コーシー・ファーム
深夜にマリーさんから、今更ながら この世界の魔法の事を詳しく聞く事にした。
なんでも この世界の魔法には
火属性魔法・水属性魔法・風属性魔法
土属性魔法・木属性魔法・光属性魔法
闇属性魔法・時空魔法 ・付与魔法
の基本9属性魔法が存在し、難易度により
下位⇨中位⇨上位⇨最上位と呼ばれるみたい。
氷魔法は無いのかと聞いたら水属性魔法の上位派生だって。
成る程ね派生系も聞いてたら頭がパンクしそうになりつつ頑張って講義を聞きました。
因みに回復は、木と光の派生から成ると。
魔法書にも同様に下位から最上位まであり、いきなり最上位からの魔法習得は無理、下位から順だね
使用者の魔力量、その属性との相性で使用出来る魔法は限られてるみたい。
後は頭の中で、イメージしながら呪文を詠唱しながら唱えて発動。しっかりイメージ出来てあるなら短縮詠唱(魔法の名前)で発動出来るって。
でも幾ら魔力量が多くても適正が無ければ無理だって、その点 付与魔法は殆どの人に適正あるので、付与魔法重視に使用してる人は多いらしい。 まぁ身体強化は基本だからな。
あーこんな事も言ってたかな…本来なら魔法と魔術は別らしい。
なんでも魔法は呪文を詠唱して発動させるのに対して魔術は魔方陣を利用するみたい、魔方陣には魔力が必要でかなり高位な魔方陣には、魔力+詠唱が必要だって。
魔道具にも小さい魔方陣が刻まれてるとか、だから魔力を流せば使用出来るのかフムフム
他には従魔師と言って、魔獣を使役出来る契約魔法もあるとか。
俺も従魔したいな…
そこで俺も「じゃ召喚魔法もあるの?」って聞いたら昔はあったらしい、現在でも何処かの国か魔術の研究機関で資料が残って研究されてるかもとか?
召喚魔法自体 神獣や精霊と契約する魔法でかなり強力な切り札なので500年前に当時の魔王率いる魔族達に真っ先に根絶やしされたようだ。可哀相に…
もしかしたら生き残りが居てるかもしれないね。
一度ある国で召喚魔法の実験を行い『炎の精霊』を呼び出して契約する直前に『炎の精霊』が暴走して一夜にして国が滅んだらしい…だから各国も召喚魔法に感してはかなり慎重だって。
術者に契約できる力がなかったんだね。
炎の精霊って?イフリートかな?あれイフリートって精霊だっけ?
あとは…馬車の揺れで眠い…少し寝るzzz
夜遅くまで話をしてたせいもあって少し居眠りをしてしまったなハハ。
移動2日目になると人里離れるから流石に弱いながらも魔獣がチラホラと出てきますね〜
ただ一人だけ妙に張り切ってる馬鹿がいる。
真っ先に魔獣が襲い掛かる前に襲い、一人でアッと言う間に倒して行く。
それを見た子供達が「すごーいすごーい」
と、言うもんだから一人 ニヤニヤしながら魔獣を蹂躙してますわ。
それを見ていた他のメンバーも呆れるくらいに。ホント馬鹿だなぁ〜
子供達よ あんな馬鹿に憧れちゃダメ!
まぁそのお陰で子供達も無事だし、食べれそうな魔獣までいたから良かったけど。
「解体は任せてくれ!」ランゴ爺から学んだ解体だ!料理は出来ないけど…
料理はボブさん担当らしいね、流石マスターの弟 料理の腕も良いモノを持ってる。
移動中携帯食だけだったので、コレには子供達も大喜びだ。「おいしいね〜」「うまいね〜」って。
それを聞いてたボブさんも「ウンウン」いいながら「いっぱい食べろよ」って言ってた。
やっぱ久々にマスターの料理を…
アルン兄弟も「疾風の剣」のメンバーも子供好きなのか、皆んな優しいね。
移動中にアルン兄弟にコーシーの件を話しを詰めるだけ詰めて後は村の人の確認と了解まで話し合った。
気になっていた麓から村までの道も商業ギルドの方で何とか予算を組んで整備してくれるみたいだし、まぁ将来的に整備してスムーズに行き来出来るほうがメリットあるだろうって事でね。ホント助かります。
ん?なんで瞬間移動で移動しなかったのかって?村に着くまでに子供達の心のケアをして村に向かい入れて貰おうと思ってな。
まぁそんな感じで移動4日目にして到着ですね子供達に配慮してノンビリ移動して4日だから本来なら3日もあれば着くのかな?
村に到着した俺達だったがいきなりの馬車での帰還で警戒されたが俺の姿を見つけた村人達 、何事も無く全員歓迎された。
アルン兄弟は村の重鎮達とコーシーの件の最終確認、新たに加わった子供達には先に来た子供達が面倒を見る形となった。
皆んな同じような境遇だし仲良くしてやってくれ、しかし増えたな〜。
村の者達も新たに子供達が増えて大喜びだ。
俺が商業都市へ行ってる間にランゴ爺とメアリー婆ちゃん他数名が麓の領主さんの所へお土産にコーシーを持って行き村に子供達が増えた事とコーシー園を作った事を伝えたみたい。
その時コーシーを領主さんに振る舞ったら凄く興奮してたらしい。
今後コーシーが売れる事になれば利益を税として納めると伝えたみたいだが、領主さんもコーシー園が起動に乗るまで税を納めなくていいって、逆にコーシー園で手が必要な時はいつでも手を貸してくれるみたい。
ホント話でしか聞いてない領主さんだけど出来た人って居るんだなぁなんて思ってる。
一度会ってみたいもんだ。
無事にコーシーの商談も終わり、村に新たな子供達が加わり 久々なお客人 俺が明日から王都へ出発と言う事もあり夜は宴会に、なりました。
ランゴ爺に この村の名前を聞いたら「そんなの無い!みんな炭焼き村と呼んでる」って、
だから俺に村名付けてくれって!
悩んだけど適当に「コーシー・ファーム」でいいんじゃない?って言ったら みなさん結構喜んでますわ。適当でゴメン
皆んないい笑顔ですね〜明日は朝から段取りして王都へ行きますか〜。
いつも読んで下さって、ありがとうございます。
時間不定期ですが極力毎日投稿したいと思います。




