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危険な遺跡

「そう言えば、昨日モナルカが言ってたテトラ遺跡ってどんなところなんだ?」

 食事を終え、一息ついた頃、思い出したようにカルマがモナルカに話しかける。

「どんな、ですか。簡単に言えば危ない遺跡ですね」

「危ない遺跡?」

「パール遺跡、ヤミガー遺跡、ミエーン遺跡、そしてテトラ遺跡の4つは委員会のメンバーでも無闇に近づかないような危険な遺跡です。まぁ、今ではテトラ遺跡以外はそこまで危険な遺跡ではありませんけど」

 遺跡に詳しくないカルマとミリが首を傾げるなか、モナルカはオグンとの話もあってか、少々面倒臭そうにすると、物凄く簡単にそう説明する。

「テトラ遺跡以外危険ではない。とはどういう事でしょうか?」

 そんなモナルカの説明に、意外にもライテが食いついてくる。

「パール遺跡、ヤミガー遺跡、ミエーン遺跡、テトラ遺跡では、遺跡の奥に宝物が在りまして、それを奪われないために強力な魔物が護ってるんですよ。そして、テトラ遺跡以外の遺跡のその宝物は私が奪ったので、もう強力な魔物は出てこなくなりました。だからテトラ遺跡以外は危険があまりない。と、言ったんです」

「宝物とは?」

「魔力の塊…みたいなものですかね、4つで1つのようなので、まだなんとも」

「そうですか」

「それで最後のお宝を手に入れようとテトラ遺跡へ?」

 ライテとの会話が一区切りついた隙に、ミリがモナルカに確認するように問いかける。

「えぇ、そのようなものです」

 モナルカは、話はこれで終わりとばかりに立ち上がると、膳を下げに返却口まで歩いていく。

 他の3人も、一瞬顔を見合わせると、モナルカの後に続いて膳を下げにいくのであった。


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