爺さんナイス!
…ごめん…さよなら…
… … …
…ぁぁ 夢を見てたのか…でも…あれは…
…一度見た…懐かしい…光景の…ような…
あれ?俺は……そうか背後からおもいっきり頭、ド突かれて気絶したのか……ハハ
しかし何かイイ匂いがする……
しかもイイ感触のマクラ……!ガバッ
「おー 小僧、気が付いたか」
「ここは……?」
「学園の医務室じゃ」
「ぁぁアスラ様、大丈夫ですか?」
「あー 大丈夫だ、ぁ痛!コブ出来てる……」
「あの〜アスラ君ごめんなさい」ペコ
「あー 油断した俺が悪いんだ。気にするな」
ホッ「本当にごめんなさい、そして妹ユーリアの目を治して頂きありがとうございます」ペコ
「その事か既に終わった事だ、気にするな。っと言うか今まで俺、お姫様の膝枕で寝てたのか?」
「ぇ ぁ ハイ!」ポッ
「すまない、王宮のお姫様にそんな事させて……」
とは言ったけど、ある意味ラッキースケベ一歩手前の展開だったんじゃないの?
あー気がつかなかった振りして、もっと堪能すれば良かった!
あーなんてバカな俺、クソ!
「本当じゃぞ、本来なら姫様に触れる事すら恐れ多いのにじゃ……姫様がどうしてもと言われるから……ゴニョゴニョ」
「あーすまない……って、ヨハン爺さんが俺を回復してくれたら良かったんじゃ無いのか?」
まぁそのお陰でお姫様の膝枕……爺さんナイス!
「まぁそうなのじゃがな、小僧が本当にアスラなのか確認したかったのじゃ ほれ、自分で治療出来るじゃろ?」
「ったく、本人だって」ヒール
うし、コブも凹んで痛みもない。
「おー凄いもんじゃな、まさかの無詠唱で治してしまうとはの〜」
「いや 酷いのは詠唱するぞ」
嘘のオリジナル詠唱だけどね
「ふむ、そうなのか?」
「あの……アスラ様」
「あー お姫様久しぶりだな、元気そうで良かった」
「あ、はい!お久しぶりです。私アスラ様に一度お会いして直接お礼を言いたかったのです。目を治療して頂き本当にありがとうございました」ニコ
お姫様少し口調が柔らかくなったような……わたくしからわたしになってる。
「あー いいって、さっきもお姫様の姉ちゃんに言ったけど気にする事じゃないよ。それより学園に通える様になって良かったな」
「はい!それもアスラ様のお陰です」ニコ
「しかし中々やるね〜君〜」ウンウン
ジー「あんたが、それ言うか?」
「君が悪いのよ、背後からユーリアを狙うから……」
「誰が狙うか!声掛けようとしたら急に変質者だーって騒ぎ出したの、あんただろ!」
「あら?そうだったかしら、オホホホホ」
「なぁ爺さん、この姫様ってジャジャ馬なのか?」ボソボソ
「そうじゃの〜……せめて お転婆と言って欲しいかの〜」ボソボソ
「ちょっとー貴方達!しっかり聞こえてるわ!」
「エリーゼお姉様落ち着いて」
「済んだ事だしもうイイや、ヨハン爺さん相談事ってなんだ?」
「ちょっと君!人の話聞いてる?」
「あー面倒くさい姫様だなぁ〜お姫様この、面倒な姉ちゃんの相手してくれ!」
「姉ちゃんって、貴方ねー私は王女よ!」
「ハイハイ分かりました王女様」
「エリーゼお姉様落ち着いて、クス」
「あ、ユーリアぁ 今笑ったわね 、もう!」
「お姉様とアスラ様のやり取りが可笑しくてクスクス」
「もう 知らない!」プイ
「ヨハン爺さん話は戻るけど相談事ってなんだ?厄介事じゃないだろうな……」
「むー ここではな話せん、今から王宮へ来れないか?」
「エー!嫌だぜあそこ」めんどくせー
「アスラ様是非王宮へいらして下さい」
「エ〜 お姫様のお願いでも嫌だなぁ〜また牢屋見たいなとこ入れられそうだし……」
「その辺は、もう大丈夫じゃ。小僧にいらぬ事すれば王妃殿下がお怒りになられる。王も小僧に謝罪と姫様の事、お礼をのべたいと おっしゃられたしの〜」
「そうよ、もう大丈夫よ。お母様大変お怒りだったもの、だからいらっしゃい」
「アスラ様是非お願いします」ウルウル
お姫様そんな潤んだ瞳で見ないで!
