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デスゲームの正しい攻略法  作者: エタナン
第四章:ギルド編

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77頁:上司の命令には従いましょう

『手品スキル』

 トリックを使うスキル。

 その効果は主に道具の収納に関するものが多く、ポケットや帽子の中、さらには口や手の平にアイテムを収納する簡易ストレージを作成できる。

 ギルドリーダーのロロから一通のメールが入る。


『メールの届かない場所にいる仲間を呼んできてくれ。

 少々急だが、殺人犯を団結して捕らえるためにもギルド結成を早めることにした』


『わかりました。あと、事件現場は「車輪の町」のダンジョンらしいので、確認してきます。あの町には独占していた宝石の採掘場もあったはずなので、今日の担当の仲間なら詳しく情報を持っているかもしれません』


『ああ頼む。それと、犯人かもしれない奴の写真が焼き増しできた。戻ったらお前の部屋の手紙受けを確認しておいてくれ』


 宿には外から小さなアイテムを部屋の中に入れることの出来る『手紙受け』が設置してあるものもある。ホタルは女の子だという事もあり、中に入らずにアイテムを受け渡せるように『手紙受け』のある部屋を割り当てられていた。


『わかりました。では、行ってきます』


 しかし、その後には彼女が部屋に戻ることはなかった。





《現在 DBO》


 ホタルのプレイスタイルは『情報屋』に近い。

 仮面越しだが人脈が広く、様々な情報を方々から集めている。


 戦闘能力も高いが、それは集めた情報を売って相手が得た利益の一部を得るのではなく、自分自身の窃盗(かせぎ)のために使っているからである。


 情報屋に必要な能力は大きくわけて三つ。

 一つ目は、情報の真贋を見極める能力。

 二つ目は、情報の価値を見極める能力。

 そして三つ目は、情報の危険度を見極める能力だ。


 危険な情報は旨味も価値も多いが、踏み込みすぎると怪我をする。下手をすれば命を落とす。

 その価値と危険性を天秤に掛け、綱渡りのように生きて帰れるラインを渡り歩くのが情報屋。


 ホタルの『情報屋』としての直感が、その鍵を使わせなかった。

 使ってしまえば、もう戻れないと分かっていたから。


 『殺人鬼の素顔』などという爆弾を使うことは出来なかった。



「つまり、この鍵の部屋の手紙受けに殺人鬼の素顔が写った写真が入ってるんだな?」


「はい……でも、怖くて使えませんでした。素顔を知らないままなら、まだ引き返せる気がして。でも、そのせいでずっと被害が出続けていて……私のせいで死んでる人がいるみたいな気がして……」


「そういうこと言うな。それを言ったら、あの日あいつを取り逃がしたオレだって加害者だ。その鍵を見せてもらっていいか?」


「はい……どうぞ」


 部屋の番号が刻まれた簡素な鍵。

 だが、その価値は考えられないほど強大だ。


 ライトはそれをマジマジと見つめ、ひっくり返し、手袋を外して凹凸を確かめ、片手で握ればすっぽりと隠れるちっぽけな鍵をその肌で感じる。

 そして……


「やっぱオレも駄目だ。これは返すよ」


 ライトは(それ)を無造作にホタルに放り投げた。

 ホタルはそれを慌ててキャッチする。


「こんな重要アイテム渡されてもとても使う気にならない。ホタルが臆病者だっていうなら、オレだって臆病者だよ。オレもあいつと好き好んで戦いたいわけじゃない。ぶっちゃけ言うとこのゲーム終わるまでもう殺人鬼と関わり合いたくないくらいだ。オレはスーパーマンとは違う。自分と周りの人が平穏に暮らせればそれでいい、ただの無職の一般人だよ。失望したか?」


 ライトが緊張の糸がほぐれたようにそう言うと、ホタルもホッとしたように小さく笑った。


「ふふ。そうですね、でもホッとしました。ライト様にも危険な目にあってもらいたくないですから」


「ホタル……初めて笑ったな。」


「あ、申し訳ありません。これはライト様を馬鹿にしたわけではなくて」


「わかってる。さて、オレはちょっと出て来る。ホタルはオレが戻るまでこの部屋で養生しててくれ。ホタルが元犯罪ギルドの構成員だってことは流石に見て見ぬふりできないからな。スカイに相談しておかないと……まあ、安心してくれ。ホタルはいろんな情報持ってるし、司法取引みたいなこともできるだろう。もしかしたらその鍵も交渉材料になるかもしれないから、それまでは誰にも渡さずに大事に持っていてくれ」


