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まさかのダンジョン

 三階層で30分程休憩したがモンスターは出現する気配が無い。出現するまで待ってても仕方ないので予定通り次の階層へ進む。

 階段を下り人が横並びに5人位歩けそうな通路を進んで行くと、ヴォルフが急に「ウ〜」っと唸ってる。敵が近い見たいだ!気配察知が早くてイイね。

 通路の先が少し曲がり角になっているので、ソ〜っと その先を覗いて見れば、いるいるオークがいるじゃん!何匹居るのか数えてみたら8匹?8体?どっちでもいいや。


 小声で「ヴォルフ、この曲った先にオークが8体いるから半分ずつな、奴らの武器(こんぼう)に気おつけて攻撃な、じゃ行くぞ」

「ゥォン」ウン 任せて


 オークが俺達の存在に気付いていないのでヴォルフと同時に奇襲を掛けた!


 ブヒ?ブヒブヒ?ブヒィ!ブヒ?

 ウォオオオオオオオォン!ザシュッ!バシュッ!ガシュッ!ドシュッ!

・オークに気付かれる前に駆け出し風の牙でオーク4体を瞬殺するヴォルフ!


 ヴォルフも闘い慣れてきたのかドンドン強くなっていくな、俺も負けてられないな!

「「「「ブヒィイイイイイイイ!」」」」

(ヴォルトキネシス!!!)特大だ!

 バリバリバリバリバリバリ!!!

「「「「ブギギギィ…」」」」


 はい一撃で終了!以前オークと闘った時より楽勝だ、多分レベルが上がってるせいだろうな、ヴォルフの方も一瞬で蹂躙してるし。

 このダンジョンのオークって解体できるのかな?1時間程休憩する予定だから解体して見ようか。


 ガコンッ!

「え!何だ?」

 振り返り階段手前の音がする方を見れ壁が崩れている。慎重に進み覗いて見れば何もない部屋みたいな空間がある。

「これってセーフエリアかな?」

 中に入り部屋を確認したけど罠らしいモノが無い。恐らくセーフエリアだろう、取り敢えずオークを三体ほど部屋に運び解体開始!

 流石にオークを解体はグロいな…食べれそうな部位だけ部屋に残し後はヴォルフに頼んで部屋の外に運んでもらおう、バラバラ死体だから運びやすいだろう…しかしグロい。


「ヴォルフ今日のダンジョン攻略はここで終了しようか、夕飯の準備するな」

「ウォン!」ウン!

 今日はこの部屋みたいな空間で休んで、ホントにこの空間がセーフエリアなのか確認だな、次の日オークが出現しても余裕で倒せるでしょう!さあメシメシ


 オークの肉をぶ厚く切りバックの中から王都で購入したフライパンを取り出し、フライパンが温まってからオークの油をフライパンになじませ厚切り肉を焼く!両面程良く焼けたら塩胡椒をパラパラ〜はい、オークの豚テキ完成!オークは食べれるみたいだけど、美味いのかこれ?まずは一口パクリ!


「!、うまーい!オークうまいじゃん」

 なんだこの豚肉うますぎだろ!

「ウォンウォン」ボクもそれ食べた〜い

「あ、すまんすまん、ヴォルフも焼いた肉食べてみるか?」

「ウォン!」ウンウン!

「そんなに尻尾振りすぎたら千切れるぞ」

 ホイ食べてみ。

「ウォン」ガツガツ〜うまーい!ご主人様コレうまーい!おかわりー

「ハハそんなに美味いか、よし待ってろすぐに焼いてやるから」

 その後ヴォルフと2人?でオークの豚テキを堪能した。俺で普通に焼くだけで、こんなに美味いならマスターとかルチハなら もっと美味い料理になるんだろうな。


 さてと肉ばっかりじゃ飽きるからバックの中に(ゴソゴソ)あった!マナの森で食べれそうな果物とかゲットしてて良かった。

 形はリンゴだけどオレンジ色なんだな、最初みかんのような物かと思ったらリンゴのような物でした、食べてみるか。

 パクリ、ムシャムシャ「ん〜リンゴだ」

 しかもうまい!異世界食材恐るべし。

「ウォンウォン」ボクもボクも

「ヴォルフも食べたいのか?」ホイ

「ウォン」ワーイ ガツガツ

 狼って雑食なのか?やっぱコイツ犬じゃないのか?あやしい。


 う〜満腹!食後のデザートも食べたし部屋の外をチラリ、倒したオークとバラバラ死体は消えてる。

 そして1時間程経過してるけどモンスターは出現していない、半日か1日かかるのかな?

