プロローグ
俺 大和明日来は、今日も学校をサボってしまいました。
それは何故かと言うと 追われているからなのです。
誰に?と言うと、これがまた 何処ぞの国の諜報員だと思われる、多分?まぁ心当たりは俺の能力なんだけどね! ひとまずあそこへ飛びますかっと!シュン!
「フゥ〜ここならもう大丈夫だな」
しかしここの神社って奴らには見つかりにくいみたいだね 何か見えない結界みたいな物が張ってあったりして、なんちゃって! しかし相変わらずここは、癒されるわモフモフ天国!以前助けたニャンコとワンコだらけになってしまったよハハ。
「「「ニャーン」」」「「「ワンワン」」」
こいつらいつも人懐こくて可愛いなぁ〜
「あぁこんな息苦し世界じゃなく俺の力が普通に発揮出来る世界にいきたいよ まぁ無理か…」
『良いぞ汝のその願い叶えよう』
「えっ!」今のは幻聴か?
『幻聴などではないぞ、汝の力が発揮出来る世界へ行かしてやろうと言っておるのじゃよ』
「ええ!まじで!って誰?」テレパシーか?
『ん?儂か、儂は神じゃよ』
「なんだってぇー?かっ神様!?」マジか?
『そうじゃよ神様じゃよ』
「神様が何で俺の願いを?」
自分で神様って言ってる……
『そうじゃのぉ……汝のこれまでの行いを見てきたからじゃな、傷つき今にも死にそうな動物を損得なしに、汝の能力で助けたことへじゃ』
「いやそれは、まぁせっかくの能力だし…」
『で、如何するかのぉ?汝の力が存分に発揮出来る世界へ行くかのぉ?』
どうする?どうするよ俺!多分神様が言う俺の力が存分に発揮出来る世界って間違いなく異世界だよな?絶対?
『そうじゃな異世界じゃ 汝がよく漫画やゲームなので知り見るような世界じゃ 剣と魔法のファンタジーじゃ』
思考読まれてるし!しかも剣と魔法のファンタジーって……そんな世界で俺生きていけるか?いやでも行ってみたい気もする、こんなこと一生のうちある訳ないし……
「か、神様!俺を!いや俺の力が存分に発揮出来る世界へ異世界へ飛ばして下さい!」
『んむ、わかった、汝の願い聞き入れた!向こうの世界で、お主の力を思う存分発揮すると良い。だが人の道だけは外れぬようにな、ふぉふぉふぉ 』
「わかりました!」
『では参れ!』
次の瞬間、明日来は眩い光に包まれて新たなる世界へ送り出されたのだった。