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デスゲームの正しい攻略法  作者: エタナン
第四章:ギルド編

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ゲームの基本設定(用語説明)

 これまで作中で出てきた用語(主にゲームのルール説明)をまとめておきます。

 今後も追加していくつもりです。

 ここでは、デスゲームVRMMO『Destiny Break Online』のゲームとしての仕様を解説したいと思います。


【モンスター】

 フィールドを徘徊する動的オブジェクト。

 基本的には好戦的でプレイヤーを発見すると襲ってくるが、中にはプレイヤーが干渉しなければ反応しないものや、クエストの起点となっているため怪我をしていて動けなかったり、会話が可能なものもいる。

 また、イベントやクエストによっては街に侵入したり、プレイヤーにテイムされて使役できるようになったり、場合によっては人間設定のNPCもモンスター扱いされることもある。

 基本的に、プレイヤーの戦闘の相手はPvPでなければ『モンスター』という扱いになる。

 一般人NPCからは『魔獣』や『野獣』などと呼ばれたりする。


【安全エリア】

 モンスターが出現、侵入しない領域。

 基本的に『街』『町』『村』は安全エリアに設定されていて、モンスターの危険がないからこそNPCも安心して集まって生活している。また、フィールド内にも祠や札などが配置された場所があり、そこは安全エリアとして機能するため、プレイヤーの狩りの休憩所として使用される。

 ただし、安全エリアだけではHPは保護されていないのでフィールドの安全エリアではプレイヤーからの攻撃の危険はある。


【HP保護エリア】

 HPの減少、及び殺傷行為が防止されている領域。(例外あり)

 基本的に『街』『町』『村』と同意義。

 この中ではプレイヤーのHPは減少せず、毒などの状態異常の効果も半減する。また、プレイヤーにテイムされているモンスターも同様に扱われる。

 しかし、この保護は完全ではなく、これを無効化するスキルがあり、また『餓死』の場合街中でも関係なく死ぬ。さらに、他のプレイヤーを攻撃できないわけではなく、街中で攻撃を受けた場合傷などは残らず即座に治るが、痛みは発生する。

 だが、大抵の『街』や『町』には一般人NPCの中に『見回り兵』がおり、他のプレイヤーへの攻撃、アイテムの強奪、公共施設の破壊などを行うと周りのNPCが騒ぎ出し、犯罪者として『見回り兵』に街から叩き出され、その犯行の度合いに合わせた期間その街への進入を禁止され、それでも入ると一般人NPCに騒がれたり石を投げられたりする。(しかし、犯行現場をNPCに見られなければ追い出されないので、人の少なくなる深夜や路地裏などでの犯行は可能。)


【HP・EP】

 HPはヒットポイント、EPはエナジーポイントの略であり、それぞれプレイヤーの生命力、体力を数値的に現す。

 HPは基本的にダメージを受ければ減り、0になればゲームオーバーという戦闘RPGの標準的な設定が採用されている。

 しかし、EPは役割(消費目的)が複数ある。


①代謝

 何もしなくてもEPは時間経過と共に一定割合で減少していき、三日ほどで全損する。そして、全損するとアバターがほとんど動かない『栄養失調』というバッドステータスを経て、放置すると『餓死』に至る。

 だが、EPは残量が一定以上減ると『空腹感』『倦怠感』などの感覚を発生させるのでうっかり餓死することはまずない。食料アイテムで回復できるので、一日三食食べていれば十分に補給できる。

②行動消費

 スキルの使用、その他普通に歩く、物を持つなどの基本的な行動でもEPは消費されていく。そのため、激しい運動をすると早く空腹感を憶えるのは現実と同じであり、特にスキルの技などでは大量のEPを消費する。

 また、ステータスが上昇して速く走ったり重い武器を振り回したり出来るようになるのは燃費が良くなるのではなく一度に消費『できる』EPが増えただけなので高レベルになるほど消耗も激しくなるが、EP保有量が増え、またEPの回復効率のいい高級食品を手に入れることもできるので大方バランスがとれる。

