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Evolution
「おーい、食料はとれたか?」
「ああ、大漁だぜ」
「さすが西木だな」
最初は島に戻るのに抵抗もあったが、西木が来てくれるということでこの島に戻ってきた。三体の石化した人間が立っていたが無視しておいた。
「そろそろ戻るか」
「そうだな」
ホテルに戻ると料理を食べ、一時の休息を得る。
「これからどうするかな」
「おいおいこの島に大元の原因があるって言っただろ? 俺の役目はその原因を探すことだ。もちろんお前たちにも手伝ってもらう」
「私蟹よ。無理だわ」
「大丈夫だ」
西木は宇摩美の体に指で触れた。
「これで大丈夫だろ」
「え....?」
それは異様な光景だった。
「す、すごい‼︎ 蟹だった宇摩美の体が人間の体へと変化していく‼︎」
「私、人間になれたのね!」
「それだけじゃない。身体能力も強化しておいた。杉尾が1だとすると、宇摩美が8635、ついでに言うと俺が5928562だ」
「俺も強くしてくれよ」
「無理、疲れる」
「杉尾、これからは口の利き方に気をつけることね」
俺は最強から最弱へとなった。