もしや男色家?
エロイがババアを説得すると急いで走り去った。その後姿を見ながら頑張れよ、と思い俺も午後からの治療に専念する事に集中し、その日も問題無く治療が完了した。
与えられた客間で夕飯を食べ寛いでるいると ”コンコン” ノックの音 誰だろ?
「どうぞ」
ガチャ「アスラ、妾じゃ」
「アスラ殿失礼します」
ドアが開き入って来たのはエロイとクレアさん…そして誰?この婆さん?
「失礼するよ、お主がアスラかい?」
「はぁ そうだけど…」
「アスラ殿、此方の方は先先代の女帝を務めておられたアルバータ様です」
「はぁ その先先代の女帝様が俺になんの用かな?」
「お主には今回の騒動、病気の被害を食い止め民達の治療を行った事に感謝と御礼を言いに来たのじゃよ」
「はぁ そうなの?一応報酬は頂くからワザワザ来てくれなくても良かったのに」
先先代ね〜エロイのお婆ちゃんかな?アレ?じゃあ先代は?…コレは聞かない方が良いパターンかな…その話題には触れないでおこう。
「アスラ、今回婆様に来てもらったのは例の件も含めてなのじゃ」
「あぁ乳房の件ね、それでどうなったんだ?先先代様も反対派なのか?」
「ふむ本来なら反対派なのじゃがね、本心は私ゃも、くだらない風習じゃと思っておるのじゃよ」
先先代様の話を聞くと、当時若かりし頃 女帝になる前かな、先先代様は国一番の弓の名手だって!
自分の中では胸が邪魔して弓を扱えない事など無いと思い 母(女帝)に断固拒否したのだけど次代の女帝にそんな我儘など通用しない、示しが付かないと言う事で泣く泣くその風習に従ったようだ。
当時の女帝は特に格式や伝統に厳しく拘りのある人であったようだが民からの支持も相当高く拒否権などは皆無らしい、当時の先先代様可哀想に。
そして話は、まだまだ続く。その次代の先先代様が胸を削り落とす事が切っ掛けと成り民達により一層その忌まわしき風習が、次の世代まで延々と受け継がれる事になったようだ。
先先代様も せめてもの抵抗で自分の娘には弓を握らせない事しか出来なかったようだが…
「妾も婆様からその話を聞いてビックリしたのじゃ、そんな事が有ったとは露知らず…今思えば先代が弓を一切扱わせなかったのは、婆様の事を思い妾にも弓を握らせなったのかのぉ…」
「孫から話は聞いた。お主!削り落とした胸を再生出来るのか?」
「あー元々無いモノは無理だけど、古傷なら治せると思うぜ?まぁやって見ないと判らないけどな」
「では、私ゃで試して見れば良い」
そう言って先先代様は上着を脱ぎだした!
「ちょ!行き成り何 脱ぎだしてるんだ!」
「おや?お主は こんなババアのカラダにも反応するのじゃな。嬉しいね〜フォッフォ」
「ちょ!そう言う冗談は要らないって!」
ババアのカラダが目に焼き付くのはゴメンだ!目を瞑ろう!意識したら透視で見えてしまう、ここは平常心で!
「先先代様、俺の手の平に自分の手を乗せてくれるか?」
「こうか?なんじゃお主、目を閉じりおって!」
「いや、そう言うのいいからさ集中出来なくなるって!…じゃあ始めるぞ。”癒しの女神様この者を癒したまえ!”」
ついでにサイコセラピーもしとこう。
「無無!コレは!」
「婆様!胸が胸が!」
ほう 間近で見ると凄いのぉ
「アルバータ様!胸が再生してきていますよ!」
これです!この力なのです!アスラ殿がこの国に留まれないのなら、その力を持った子供が居れば、例え子供に力が無くともアスラ殿の事、子供の様子を見にこの国へ訪れる筈、その都度子種を残されて貰えれば…
私ゃは自分の胸が無くなった事により、それからの日々女帝に成っても我が子を授かっても、感動というモノが欠落していたのじゃ……。
確かに我が子を授かった事は嬉しく思うたのじゃが…子に乳を与える時、喜びより落胆の方が強く出ていた……。
然し今はどうじゃ!あの胸を無くした日以来の感動が!ババアとなり今更胸がと思うのじゃが目から涙が溢れて来よる…この心地良い温もりは何じゃ?心まで癒されるこの温もりは?
