超展開
「なるべく二人に見つからないようにな」
「えぇ、わかっているわ」
二人の戦いに巻き込まれないようにゆっくりと空に浮かぶ。ここで見つかったら色々面倒なことになる。
「助けて杉尾‼︎ 泡が、泡が止まらないの‼︎」
なぜか宇摩美の口からはとめどなく泡が噴き出していた。蟹といってもこんなに出していいものなのか。
「しらねぇよ‼︎ 自分でなんとかしろ‼︎」
その時
「っ‼︎ あぶね‼︎」
俺の頬をエネルギー弾が通り抜けた。結果、宿は吹き飛び見る影もなくなる。
「危険だわ、早く離れないと」
てかなんでこいつは普通に喋れてるんだろう。
「あぁ、ってまずいっっっ‼︎‼︎」
今度は真正面に来たエネルギー弾。俺は弾くことで精一杯だった。
「やっべ....‼︎ この威力、俺より強いかも」
「っ‼︎ 杉尾、後ろ‼︎」
「....は?」
振り向くと数十発のエネルギー弾がこっちに来ていた。
今までの思い出が走馬灯になって流れ出す。
終わった
「あれ? 生きてる」
目を開けると全てのエネルギー弾が被害が起きないように上空にさばかれていた。
「杉尾⁉︎ その人は‼︎」
「杉尾よ、まだまだ鍛えが足りんな」
「師匠‼︎」