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ダンジョン〜宝箱発見!

 五階層のボスを倒した俺達だったが、余りにも苦戦しすぎたので一旦四階層のセーフエリアを拠点にし、毎日一階層から四階層を往復し その日最後の締めを五階層のボスと闘った。

 まぁ初戦のキング戦は出し惜しみ無く能力使っても良かったんだが、それじゃヴォルフの成長にもなら無いし俺もいつ能力が効か無い相手に遭遇するか分からないしな…


 それからは只管一週間程俺とヴォルフのレベ上げを続けて行き、6日目、7日目あたりでは五階層のボスを俺もヴォルフも単独で倒せる位まで成長した。

 このダンジョン内のモンスターが出現する条件が2種類存在する。時間にしておよそ1時間〜2時間で出現するパターンと今いる階層から離れ また戻って来れば出現するパターンの2種類の仕組みがある。

 ただボスに関しては一日経たないとリセットしないみたいだ。

 初回のボス戦後諦めたオークキングも今では食材として持ち帰る事が出来るようになりヴォルフと毎日食べている。これがまた普通のオークより、更に高級な豚肉だこと!

「ウォンウォン」ご主人様この肉おいし〜毎日食べたいよ〜

 ヴォルフはオークキングの豚肉が凄く気に入ってるみたい、俺もだけど。少し持ち帰ってマスターとルチハに調理お願いしてみよう。


 ヴォルフも連日の戦闘でレベルも今じゃレベル24まで上がっているし、カラダの方も徐々に成長している、年齢的には子供だと思うんだけど今の体長は1mほどある、どこまで大きくなるんだ?白狼の成人?成狼?の大きさがどれ位あるのか分からないしな、でもヴォルフの成長を見るのは嬉しくて楽しい。

 因みにオークキングのレベルは20前後でスキル持ちだった。スキルは『咆哮』多分自分のレベルより格下なら金縛り状態にし動きを阻害するスキルだと思う。だって俺にはただうるさいだけの叫びだから。

 途中のキング戦から余りにも煩いから耳栓してたからな、ブヒブヒしか言わないし。

 お待ちかねのオークキングを解体する時少し期待したけど魔石は出なかった、ガックシ!まぁそのうち魔石持ちのモンスターが現れるでしょう。現れるのか?

 さてそろそろ次のエリア六階層へ行くかな。


「ヴォルフ、次の階層へ下りるぞ」

「ウォン」ウン

 下りるとは言ったもののよくよく考えてたら通路も無ければ階段も無い、何か条件を満たしてないのか?

「ウォンウォン!」ご主人様ご主人様!

「どうしたヴォルフ?」

「ウォンウォン」ココあやしい

「ん?」

 ヴォルフが箱の周りをクルクル回りながら鳴いている…これっていつもオークキングが腰掛けてる箱…箱か!

 箱を壊してみれば宝箱が出てきた…見落としてたな、しかし迂闊に開けて罠でもあったら嫌だな…「離れて念動で開けてみるか」


 ヴォルフと一緒に宝箱から距離を取り

「ヴォルフ今から開けるけど罠があるかもしれないから注意してな」

「ウォン」分かった

 念動で宝箱を開ける ”パカッ” 開いた…

 何も起こらないので宝箱を覗いてみると…なにやら薄汚れたカバンが入っている…

「なんだこの汚いカバンは?」

 カバンの中にお宝でも入っているのか?怪しいのでカバンの中を透視して見ても何も入っていなさそう、開けてみるか。”パカ”

 カバンを開けてみれば何と!中に空間がある。ざっくり2平米(2m×1m)程ある空間、そう「マジックバックだ!」

 やったぜ!マジックバックゲット!ルチハかシャンにあげよう。


 ガコンッ!

「なんだ!」

 壁が崩れて通路が出てきた…成る程な、ボスを倒した後に宝箱を開いて それがSW(スイッチ)となり通路が出てくる仕組みか。


 現れた通路を進むと階段が出てきたので迷うこと無く六階層へと下り見てみると、今までと変わらず洞窟内の道……

「まぁ進むしかないよ〜」

 モンスターが出て来ても大丈夫なように慎重に道なりに進んでいけば不自然に部屋の様な空間がある。覗いて見て、明らかに怪しい宝箱が部屋の中に置いてある…。


「罠じゃないの?」絶対罠だよな

「ウォン」ご主人の入らないの?

