アンケート調査
バールドと王様の髪の毛も伸びだしたので治療終了となり、一時帰国ヴァルトリアへ帰る事にした。母国じゃないけど……
一応この国に個人的に来る機会も考慮して王都から出て人気が無い所まで行きマーキングをし、お城へ戻りフェスが開催される前日まで帰国する事を王様とバールドに告げた。
「ねーねーアスラ帰っちゃうのー?」
「はい、ルナ姫様。一時帰国します、ですがフェスの前日にまた戻って来ますので それまでは、お別れですね」
「えーアスラ帰らないでーずーっとここにいてー」
「ルナや、余りアスラ殿を困らせるものではないぞ」
「そうですよルナ、アスラ殿にも都合と言うものがあるのですから、王女たる者が自分の都合で我が儘を言うものではありません。分かりましたかルナ?」
「はい、分かりました。お父様、お母様」
「アスラ!ヴァルトリアへ帰ったらエリーゼ姫に例の件しっかり伝えて欲しい」
「了解!バールド王子」
「ではアスラ殿、次にこの国に来る時はフェスを楽しんでくれ。ヴァルトリアには既にアスラ殿が帰られる事は伝えてある転移魔方陣はヘンリーに任せているので心配無い」
「王様ありがとう、じゃあまたフェスの前日にやって来るから!」
皆んなに別れの挨拶もすませ、ヘンリーさんに転移の呪文を唱えてもらい、(これ時空魔法だよな?)ヴァルトリアへ一時帰国!シュンッ
◇ ◇ ◇
ヴァルトリア王国
ヴァルトリアに到着!目の前を見れば人影が……
「小僧ようやく帰って来たか、ご苦労じゃったな 着く早々悪んじゃが陛下がお待ちかねじゃ」
「あ〜心得てるぜ。報告するのは、いいんだが男性陣だけって手配できるか?」
「男性陣だけ?……ん〜まぁ掛け合ってみよう」
取り敢えず報告に当たり男性陣だけと希望し王様の元へ向かった。
行った先ではヨハン爺さんの手早い手配で男性陣だけだった、今回集まったのは、王様、王子、宰相、近衞隊長、ヨハン爺、俺のメンバーだ!
前回のメンバーに宰相さんが増えた、宰相さんにも俺が異世界人と言う事は伝えてあるみたい。
それ以外の者には今後何があるか分からないので今のところは控えてるって。
「アスラ殿、ご苦労であった。してどの様な状況なのだ?」
「ん〜取り敢えず治療は終わった」
「やはり、どこかお身体が悪かったのか?」
「アスラ君、彼はバールド王子はもう大丈夫なんだな?」
「あぁ バールド王子も王様も大丈夫だ」
「「「「「ハァ王様?」」」」」
「ア、アスラ殿!王様とは?」バッ
宰相さん顔近いって
「あー 王様もついでに治してきたってことさ!」
「小僧、話が全く見えんぞ もう少し分かりやすく話してくれ」
「ん〜アレだ、ただのハゲ治療だ!」
「「「「「ハゲ治療?!」」」」」
「アスラ殿、ハゲ治療とはアレか、髪の毛が薄くなるアレだな?」
「そのアレだ、ただのハゲだ!王様も知ってるだろ、ゲーハー国の王家が代々ハゲなのは?」
男性に限るみたいだけど
「あ、あー 存じておる。まさかとは思うがバールド王子が自室で籠っていた原因は、ハゲ!?」
「そうさハゲが原因だ!だけど10代で髪の毛薄くなったら そりゃ落ち込んで引き籠りたくなるもんさ!」
「な、成る程な その辛さは余には理解し難いが薄くなれば理解できるか……」チラ
「そうですね〜私もバールドとは、同じ歳なので薄くなれば落ち込みますね」チラ
ディーン王子もバールドと同い年なのか
「そうですな私も歳のせいか、最近少々薄くなってきましたが10代で薄くなるのは、そうとう辛いでしょうな……」チラ
「ですね……」チラ
「さっきからワシの頭をチラチラ見て!ワシは、全然平気ですじゃ」
お〜ヨハン爺さんはハゲに抵抗ないんだ、治療せずにすみそう。
「アスラ殿、報告しかと受けた。これは女性陣にはいい難い事だな……特にエリーゼには」
「まぁその辺は俺が上手く伝えるさ!王妃様には王様が伝えてくれよ、ちゃんと伝えてないと後が怖そうだからな」
「うむ、王妃には余がしっかり報告しよう。ところでアスラ殿、今回の報酬なんだが何か欲しいモノでもあるか?」
「そうだな〜地図、出来たらこの大陸の世界地図が欲しい!」
「アスラ殿は世界地図が望みなのか?」
「小僧地図を手にして、また旅にでも出るのか?」
「まぁ あって損はないしな、いずれ出る」
「大雑把な物でしか渡せぬが、それでも構わぬか?」
「あー 無いよりマシだしな、それでいい。どうせ精巧な地図は軍事機密なんだろ?」ニヤ
