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百合の花園

 治療5日目


 今日で病気の治療は最終日だ!残り100名程なので5人一組で一気に治療に掛かった、その成果もあり昼になる前に治療も完了したぜ!まだまだ余裕がある。

「思ったより早く終わったな、さてこれから何をしようか…」

 乳房の件は先先代様とエロイの説得次第かな、まぁ俺から率先して動かないだけ楽だからいいけどね。


 昼からの予定は無い!捕らえられて居る男達の件は少し先伸びされたようなので、余計やる事が無くなった感があるけど、このアマゾネスの町を一人でウロウロする勇気も無い…やはりゴロゴロ昼寝しかないよね……そんな時!


「アスラさーん!」ブンブン

 呼ばれて振り返れば手を振る彼女!

「セシリアじゃないか、どうしたんだ?」

「クレア様から治療後のアスラさんに付き合うよう指名されたんですよ」

「今日は、あの二人相当忙しくなりそうだからな…なるほどね」

「はい、それで今から私の案内で色々見て周りましょう」


 セシリアの案内で急遽アマゾーンの町を見て周る事になった。丁度昼からやる事も無いので心の中でラッキーと思ってしまったよ。

 先ず最初に向かったのは町にあるアマゾネス専用の食堂だった(当たり前か!)、周りの客が女性ばかりで少し緊張したけど、開き直るしかないよね。

 最初にこの国を訪れた時のような睨まれる視線は無いのだけどチラチラと見られているんだけど…そう見られたら、開き直っても緊張するよね。


 セシリアに基本好き嫌いは無いと伝え、この食堂のお勧めを頂く事に成ったのだけど食事中、気に成るのでセシリアに尋ねる事にした。

「セシリア、凄い視線を感じるんだけど俺の気のせいか?」

「あ〜彼女達は私と一緒でアスラさんに治療してもらった者達ですね」

「あっ そうなの?全然気づかなかった」

「それはアノ人数でしょ?私でも初見で千人もの人の顔なんて覚えれませんよ」

「そりゃそうだわな」

「アスラさん、一人で町をウロウロしないで下さいね。アスラさん結構な人数の彼女達に狙われてますから」

「えっ!俺 恨まれる様な事して無いぞ?もしかして女帝さんとの決闘で女帝ファンの恨みを買ったのか!?」


 それはヤバいな、この国を出るまで必要以外客間から出ないようにしないとな、流石に女相手に闘うの嫌だし…ブツブツ


「アスラさんアスラさん!聞いてます?」

「あっ、スマン考え事してた、で何?」

「彼女達に狙われていると言う話ですよ。彼女達からしたら、アスラさんは神に等しい英雄ですからね、そんな()の、子を宿したいと噂されていますよ 私はアスラさんの事情を聞いて納得しましたけど彼女達には通じないかと…」

「ええ!狙われてるって、そっち!」

 そんな理由で彼女達に狙われるのは嬉しいやら悔しいやら、クソー!俺が最低野郎の畜生なら問題解決なのにな…


 食事も食べ終え、と言っても周りの女の子達の熱い視線が気になり料理の味が途中から分からなくなったよ…そして食堂を出て次の目的地?が何処か分からないけど移動中も、あちこちで鋭い視線が…き、気にしないようにしないと…。


「次に行く場所はアスラさん!お待ちかねの場所ですよ」ニコ

「お待ちかね?」

 風俗店じゃないよな?


「こちらです!」

「ここ?」

 連れて来られたのは何かの工房…ハッ!まさか出来たのか?いやまだ早いよね?

「ササ中に入りましょう!」

「おう」

 中へ入ると服やら防具やらの工房でした!俺の預けたワイバーンの皮もここで加工されてるんだな。


「おばちゃーん!例の彼連れて来たよー!」

「あいよー!ちょっと待っておくれ!」

 奥から現れたのは体格の良い おばちゃんでした。


「おばちゃん、彼が依頼主だよ」

「ほう、あんたか!」

 ほうジロジロ ふむジロジロ

「何をそんなにジロジロ見てるんだ?」

「あー!済まないね。採寸を測ってるんだよ、ふむふむ。丁度 皮の(なめ)しも終わった所でね、後は依頼主の採寸だけなんだよ」

「なるほど、じゃ測ってくれ」

「もう、頭の中に入ったから大丈夫だよ、早くて3日後に出来るよ。その時に取りにおいで」

「そうか?分かった」

「あんた!ありがとうね。ウチの子達治療してくれたんだろ」

「はぁ」

 ウチの子達?どの子だろう?