この者は一体?神の化身なのかの…
「先先代様、元に戻っただろ?」
「ああ、確かに戻ったの」ニコニコ
「婆様、これで妾の言った事 信じて貰えたかのぉ?他の者への説得も お願いできたら嬉しいのじゃがのぅ」
「ふむ、お主の考え 他の者に確と伝え説得してみせよぉぞ!この戻った胸を見せれば皆納得してくれる筈じゃわい」
「婆様!宜しく頼むぇ!」
先先代様は古い世代の説得に行くと部屋を退出しエロイとクレアさんは何故か残っている、他にも用があるのかな?
「アスラ、婆様の胸を戻してくれて感謝するぇ」
「私からも、ありがとうございます」
「あー、全然問題無い」
しかし あの歳に成っても失った胸が戻って来たのは嬉しいんだな、先先代様涙浮かべてたし。
「妾は初めてじゃ!婆様があんな笑顔を見せるのは…」
「私も初めて見ましたよ」
「そうなんだ」
「アスラのお陰で古い風習も一つ消えそうじゃ本当に感謝するぇ」
「まぁそれは、先先代様とエロイナの今後の説得次第じゃないか?俺はただ治すだけだから」
エロイの言い方だと、忌まわしき風習はまだありそうだね。
「そうじゃのぉ…」
この者、簡単に”ただ治すだけ”と言いよる…その簡単な事が普通の者には出来ないと言うのにのぉ それを出し惜しみ無く…
「アスラ殿、私から一つ伺っても良いですか?」
「何かなクレアさん?」
「アスラ殿さえ良ければ、この国で子種を残す、いえ提供して頂けないでしょうか?」
「ク、クレア!行き成り何を聞いておる!」アセアセ
「エロイーナ様は黙っていて下さい!」
「!」ぅぅ
「アスラ殿!駄目でしょうか?」
「そりゃ、駄目でしょう!」
セシリア、この事は話してないのかよ。
「何故ですか!?普通の男なら女を抱けると言うだけで喜びますよ?別にその後の責任を取れとは言っていません!是非アスラ殿の子種を提供して下さい」ペコ
「セシリアから事情は聞いてない?」
「いえ全く!」
「アスラ!其方もしや、男色家なのかぇ?そうかそれで我らアマゾネスを前にして平然なのじゃな。そうか、そうか」
ウンウン それならば仕方ない。
「コラ!何勝手に納得して頷いているんだ!俺は男色家じゃ無い!ノーマルだ!至って普通の男子だ!」
「では何故、駄目なのか理由だけでも、お聞かせ下さいアスラ殿!」
「さっきも言った通り俺は男色家でも無いし不能でも無い、女の子は大好きだしエロイやクレアさん見たいに綺麗な女性が近くに居るだけでもドキドキする」
「其方!急に何を言い出すのじゃ!」
「え、あ、え、アスラ殿!それでは何故に?」
急に綺麗だと言われたら此方がドキドキするじゃないですか!
「だから俺もアマゾネスの仕来りやら風習が無ければ、子種を…性行為をするのは抵抗無い!」
寧ろお願いしたいくらいだ!
「仕来りや風習?」
「アスラの言うアマゾネスの仕来りや風習とは一体何なのじゃ?」
「子供だ!女の子ならまだいい!男の子が出来たら お前達はどうする?」
「それは奴隷として…」ハッ!
「そう言う事だ、諦めてくれ。お前達アマゾネスは幼い頃より教育されているから問題無いようだが俺には大問題だ!」
「そうですか、解りました…」
これくらいの障壁で諦めませんよ!
「アスラ、済まなかったのぉ 妾達は退出するから、後はゆるりと寛いでくれ」
二人が部屋から立ち去った後、ベッドに寝そべり天井を見上げ考える…あ〜この世界に避妊具さえ有れば気兼ね無く出来るのにと…