「アスラ殿は理解が速くていい。そのとおりだ、アスラ殿に限っては無いと思うが他国に渡ればな……」
「大雑把でも地図さえ頂けるなら全然オーケーさ!」
「しかし陛下、地図だけとは少々報酬が少なくすぎませんか?」
「そうだな宰相の言う事も一理あるな、ハゲ治療などハイそうですかと、おいそれに出来るものではないからな、アスラ殿他に欲しいモノはあるか?」
「じゃあ報酬として、お願い事を聞いてくれるか?無理なら俺は諦めるから」
「余で叶えれる願いなら聞こうではないか」
「王様じゃないと叶えられない問題だけどな。バールド王子とエリーゼ姫をゲーハー国の屋台フェスでデートさしたいんだ。向こうの王様も知ってる、あの王様はデートするなら こっそり護衛を付けると言ってたな、どうだ無理か?」
「 そう言う事か、うむ分かった承知した!許可しようではないか」
「イイのか?」
「うむ一度口に出した事だ、取り消しはしない」
「じゃあその事も俺からエリーゼ姫に話をするな」
「うむ 任せたぞ」
話は終わり侍女に連れられてエリーゼ姫の元へバールドの事を話しに向かった。エリーゼ姫のとこへ行ったら お姫様と二人で今日の学園での事を話しながら お茶してた。
「アスラ君それで彼は大丈夫なの?」
「あー もう何も心配することはない!」
「それで何が原因で部屋からでなかったの?どこかお身体の具合が悪かったの?」
「ん〜あれだ、身体は至って健康だったな、部屋へ引き籠ってたのは少し悩み事があったんだ!」
うん、嘘は言ってない。
「悩み事?それは何?」
「それは姉ちゃんと二人でゲーハー国で行われる屋台フェスでデート出来るかどうか悩んでたみたいだぞ」
「え!デート!……でも お父様がそんな事お許しになる訳が……」ショボン
「そのデートの件は解決してるぞ、ゲーハー国の王様と姉ちゃんの親父からは、了解得て来たから」
「ほ、ホントに!」パー
「エリーゼお姉様良かったですね」ニコ
いいな〜私もアスラさまと……
「あー ちゃんと伝えたからな後は、お前らの問題だから俺には関係ないからな」
「ユーリアもこの際だからアスラ君と屋台フェスでデートしたらいいのよ〜」
「ぇ お、お姉様!わ、私は……ボソ」カー
「なに言ってんだ、姉ちゃんは!お姫様困ってるじゃないか、お姫様も好きになった相手と行きたいだろうし、まして俺なんか相手する訳ないだろう 俺は屋台フェスで屋台出すからいそがしいんだ!最終日にな」
「ハァ〜そうなの」
このバカ鈍感なの?それとも気付いてないフリしてるの?ユーリアもユーリアよ!もっとガンガンに攻めないと!お母様も応援して下さっているのに〜!
「じゃあ俺かえるわ!またな」タタタ
あービックリした。姉ちゃんなに言い出してんだ!あれ以上あそこいたら赤面してしまうわ!サッサと帰ろう。
「ユーリア!」
「はい、エリーゼお姉様なんでしょう?」
「なんでしょうじゃないわよ!」
「ひ!」
「貴女がアスラ君の事好きだって分かってるんだから!せっかくのチャンスを逃して……」
「あの私はアスラさまのこと……ボソボソ」
「お母様も応援して下さるから心配しないで積極的にアプローチしなさい!次も私からチャンス作ってあげるから、貴女も赤面してないで、もっと攻めなさいよ!分かった?」
「はい……」ショボン
「やすらき亭」へ戻って来た俺は久々にマスターの料理を食べ大満足だ!急に戻って来たからビックリさせたけど。スマンみんな!
ゲーハー城の料理も美味しかったけど、ちょっと堅苦しかったんだよな〜俺って庶民だから。
ゲーハー国の王城での出来事を話し今度屋台フェスに行って屋台を出す事も伝えた。
「ねーアシュラお兄ちゃん、屋台で何を出すの?」
「ふふ〜ん、それはな――」
バックをゴソゴソ
「――コレだ!」じゃ〜ん
「え、この綿は何?」
「ルチハ、シャル、ニーナちゃん、舐めてみ!綿菓子って言うんだ!」どうだ!
「うぁ〜あま〜い!アシュラにぃおいしぃ」
「アシュラお兄ちゃんコレ、フワフワだけど舐めたら直ぐに溶ける。でも甘くておいしい〜」
すご〜く不思議
「お兄ちゃん、コレ甘くておいしいね〜」
ふふふ、やはりこの三人は、お子様だな凄く喜んでる、これでアンケート調査は終了だ!ってバカな事言ってる場合じゃなかった!お姫様に綿菓子あげるの忘れたぁー!
これも 姉ちゃんが余計な事言うからだー!