「最高なモノ仕上げるからね楽しみにしといで」ニコニコ

「はぁ よろしくお願いします」

「じぁあ おばちゃん、仕上がってから、また彼連れて来るねー」

「あいよ!」




「アスラさん良かったですね」

「何が?」

「おばちゃんに凄く気に入られてましたよ」

「余所者の然も男の依頼品など、おばちゃん作ってくれないんですよ」

「それは女帝さんかクレアさんの命令だからじゃないの?」

「いえ、アスラさんは覚えてないと思いますけど最初の治療で最前列に並んでいた三人が、あの工房の子達だったんですよ」

 奥でアスラさんとおばちゃんの会話を覗き見してましたけどねクス。

「そうなんだ、最初の子達って俺を見てビクついてた子達だったかな?」

「そうそう」


 と言っても全然覚えてないんですけど!やっぱり名前を聞いて有る程度会話しないと人の顔って覚え辛いんだよな。


「セシリア、次は何処に行くんだ?」

「次はですね〜仮面工房ですよ。別名”百合工房”ですけどねアハ」

「はぁ?」

 仮面工房だけど、ゆり工房?…ゆり…ゆり?…百合…ハッ!


「アスラさん、気づきました?」

「セシリア、アレだよね?」

「そうアレですね」

「そんな所に男の俺が行っても大丈夫なのか?行き成り刺されない?」

「ナイナイ!それは無いですよ〜それに、この国じゃ至る所に存在していますからねーアハ」


 不安と好奇心な気持ちが入り乱れる中、あのアニメとかでしか知らない百合の花園が覗けるなんて…女の子同士でイチャコラする姿ってどんなのだろう?男同士でイチャコラは想像したくないな。

 しかし至る所にあるとか…


「着きましたよ、では入りましょう」

「あぁ」

「おーいドロシア!依頼主連れて来たよー!」

 中を覗けば 一応彼女達は仕事はしている…しかし、仮面の作成で何故に密着して作っているんだ?お互いが邪魔をしている様に見えるのだけど…良く見ればお互いのペア同士で手を握り合っているし耳元で囁くあの姿は…男の俺が訪ねてきても自分達の世界に入って気がつく様子も無い!恐るべし百合の花園!


「やぁセシリア」

「ドロシア、依頼主の彼を連れて来たよ」

「へ〜彼が…成る程…ふむふむ。私はドロシア!よろしく」

「アスラです。よろしく…」

 この人はマトモそうだな、セシリアとも知り合いっぽいし。


「セシリアから頼まれてるモノは出来てるよ」

 そう言って彼女は五つの仮面を俺に見せてくれた。色々な動物をモチーフにした中々良い出来栄えの仮面だ、ドロシアさんが仮面の説明をしてくれてるのはいいのだけど彼女の片手が気になって集中出来ない…彼女の片手は、なんとセシリアの尻を揉む様に触り捲くっているじゃないの!触られてるセシリアも嫌がる様子も無く受け入れいる…間近で見たら凄い光景じゃないの!

 薔薇族の光景を見るより、百合の方がマシなのか?イヤどっちもどっちだな俺の立ち寄れない世界だ!


「アスラさん、アスラさん!」

「あ!はい」

「次行きますよ」

「あぁ分かった」

 途中から気になって全く説明の内容が入ってこなかったよ、セシリアは大丈夫なのかな?

「アスラさん、どうしました?」

「セシリアもガールズラブなのか?」

「ガールズラブ?なんの事かは分かりませんけど先ほどのアレは唯のスキンシップですよ」

「え?スキンシップ?」

「はい、彼女達は今、問題が完全に解決するまでキスもそうですけど、それ以上の肌の触れ合いを禁止されてるんですよ、なので お尻を触られる位日常ですし、それで良い品を作ってくれるなら歓迎ですね」

「成る程ね〜理解し難い世界だ。因みにセシリアもそうか?」

「私ですか?ん〜両方大丈夫ですね」

「そ、そうなのか」


 うわ〜聞くんじゃなかった!両方OKと言う事は両刀使い?イヤ違うな、彼女には鞘は有っても太刀が無いから何と言うんだろ?しかし未だにBLとかGLがどこまでが………イヤもーどっちでもいいや俺には関わりの無い世界だから。


 今思えば結構な人数感染者が居たもんな〜そう考えたら、あの光景も普通なんだよな〜一度どんな風に性行為するのか見たい様な見たく無い様な…俺は一体何を考えてるんだ?頭がおかしくなるから考えるのは止めだ!普通がいい。


 恐るべし異世界!いや異世界関係ないか。




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