 ただし、スキルでのステータス強化などはスキル発動と行動で同時にEPを消費するので消耗が激しい。

③自然回復

 HPはアイテムやスキル無しでも時間経過と共に回復するが、そのためにEPが自動的に消費されている。

 また、四肢欠損などの大きな損傷は自然回復では再生できないが、止血などにも消費されているので、自力で応急措置を行った方が消耗を抑えられる。


 このように、様々な場合に基本的には自動で消費されていく。

 食料アイテムを食べて回復することもできるが、消化吸収のための時間があるので、回復までには時間差がある。そのため、戦闘中より戦闘前の回復が望ましい。


【装備】

 服や武器を身につける操作。

 防具などを装備すれば敵の攻撃を防具の耐久力を消費して防ぐことも出来る。(普通の服ではプレイヤーの受けるダメージの一部が吸収される。)

 基本的にはメニューからのボタン操作だが、自身の手で現実世界のように身につけることも出来る。(ちゃんと付けないとステータス補正を受けられなかったりする)。

 手持ち武器に関しては少々扱いが特殊であり、鞘やベルトなどに収めてある状態なら服と同一で処理できるが、そうでない場合は手で握るなどの行動で『武器装備状態』になり、その場合は装備品一斉解除でも実体化したまま保持される。矢や敵に奪われた武器などの遠隔での『収納』による回収は不可能。鞘などが無い場合はメニューからストレージへの収納表示を呼び出してそこに触れさせなければならない。


【死体】

 倒されたモンスターは基本的に数秒から数分で消滅する。(その殻などがキーアイテムとなっているクエストボスなどは別)。倒したプレイヤーが『解体スキル』や『医療スキル』を持っていると、死体を長時間維持してドロップ品とは別にその死体から皮膚や角、毒袋などをアイテムとして切り離して入手することも出来る。

 しかし、プレイヤーの死体はEPを消費して残留し続け、長ければ数時間は保持される。その間、装備アイテムなどは『解体スキル』などがなくてもはぎ取ることが出来るし、ストレージも指でクリックすれば開けることができる。


 その後、死体が消滅する際には装備品も消滅するが、手に持っていた武器はその場に残り、その他アイテムもそのランク(高級さ)に比例した確率で残る。また、消滅したアイテムも遠く離れた町の怪しい商店で《いわくつきの○○》などという形で売られていることがある。


【ストレージ】

 メニューの中のプレイヤーがアイテムを収納するために用いる機能。

 持てるアイテムの量は質量を基準として、ステータスの筋力値やアイテム、スキルなどで増える。しかし、質量の範囲内でも家畜やテイムしたモンスターなどは収納できず、また危険物は特定のスキルや容器がないとストレージに収納できないことがある。

 基本的には収納したアイテムは耐久値が減らなくなるが、賞味期限のある食料アイテムや使用期限のあるポーションは耐久値が減り、いざ使おうと思ったら《腐った○○》になっていることもある。

 また、本来はメニュー画面から操作するが、『手品スキル』ではポケットなどにも簡易ストレージを作ることが出来る。


【プレイヤーショップ】

 プレイヤーが経営できるショップ。

 特定の『職業』を得ると所有できるようになる場合があり、その場合はそのプレイヤー名義の建物と役場での手続きによる出店許可証があれば店として建物を利用できる。

 売り物屋なら店主が許可しない場合には棚のアイテムは設定された料金を払わなければ店から持ち出せず、その場で使うのも試供品など以外ではできない。また、店の所有者本人でなくとも『商売スキル』を上げるとNPCの店員を雇うことができるので店番なども任せられる。(雇える数はスキルに応じて変化)。

 プレイヤーだけでなく、NPCも客として店にきて買い物する事がある。

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