「ヴォルフ、あれは罠だ。絶対入ってはダメだぞ分かったか?」

「ウォン」ウン分かった。

 念動で開けてみるか ”パカッ!”ビュン!

「え!」グサッ!

 ・アスラが念動で宝箱を開けた瞬間、一本の矢がアスラの顔の横をすり抜け壁に矢が刺さった。



「マジか!」一瞬ビビった…

「ウォン」ご主人様大丈夫?

 今の立ち位置悪かったら刺さってたよな…

 ヤベー!もっと慎重になろう、矢で死ぬとかマジ勘弁だわ!

 部屋の中入るの嫌だな、念動で宝箱をここまで運べるかな?やってみよう。

 サイコキネシス(念動)を使い宝箱を浮遊させ自分の足元まで運んだ。中を見れば

「なんだこれ」

 普通にナイフだよな?ハズレかな?呪いのアイテムとかじゃないよな?

 一見唯のナイフを手にしてみるが何も起きない、普通にナイフだ。バック行き確定!


「ヴォルフ行くぞ!」

「ウォン」ウン

 部屋には入らず先を急ぐことにし、道なりに進んでいけば初めの部屋のような空間が進めば進むほど、かなりの数があった。部屋には入らず片っ端に宝箱を開け念動で運びを繰り返せばアイテムだらけになました。


 ☆唯のナイフ3本

 ☆唯のショートソード1本

 ☆錆びたロングソード1本

 ☆唯のロングソード2本

 ☆唯の斧1本

 ☆皮の靴(新品)3足

 ☆皮のズボン(新品)1本

 ☆皮のベスト1着

 ☆古びたローブ1着

 ☆回復薬(多分)3本

 ☆魔力回復薬(多分)2本

 ☆何か分からない鉱石1個

 以上が手に入った…全て、何らかの罠付きで、嬉しいような嬉しくないような…そして道の突き当りが最後の部屋。

 最後の部屋にも、今まで開いた宝箱より豪華な宝箱が置いてある…怪しすぎる。

 部屋に入らず念動で開ける!!!

「はい開かない!」

 お約束通りアレは宝箱じゃ無いな、宝箱のモンスターと言えば『ミミック』!


「ヴォルフ、あの宝箱は宝箱じゃないから襲って来たら即攻撃しても構わないからな」

「ウォン!」ウン敵だね

 さてと遠距離から攻撃してみるか。

 まず宝箱に(パイロキネシス!)ボァッ!

 ガタガタ…ガタガタ…

 宝箱の奴ガタガタ震えてるクク

 次に(エアロキネシスでカマイタチ)ビシュン

 バシッバシッ!ガタガタ…ガタガタ

 クク少し宝箱に切り傷が出来た

 次はアクアで水分を掻き集めてクリオで氷の矢を作り宝箱へ飛ばす!シュンシュンシュン

 ガンッ!ガンッ!ガンッ!

 プルプル…プルプル…

 お、宝箱の奴今度はプルプル震えてるクク


 さ〜てと本格的に攻撃行くか。

 スタスタスタ

 ・ゆっくり宝箱に近づくアスラは宝箱の目の前に立つ。


「おい!お前宝箱じゃ無いだろ」

「………」

 コンコンッ!

 ・鉄のトンファーで宝箱を叩くアスラ。

 ガンッガンッガンッ!

 プルプル……「グキャアァアアア」ガバッ!

 ・アスラの執拗な攻撃に耐えかねたミミックが大口開けアスラに噛み付こうと襲い掛かった!

(ヴォルトキネシス!)バリバリバリバリッ!

「ギャアガガガガガガガガガガガガ…」

 ・待ち構えていたアスラのヴォルトキネシスで、呆気なく感電死したミミック哀れ。


「はい、終了!ヴォルフ終わったぞ」

「ウォンウォン」ご主人様すご〜い

 コイツのステータス覗いたら、しっかり『ミミック』って出てたぞ宝箱くん!

 ミミックの死体?宝箱の中を覗けば、あらまホントにお宝発見!色々キレイな宝石が一杯入ってる、指輪やネックレスまである、でも残念な事に俺って宝石の知識が全く無いんだな。興味も無いし。

 取り敢えずバックにしまって帰ってから鑑定してもらおう。お姫様やルチハにプレゼントもいいかもね。


 カチッ ガコンッ!

「!」お、壁が開いた。


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