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バカンス of the デッド  作者: 茶柱 タツロウ
小さな島の終焉
21/24

巡り巡って

「落ち着いたか?」


「....あぁ、もう大丈夫だ」


「酷いことだが、これは事実だ。受け止めるしかあるまい」


「分かってる。何も嫌なことばかり起きたわけじゃない」


ぎゅっとカツラを握りしめる。指の隙間から髪の毛がするりと抜けた。


「それで、俺はどうすればいい?」


「本来私が解決すべきことなのだが、力を制限されてしまっていてな。君たちに頼むしかない」


「分かった、任せてくれ。これでも異能力を使えるんだからよ」


どうやらこの異変で人々の体にも様々な変化が起きたらしい。たまたま俺がよくあるファンタジーのような能力を使えるようになった....らしい。


「すまない、感謝する」


「いいってことよ」


カツラを頭にかぶせ、俺は後ろを向く。


「じゃあな」


「待て、杉尾。一つだけ言わせてくれ」


「なんだ?」


「西木はー」







「なんだって⁉︎」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「お、やっと帰ってきた」


「遅かったわね。それで食料は取れたのかしら」


「あ、悪い。忘れてた」


「まったく、何をしに行ったのかしら」


「......」


「西木? どうかしたか」


「い、いや何でもない」


「まぁいいわ。ついさっき海から食料が流れ着いてきたの」


「へぇ、ラッキーな事もあるもんだな」


「ラッキーどころじゃないぜ。なにせ狼だ。こりゃあ食べ応えがありそうだ」


「....狼?」


宇摩美が顎で「それ」を指す。

その方向には







「ミディアム⁉︎」


昔の友がいた。




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