冒険者ギルド
王都ヴァルトリア王国へ無事入国を果たしたアスラ、各自各々やるべき事に散りだす。
「アスラさん、では私はこれで失礼します何かあったら私の商会まで訪ねて下さいね力になりますので」
アルンさんは一旦箱馬車を返してから自分の店にかえるらしい。箱馬車借り物かよ!
「じゃワシは私用を済ませてから荷馬車をアルンの店まで届けてやるわい 坊主色々世話になったな」
アルンさんとヨハン爺さんとは、ここで お別れか
「俺達は冒険者ギルドへ依頼報告だな アスラさんも登録行くんだろ?案内するぜ!」
是非とも お願いします冒険者ギルドか少し興奮して来た。
「アルンさんヨハンさん王都まで、ありがとうございました」ペコ
「気にするでない。世話になったのはワシらじゃ」
「そうですよアスラさん、ではまた」
「アルンさん爺さんまたな!じゃ俺達も移動するか!」
◇ ◇ ◇
ギルドまでの移動中王都だけあって人以外の他種族も普通に街道を歩いてる姿が見える。
街並みは中世ヨーロッパ風なのかな?異世界に来た!と言う実感が湧いてきた。
街道を歩きながらジークさん達にもアルンさんヨハンさんに話た事を伝えた、これ以上嘘をついたら いつボロがでるかわからないので、もちろん異世界人とは言っていない。
「なるほど、そう言う事か!正直話してくれてありがとうな」
「そうだぜ気にする事ないぜ!」
「そりゃ小さい島国じゃ外の世界を見てみたいって言うの分かるしない」
「「ウンウン」」
ジークさんガガールさんルイスさん双子ありがとう。
「世界を冒険かぁー!俺達も絶対行こうぜ!」
「「「「オオォ!」」」」
みんな仲いいな
「あの さっきも言ったんですが報酬を分配しなくて いいんですか?」
「あーいいぜ気にしないでくれ!今回の依頼達成と盗賊の件で俺達全員Cランク達成間違いないしな!」
「そうそう本来なら護衛任務はCランク以上だが今回はヨハン爺さんが着いて来てくれたから受けれたもんな」
「Cランクになれば これまで受けれなかった依頼も受けれるようになるしな」
ほ〜なるほど
「それと俺の事さん付けで呼ばなくてもいいですよ皆さん俺より年上なので」
「ん?分かったぜアスラその代りアスラも俺達にもさん付けも敬語も無しな」
「そうだぜ実力的に俺達と同等、イヤそれ以上だしな」
「「「ウンウン」」」
いきなりタメ口って ハードルたけぇ
「うん わかりま・いや分かったぜ」
◇ ◇ ◇
「あそこがヴァルトリア王国王都支部冒険者ギルドだ!」
おぉ 王都だけあって結構でかい!三階建だし。中も広そうだな、盾の前に剣と杖がクロスした看板が冒険者ギルドかぁ
「突っ立ってても なんだし中入ろうぜ!」
扉を開け中に入ると、なんとまぁ漫画やゲームと一緒の光景じゃないの!
ジークさん達と一緒なのもあって お約束は、なかった。
丁度昼時なので そんなに混みあってもいない。厳ついのから、ええ!こんな娘まで冒険者?って思う可愛らしい子までいる。獣人も結構いてるね
「俺達は、こっちで報告するからアスラは、あの獣人の娘のとこで登録しててくれ」
「了解!」
ぉ この娘ケモミミじゃないの!おっと登録!
「あの すみません」
「はい!今日どういったご用件で?」
「登録お願いします」
「それでしたら、こちらの用紙に名前・年齢・種族、その他は記入できる範囲で結構です」
「わかりました」
ケモミミ受付嬢に言われた通り記入してて、ふと気付く事が!この世界に来て言葉も普通に通じるし文字も普通に読み書きできる!異世界人は言葉も文字も自動変換出来るのか?
っま、イイか通じるから。
「書けました、これでいいですか?」
「はい結構です。登録料として小銀貨1枚になります。後こちらのカードと、登録用紙のこの部分に血を一滴垂らして下さい」
登録料を渡したら針を渡されました!
カードと用紙に血を一滴!
「はい、登録完了です。Gランクからのスタートになります。こちらが貴方のギルドカードになりますので大切に保管して下さい。もし無くされた場合は再発行出来ますが、その時の手数料が小銀貨2枚となります」
ほ〜倍にあがるんだ
「ありがとうございます」
「この後ご説明の方は、どうされますか?」
「出来たら簡単に、お願いできますか?」
「わかりました、では――」
ケモミミ受付嬢ミーケ(名前聞きました!)
の説明によれば、こんな感じです。
☆冒険者ギルドは国境を超えた団体(組織
☆ランクG→F→E→D→C→B→A→S→SS
因みに賢者ヨハンさんSらしい
☆受けられる依頼は自分のランクと同じランクのみ。パーティー3人以上だと一つ上の依頼も受けられる。が、受けれない依頼もあるとか
☆依頼での怪我・死亡に関しては本人の自己責任。
☆冒険者同士の死闘は御法度。但しギルドに立会いを申す場合は別。
☆依頼失敗は、自己責任。違約金の支払いが発生する。
☆滞在先が危険に晒された時には招集命令が下る。但し正当な理由(怪我・病気)がある場合は別。
☆犯罪行為はギルド強制除名処分。
「以上が簡単な説明になります」
これで簡単かよ!
「ありがとうございます」
「あ!一つ忘れてました。飛び級は受けられますか?」
「飛び級?」