最終決戦
「なぶり殺しにしてくれる....‼︎」
二足歩行のメガロドンは明らかな殺意を俺たちに向けていた。ビリビリとした殺意が体を貫く。
「まぁここは俺に任せてろ。杉尾、二人のことは頼む」
そう言って天羽々斬を手に取りメガロドンの顔の前に行く。
「ようデカブツ、死ぬ覚悟はできたか?」
「舐めるな、小僧‼︎」
風圧が俺たちの体を吹き飛ばす。
「大丈夫か‼︎ 宇摩美、ミディアム‼︎」
「えぇ、何とか」
「大丈夫です」
何とか持ちこたえるので精一杯だった。それほどまでに西木の力は常軌を逸していた。
「生憎飯の途中だったんでな、すぐにケリをつけさせてもらう」
「ふざけるな‼︎ 死ぬのは貴様の方だ‼︎」
「いくぞ、天羽々斬」
西木は剣を振るとブンタロウを倒した時と同じようにメガロドンは真っ二つに割れその場に倒れた。
「やっぱり強いな西木は」
西木の力は正直次元が違う。
「....? おい西木、早く降りてこいよ」
「....まだだ」
突如雷鳴が轟き辺りが光で包まれた。
「⁉︎ なんだ」
西木の目の前には二人の姿があった。
「....羽酢君に餡ちゃん⁉︎」
「そんな名前ではない」
「私達は」
「アダムと」
「イヴだ」
「西木‼︎ あいつらがこの異変の元凶だ‼︎」
「そういうことか....悪いが一瞬で終わらせるぞ」
「君の天羽々斬」
「元々私たちの物」
「返してもらう」
「やってみろ‼︎」
西木は天羽々斬をイヴに振りかざす。が、
「なん....だと....」
西木の体はイヴによって貫かれていた。
「半端な力を持つからそうなる」
「神に抗うとは愚かな」
「なんて馬鹿な人間だ」
西木はそのまま地面に落下する。
「逃げろ....杉尾、半端じゃないぞ、こいつら」
「さ、西木....‼︎」
その後も師匠が来たりたけのこ野郎やキノコ野郎が来たがみんなやられた。
「ついに三人だけになってしまったわね」
「死ぬ覚悟はできてますよ」
「これが最終決戦だ。行くぞ‼︎」