゃないかーぁぁ」

「おはーーよっっっ!!元くん!!」


えー実況変わりました日影でーす。


はーい、バカップルが現れましたー。


元と千裕ですねー、普通のカップルは見ていてオモロイんですけどーこのカップルはイチャつき過ぎて苛つきますねー。


というのも、このちっちゃいの千裕といいますー。

誰とでも仲良くできますー。

コミュりょくの固まりでーす。

元に一目惚れしましたー。

はい元、千裕に一目惚れしましたー。

お互い、一目気にせずイチャイチャしますー。

流石の俺でもきっっついですねー。


「おはよー、日影」

「おう」

まぁ友達だけど。


 「そーいや聞いたか?外部入学の転入生、むちゃくちゃ可愛いらしいぞ!しかも四龍財閥らしいし!その名も四龍紅音さん!」

「えーそうなんだ!ねぇねぇ元くん!どんなに転入生が可愛くても私を愛してくれる?」

「もちろんだァァ、千裕ぉお」

「.....」


「師匠としてはどうなんだ?」

「その呼び方やめろ」

「いいじゃん日影、恋愛師匠っていい名誉だよ」

「そうだーそうだー」

「そりゃまぁ恋愛を見ていたのは認めるけど、しゃーなくないか?だって人の恋愛見るとニヤニヤするやん、楽しいやん!」

「「.....」」

「無視すんじゃねぇ」



 「なんだ、あの人混みは?」

「噂をすればとはこのことだね!!」

「おーあれが、四龍さんか..噂に違えぬ美少女だな..」

「お前...よく彼女の前でそんなことを..」

「そんなことは置いておいてどう? 師匠は?」

「どうって言われても..、後その呼び方やめろや!」

「師匠、本当自分の恋愛に興味ないよな..本当は彼女欲しい癖に」

「別に欲しくないわ..後呼び方やめろっつてんだよ、握り潰すぞ」

「やめろ、下半身に恐怖が」



(確かに整った顔をしている...)

忘れ物をした際に元と千裕に先に行ってもらい、まだ校門にいた四龍さんを見て、確かにこう思った。

ボソッ「なんですか、貴方ジロジロ見てきて...」

「す、すみません..?」

「何故疑問文なのでしょう」

「おぉ、お嬢様が自分から話に行かれた!!」

「よほどこの方とお友達になりたいのですね!!」

「「え...」」

「お嬢様、この方に道案内をしてもらってくださいませ!!」

「あぁ旦那様も喜ぶことでしょう!!」

「邪魔になってしまうので退散させていただきます!!」

「待って!」

「お嬢様、遠慮なさらず!」


 そして黒服の男たちは黒い車に乗って去っていってしまった。

「「......」」


 今俺は、四龍さんを一年生の棟まで案内している。

幸い同じ学年なので遅刻は免れるだろう。

 「はぁぁぁ...貴方のせいで貴方に案内されることになってしまったじゃないですか..」

「まぁ誰にも見られなかったことが唯一の救いです」

そう言って四龍さんは顔を膨らませた。

「すみません?」

「だから、何故疑問形なのですか..」

「何故でしょうか?」

「貴方は..」

「ほら、着きましたよ」

「やっと終わりですか」

「この件があったからと言って話かけないでくださいね、気持ち悪いですから」

「わかりましたよ」


なんだコイツ、陰キャが1回話したぐらいで美少女に話かけるとでも?話かけられる訳ねーだろ。

陰キャ舐めんな


 そうして、俺たち一年の棟に着くとクラスの紙が貼られていた。

「ハァ、何故、貴方と同じクラスなのでしょうか」

「こればっかりはどうしようも...」


キーンコーンカーンコーン


「やべぇチャイムだ」

「私貴方と一緒に教室入るの嫌ですぅぅ」

「俺だって嫌です」

「「......」」

「仕方ない、先教室に入ってください」

「え?」

四龍さんはキョトンとしているが

「さぁ早く遅刻しますよ」

「でも..貴方は..」

「私が原因でこうなってしまったんですしお構いなく」

「え、えぇ」


 四龍さんが教室に入って3分たった頃ぐらいに俺は教室に入った。 

「おい、黒石初日から遅刻か?」

「すみません、寝坊して..」

クラスは笑いに包まれる


俺はまだキョトンとしている四龍さんの事を見ながら、こう思う。

(これで責任は取っただろう)と


 



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