「はい!」

 その鍵は一人で持っているには重すぎる。

 ライトの言葉は、呪いを解く呪文のようにも聞こえた。




 宿を出て、ライトは手を握ったり開いたりする。

「手品スキル『ハンドポケット』」


 何も無かったように見えた手を開くと、そこには二つの土くれのようなものが握られていた。

 そこには、挟み込まれた鍵の跡が両面共型としてくっきり残っている。


「さて、茶番劇の始まりだ」





 数時間後……

 ホタルは退屈していた。

 というより、一種の焦燥にかられていた。


 もしや、自分は迷惑をかけているのではないか……

 今は待機中だが、それがライトにとって役に立っているように思えない。


 最近発売した攻略本の第六巻を読み返したり、武器を磨いたり、見苦しい傷を隠すためのクリームを塗ったり、『ライト様』を百回連呼してみたりしたが……


 ライトの役に立っている気がしない。

 思えば、ギルド勧誘競争が収束してきている以上、ライトはホタルの助けなしでも町を歩くのはそれほど難しくはない。戦闘だろうとアイテムの修理だろうと、ライトは一人で何でも出来てしまう。

 ホタルが役立つことと言えば、情報を集めることと走って斥候をすることくらいだ。


「私今役に立ってない……いらない子になっちゃう……」


 ホタルは実のところ、精神的にかなり虚弱だった。

 誰かにもたれかかってないと、生きていられないという自覚があるくらいには、虚弱だ。


 ライトは自分を捨てたりしないとは思っているが、不安が心の中に湧き上がってしまう。


 そして、ゲームの世界に来る前……現実世界を思い出してしまう。


 役に立たないと怒られる。

 役に立たない自分はただのお荷物だ。

 役に立てないと……疵が痛む。



「ライト様……早く帰って来てください……」


 コンコン


 その時、ノックの音がした。

 それも、ドアではなく窓の方から。


「……? ライト様ですか?」


 不自然だ。ライトなら堂々とドアから入ってくればいいのに、何故窓から……



「ボクだよ。……黒ずきんだよ。ちょっと開けてくれない? 耳寄りな話があるんだけど」


「黒ずきんさん? ……なんで窓から?」


「ドアの鍵持ってないからね。それより、ライトの役に立ちそうな情報があるんだけど」


「……ライト様の役に立つ?」


 ホタルはおそるおそる窓を開く。

 そこには、『待ってました』という笑みを浮かべる黒ずきんがいた。


「うん。とっても役に立つ情報だよ」


 ホタルの全身の(トラウマ)が、彼女の危機感知能力を鈍らせていた。





 一方。

 『時計の街』にて、ライトはある人物を待っていた。


「ギルドの勧誘を蹴っておきながら、こんなこと頼んで悪いな」

「ううん、おにいちゃんの呼び出しだったら地球の反対側からでも駆けつけるよ」


 そこに来たのは、小学校高学年ほどの長い赤茶色の髪の少女。

 公式チート集団を自ら名乗るワンパーティーのみで結成されたギルド『OCC』の構成員『メモリ』だ。


 彼女はライトのバックアップデータを自称する記憶能力の保持者。


 興味を持った事象に対する記憶は完璧であり、さらに驚異的な探究力と解析力を発揮するが、興味を持たない事象は全く記憶できない。

 そして、その興味は全てライトに向いている。


「さて、じゃあさっそくだが……メモリ、おまえを『利用』してもいいか? ゲーム開始から今までのこれの持ち主の動きを『視て』追ってほしい」


 ライトは複製品の鍵を見せる。

 それを見て、メモリは心から嬉しそうに笑う。

 そして直後に、表情を消し、感情の籠らない平坦な声で答える。


「了解しました。ご利用ありがとうございます。」


 メモリ……読心(テレパス)系予知能力『語り手(ストーリーテラー)』を扱うライトのバックアップを自称する少女。

 読心(サイコメトリー)系過去視能力『記録者(データバンク)』の能力者。

 ライトの師がそう呼んだ『ライトの最後のパーツ』だ。






「本当ですか?」

「本当だと思う。ガラの悪いプレイヤーが隠れて見張りに立ってたし」


 窓から黒ずきんを招き入れたホタルはフィールドの真ん中にバツ印が描かれた地図を見ながら、ジャックから聞いた情報を吟味する。


「この洞窟に犯罪者集団のアジトが……」

「ホタルが犯罪者の情報を集めてるって聞いてね。役に立つかと思って」


 黒ずきんから得られた情報は『凶悪犯罪者のアジトと思われる洞窟の場所』だった。

 黒ずきんの優れた『聴覚スキル』のおかげで風の噂で聞こえたというのだが、驚くことに彼女はそこに実際行って見て入り口の見張りまで確かめて来たらしい。黒ずきんは前線にもよくモンスター狩りに行っていて『隠密スキル』が長けているらしいが、それでも大した根性だ。


 確かに、その周辺では誘拐事件も何件か発生しており、信憑性がある。

 しかもその中の数件は殺人事件に発展している……黒ずきんは知らないうちにかなり危険なことをしている。


 だが、その過ぎたリスクを考えても、その情報の価値と信憑性は大きい。

 後はしっかりとした裏付けさえあれば、戦闘職のプレイヤーが集まって危険な犯罪者たちを一網打尽にすることもできるだろう。


 しかも、洞窟の外に見張りがいるというのも大きい。

 誘拐は人質が万が一にもメールを送れないようにする必要があるが、そのためにアジトを洞窟の奥深くなどにしてしまうと犯罪者たちもメール通信が出来なくなってしまうため、一人だけ見張り兼メール窓口として外に置いておくことがあるのだ。