 まぁいいや、さてと寝る前にアレをやって見よう。丁度ヴォルフも疲れと満腹でスヤスヤ寝ちゃってるし。

 ヴォルフをジッと見て…あ、眼帯もういらないや外しておこう。

 もう一度ヴォルフをジッと見て、相手の思考を情報を問いかけるように、それを数字化しステータスを見るようテレパシーで念じる念じる念じるムムム


【名前】 *ヴォルフ

【年齢】 *3ヶ月

【種族】 *白狼

【レベル】*19

【体力】 *380

【魔力】 *544

【俊敏性】*598

【スキル】*風魔法・身体強化

【称号】 *ーー

【加護】 *ーー


 み、見えた!これをスムーズに見れるよう毎日練習だな、でも情報を覗き見るようで考えもんだな…まぁヴォルフだからいいか。

 ん?白狼って、狼じゃん…しかも年齢3ヶ月って、しかし3ヶ月でこの大きさデカくない?魔獣だからかな?後はスキルに風魔法あるし…魔獣は詠唱無しで魔法使えるんだね、俊敏性まで見える598…速さの基準が分からん、ヴォルフを基準にしよう。

 ヴォルフには悪いがステータスを見る練習台になってもらおう、スムーズに見れるようなればモンスターや敵対する者の情報が手に入るしな。

 さて俺も寝るか、ここにセーフエリアがあるという事は次の階層はボスかな?

 まぁいいや、寝よう おやすみ〜。





 ◇ ◇ ◇


「ふぁ〜よく寝た、ヴォルフおはよう」

「ウォン」お腹すいた〜

「腹減ったのか?」

「ウォン」ウン

「育ち盛りなのか、燃費が悪いのか、どっちだ?どっちもか!」

 ヴォルフにモグラ肉でもいいか確認したら、全然構わないようなのでバックから取り出して、生肉のまま あげたら喜んでガツガツ食べてくれた。俺は少しだけモグラ肉を炒めた物とオレンジ色のリンゴを食べた。

 朝からガッツリ食べれません!……ヴォルフをよく見れば…

「あれ?お前成長してない?」

「ウォン?」エ?

 また少し大きくなったような気がする、これも異世界の生き物だから?まぁいいか。


「さー腹もふくれたし出発しようか」

「ウォン」ウン

 そろりと部屋の外を覗いたがモンスターは出現していない。

 セーフエリアがある場所は復活しないのかな?考えても仕方ないので次の階層へと向かう事にした。

 階段を下り5階層へと到着すれば目の前に今まで無かった物、そう扉がある。


「扉か…」

 扉があるという事は間違いなくボス部屋だよな…ここが最終のボスなのか、それとも更に階層が続くのか…

「ヴォルフ、この扉を開けると凄く強い敵がいるかもしれない。言ってる事分かるか?」

「ウォン」ウン分かる

「だから焦って突っ込まないよう、離れて敵の様子を伺いながら隙が出たら攻撃、それを繰り返すように分かったか?」

「ウォン!」ご主人様分かった!


 さてと恐らくボスはオークキングとその取り巻き辺りだろう多分…俺も素手じゃなく武器を持った方が良いな、俺の作ったなんちゃってトンファーにしよう。

「行くぞヴォルフ」

「ウォン」ウン


 扉に手を当てゆっくり押しながら開ける。

 辺りを見ればかなり広い部屋いや空間だな…

 敵は一体、かなり奥の方に余裕なのか箱のような物に座ってこちらを見ている。

 今まで見たオークと雰囲気が違うキングで間違いないだろう、武器は丸太?丸太抱えてる…あの丸太をなんとかしないとな。

「ヴォルフ行くぞ!」ダッ

「ウォン!」タタッ

・オークキングへ猛然と駆け出すアスラとヴォルフ!

