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王都に詳しい訳じゃないよ

 次の日の朝、予定通りミリの兄と姉が訪ねてきた。

 2人と再会の喜びを分かちあったミリは、ちょうどギルド本部の仕事からギルドハウスに戻ってきたオグンに2人を紹介した。

 その後ミリの部屋へと場所を移すと、親の話やギルドでの出来事など、お互いに話したい事は山ほどあり、気づけば朝と昼の境目ぐらいの時間になっていた。

 そんな会話の中で、手紙の付き合っている人の話題になり、ミリは部屋にカルマを呼ぶと、2人にカルマを紹介した。

 そのままミリはカルマに兄のエドワードと姉のサラを紹介すると、暫くそのまま4人はミリの部屋で歓談する。といっても、カルマは質問に答える以外は緊張してほとんどしゃべれなかったので、あまり会話に参加出来なかったのだが…。

「2人とも王都はあんまり来た事ないでしょう?せっかくだからわたしとカルマが案内するよ」

 会話が一区切りついた時、ミリがエドワードとサラにそう提案する。

「そうね、エドワード兄さんは商売で王都にはそれなりに来てるからそんなに珍しくないでしょうけど、私はほとんど来た事ないから、そうしてもらえると助かるわ」

 そう言ってミリの提案を受けるサラ。

「あれ?エドワードにぃってそんなに王都に来てたの?」

 ミリはサラの言葉に驚くと、エドワードにそう質問する。

「さっきサラが言ったが商売でね。今回も商売関係の用で来たからな、昨日はそれを済ましてきたところだ。だけど、仕事ばかりで観光はほとんどした事がないから、王都に詳しい訳じゃないよ」

「そうなんだ。じゃ、決まりって事で。さぁ、善は急げ!なんだよ」

 そう言うとミリは勢いよく立ち上がり、部屋を出ていく。

 こうして、ミリを先頭にギルドハウスを出ると、王都観光を始める4人であった。


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