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第一章14 『帰路へ』
投稿遅れてすみませんでした。
俺とキヨは展示物を一通り見終え、博物館を後にした。
午後六時をまわり、辺りは少しずつ暗くなり始めている。
「今日はありがとう、帝一。」
「ああ。 俺も楽しかった。」
街灯が灯る夜道にはまだかなりの人がいた。
家族連れや、恋人同士で手を繋いで歩いている人...
遠くの方にはちらほらと路上ミュージシャンも見受けられる。
活気があって何だか嬉しい...
500年前とは大違いだ。
「じゃあ、俺こっちだから。」
高校付近の十字路まで来ると、キヨは左に続く道の方を指差して言った。
駅まで行かないということは、家がこの辺なのだろう。
「そうか、また明日な。」
俺は軽く手を振るとキヨと別れ、駅へと向かった。
(さて、ここから俺は一仕事しなければな。)
読んで下さりありがとうございました。
これからも少しずつですが更新していくつもりです。