「う〜ん、分かりました。その代わり条件付けるけどイイか?」
「無茶な条件じゃ無ければワシが何とかしよう」
「まず今からは無理!夕飯食べてから」
「うむ、夜なら大丈夫じゃな」
「次に謁見無しで頼む」
「うむ、それもワシが何とか掛け合おう」
「最後にお姫様が俺の事様付けしないと約束出来るなら王宮へ行こう」
「え、アスラ様を様付け無しで……ゴニョゴニョ」
「ユーリア!さんでも君でもいいでしょ?呼んであげなさい」
「アスラ・さ・ん」
「お姫様言い方固いよ」
「アスラさん!私もユーリアとお呼びください!」
「ええ!ちょっとそれはまずいだろ〜」
「あ、それいいわねぇ〜じゃ私の事は、エリーゼと呼びすてでも構わないわ」
「あん、あんたは姉ちゃんでイイだろ?」
「ちょっとー!」
「プッ クスクス」
「姫様方、余り小僧を困らせないで欲しいのじゃが、ワシも王と王妃様に叱られますからの〜」
「仕方ないわね〜でも私がお母様に許しを貰うわ」
「やれやれ」困った姫様じゃ
「そう言えば お姫様少し口調が変わったな、前の私口調より今の方が話し易いな」
「あ、はい、お姉様が学園にいる時くらいは、固い口調はお止めなさいと、ただまだ慣れないもので……」
「なるほどな」
逆に姉ちゃんの口調は柔らか過ぎだろ
「小僧一つ聞いてよいか?」
「ん、何だヨハン爺さん?」
「お主どうして前回と見た目が違うのじゃ?」
「あーちょっとな爺さん耳かして」
「うむ」
「ヒソヒソ」
「うむうむ」
「ヒソヒソ」
「うむうむ」
「なるほどな、あい分かったぞい」
「そー言う事だ」
「ちょっと何二人でコソコソしてるのよ私にも教えなさいよ。ねぇユーリア」
「あ、はい。私も気になります」
「後でヨハン爺さんにでもコッソリ聞いてくれ、俺帰るわ」
「え、もうお帰りになられるのですかアスラさん……」
「あー、宿屋で待たせてる奴もいるし、どうせ夜には会うんだろ?」
「ふむ小僧、じゃその宿屋まで使いを出そうか?」
「ん〜いらね、子供じゃないし一人でお城へ行ける。それよりスンナリ入れる様にしてくれよ、待たされるのも嫌だし」
「うむ分かった手筈しとこう」
「じゃあそー言う事だ、お姫様またな〜!」
「あらら、アスラ君走って行っちゃたわよ、いいのユーリア」
もう見えなくなったわ
「はい、また夜にはお会いしますので」ニコ
「あの子、私達王女二人に対しても、物怖じせずに対応するなんて、バカなのか少し変わっているのか面白い子ねフフフ」
◇ ◇ ◇
やすらぎ亭
「にいちゃんヨハンさんには会えたのか?」
「あー会えたのは会えたんだけどな」
「どうしたんだ?」
「実はーーーーーーーーーー」
俺は学園であった事をマスターに伝え夕飯後に、お城へ向かわなくてはいけない事を話した。
「ふむふむ、にいちゃんも大変だなぁ、じゃあ夕飯の時間少し早めるか、出来たら呼ぶから それまでゆっくりしといてくれ」
「あースマンなマスター」
ルチハとシャルは部屋かな?二人にも お城に行く事伝えとくか……。
しかしヨハン爺さん あの場で相談事を話し出来ないって、やっぱ厄介事じゃないの?
あー面倒くせ、俺に配慮してくれてるなら ソッとしといてくれよ。
しかし お姫様に久しぶりに会ったけど、前よりイイ笑顔しちゃって、ますます好きになりそう。
あの潤んだ瞳で「好きです」とか言われてみたい!……っな訳ないかハァー
あー 夕飯後めんどくせーな!




