希望の光
ミディアムは前に出ると戦闘態勢に入る。それはまさに獣のそれだった。
「俺の髪の毛の数は俺が今まで仕留めてきた敵の数だ」
衝撃の事実
「おいで、坊やたち」
二人はミディアムに襲いかかる。
しかしそこには倒れるミディアムの姿。
「バカンスするはずだったのに....‼︎」
一面には血の海。青い海は紅に染まっていた。
「こんなの、バカンスじゃないよ!」
転がる死体を見て叫ぶ。
「これじゃあまるで」
ーーーーーーーバカンス of the デッドじゃないか
「待て俺は死んでない。あと海は紅くなってないぞ」
ミディアムは立ち上がる。だが膝は笑っていた。ガクガクと震え今にも崩れ去ってしまいそうだ。
「無理をするなミディアム‼︎ 死ぬぞ‼︎」
「フッ、戦場ではいつも死と隣りあわせだ。とうに覚悟は....何⁉︎」
ミディアムを餡が捕まえる。弱っているミディアムには何もできなかった。
「離せ‼︎ 離すんだ‼︎」
しかし餡は離さない。そしてミディアムの前にはハサミを持った羽酢の姿があった。
「切り心地ががありそそうな髪のの毛してんなぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」
「やめろ‼︎ やめてくれぇぇ‼︎」
「あ、あぁ....」
俺は立ち尽くすことしかできなかった。そこには光り輝くミディアムの頭があった....。
「願わくばこの光が希望の光になることを祈る......」
ミディアムは崩れ落ちた。
「ミディアムゥゥゥゥゥゥゥゥ‼︎‼︎」