 ブヒィイイイイイイイイイイイイイイイッ!

・待ち構えるよう咆哮をあげるキング!

「なに!」ビビビビビビビビビ

「ギャン」ビビビビビビビビビ

「咆哮か!ヴォルフは?」

 固まってる!動きを阻害するのか!

 ブヒィ!ダダダダダッ

 ヤバイ動きの止まったヴォルフに!

「ヒン」うごけな・い

 クソ!瞬間移動(テレポ)シュン

 すかさずヴォルフを抱え瞬間移動(テレポ)!シュン 移動した先へヴォルフを離しキングへダッシュ!


「うおおおおおおおおおおおお!」

 キングが丸太を大振り!そこへ(パイロキネシス!)ボァアアア燃えろ!

 燃え上がる丸太を離した腕へトンファー!

 ガキィ!「くっ」硬い!

「ブヒィ!」ブンッ (ヤバ!)ドガッ

「グハッ」くっ距離をとって

・トンファーでガラ空きになった腕を狙ったアスラだったが、思った以上にキングの身体は硬く逆に隙が出たアスラへキングのボディブローが決まる!


「ブヒブヒブヒブヒ」

「ブヒブヒうるさいって」

「ブヒィイ!」ダダダッ

 足元目掛けトンファーを投げるシャン

 ・勝機と見たキングがアスラへ駆け出すがこの時を待ってましたとトンファーをブーメランのようにキングの足元へ投げる!クルクルと回転しながらキングの脛にヒットし転倒するキング!

ズザザッ!

 転んだキングに馬乗り!マウント取った!

 もう一本のトンファーと拳でキングの顔面を

 バギィボコッドガッドガッドガッバギィ!

「プキィィィィ!」フルボッコじゃー!

「ヴォルフ!」

「ウォオオオオ!」クソーさっきはよくも!

 足が隙だらけ!食い千切る!ガブガブッ

「ブヒィイイイイイイイイイイイイイ!」

 ガシッ「うぁしまっ」

 クッこの体制からベアハッグを!


 ・ベアハッグとは、レスリング・プロレス・総合格闘技など格闘技で使用される締め技、テイクダウン技の一種である。


「ブヒィ!」

 ギギギギギギィ

・ベアハッグが決まりアスラの肋骨(アバラ)が悲鳴を上げる!

「グハッ」ヤバイィィ!

「ウォオオ」ガブガブ 離せ離せご主人様を離せ!ガブガブッ!


「クッ」気が薄れ…クソ!(アクアキネシス!)死ねェエエエエエエエ!

・アスラの苦し紛れのアクアでキングから身体の水分を奪っていく!

 シュュュュュュュュュュュュュウゥ〜ッ

「ウォン!」エ!コイツ萎んじゃった。

「ハァハァハァ」

 アクアキネシスで体内の水分、全て蒸発させてやったぜ!

「ウォンウォン」ご主人様大丈夫?

「ハァハァ ヴォルフ怪我は無いか?ハァハァマジ死ぬかと思ったハァハァ」

「クゥ〜〜ン」ゴメンよボクがもっと強かったら…

「ヴォルフ、何をしょげてんだ?俺達勝ったんだぞ、胸を張れ」

「ウォン」ウン

 ハァー肋骨何本かいってる…(ヒーリング)これでよしと、キングのヤツ断末魔の悲鳴すらあげずに死んだな、アクア強烈すぎたか。

 しかし水分とんだコイツ食べれそうにないなぁ〜ほぼミイラ状だし。


 さて、コレは考えてもんだな…ボスを倒しても何も起きないと言う事はオークキングは唯の階層主だ。

 オークキングでこれだけ強いんじゃ このまま進んでも全滅するな…4階層のセーフエリアを暫く拠点にしてレベ上げするか。

 そうと決まれば戻ろう!


「ヴォルフ!一旦上の階層に戻るぞ」

「ウォン」ワーご主人様待ってー


 さぁー戻って出直すか!疲れた〜

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