 これは正しい情報だとホタルの直感が告げている。


「この情報はかなり価値があると思います。ライト様が帰って来たらすぐに調査を……」


「ライト様が帰って来たらね……ライトは今スカイと交渉してるんでしょ? なら、帰って来る前に調査しておいた方が良くない?」


「……? どういうことですか?」

 ホタルが首をかしげる。

 それを見て、黒ずきんは内心笑みを浮かべながら答える。


「先に確実な情報にしておけばスカイとの交渉に使えるかもしれないでしょ? スカイはああ見えても結構腹黒いから、無罪放免にしてもらうためにライトは想像以上の対価を要求されてるかもしれない」


「予想……以上?」

 『殺人鬼の素顔』の話はしていないが、黒ずきんの言葉はそれを除いても大きな対価を要求されそうなニュアンスだった。


「何しろ司法取引となると弱みを握られた状態からの交渉になるだろうからね……噂ではライトは今までのスカイとの交渉で負け続けて、数十万から数百万の借金が積み重なってるらしいよ。まあ、流石に数百万は眉唾だけど」

 実の借金は桁がさらにもう一つ上なのだが、黒ずきんはそれを知らない。

 しかし、スカイの手腕は情報通のホタルも知るところであるので心配になってくる。


「そこで、ライトにも秘密で調べたこの情報を後出しで出せば、風向きも変わるかもしれないよ? そうじゃなくても、こんなところでただ待ってるよりずっとライトの役に立つと思わない?」


「ライト様の役に……でも、ライト様には待っているように言われましたし」


「ライトってさ……何か大きなことをするとき、いつもパートナーに隠れて自分だけで動くんだよね。ボクもそのせいで一人であの宿に取り残されて酷い思いをしたし、スカイもいつも心配してる。たまにはライトの方が取り残される経験をした方がライト自身のためになると思うんだ。だからってホタルに危ない事をさせたいと思うわけじゃないけど、一番良い上下関係は絶対服従じゃなくて時には部下が自分の意志で命令に逆らうような関係だと、そうボクは思うんだよ」


 黒ずきんは……ジャックはホタルの『急所』を知っていた。

 それは、幼児期から受け続けた虐待と……それによって刷り込まれた『役に立たなければならない』という脅迫観念。

 大した論理はいらない。『ライトのため』と言えばそれだけでそれはホタルへの魔法の呪文となる。


「……まあ、この情報を使うかどうかはホタルに任せるよ。危険なことを強要させるわけにもいかないし」


 そう言って、黒ずきんは窓から外に出ていく。


 最後に一言

「情報料はいらないけど……ライトにはボクが教えたって言わないでね。あの事件以来ライトはボクにあんまり犯罪者と関わらせたくないみたいだから、怒られちゃうかもしれないし」

 と言って。


 残されたホタルは一分ほど葛藤した後、決意した。


「『ライト様』を百回唱えるうちにライト様から連絡がなかったら行こう」





 五分後。

 ホタルは書置きを残して窓から外に出た。


 目的地はそこまで遠くない。

 フィールドに出て草陰で仮面を付け、走り出す。


 それが、殺人鬼(ジャック)の思い通りだとも思わず。








 メモリにとって記憶と記録は等しい。

 メモリにとっては世界のあらゆるものが過去の事象を刻む記録であり、過去の欠片だ。

 この精巧なゲームの世界でもそれは変わらない。

 鍵の一つからでも、その鍵を使う場所、その鍵によって封印された部屋、プレイヤーの口伝、その周辺での出来事、それら全てを記憶し、パズルのように組み合わせる。


 無数の『記録』を、まるで歴史書を読むように読みとっていく。

 普通の人間が気にも止めないような小さな情報の積み重ねによって、まるで目の前の光景を見るかのように過去を幻視する。


 ライトが人間の内面(パターン)から未来を読み、未来に望む結果に予知するのに対して、メモリは過去の事象を読み取り、結果から過程を逆算する。


 メモリが対象の過去を読み、ライトがその先に続く未来を語る。


「……わかりました、『彼女』の行動の全てが」

「なら、次はオレの番だな。」










 宿を出てから三十分後、ホタルは目的地に到着した。

 目的地の洞窟の入り口近くの岩陰には見張りと思われる男が一人。

 黒ずきんの情報は本当らしい。


 ここら辺は出てくるモンスターのレベルは高めだが前線からは遠いし、出現率も低いので前線からプレイヤーが来ることもなく、中級戦闘職も滅多に来ない。それに特別なアイテムも無いから生産目的のプレイヤーも同様にほとんど来ない。

 洞窟の中もそれほど広くなく、難易度の低い小規模ダンジョンのはず……アジトはその中の安全エリアのどれかだろう。 


 アジトとしては最適な場所だ。


「見張りは一人……おそらく全体で5~7人。でも、かなり殺気立ってる。何かあったのかな?」


 さすがに勢いでここまで来てしまったが、ここで下手に踏み込むほど馬鹿ではない。

 今は警戒心が強い時だ……これでは侵入は出来ても脱出は出来ないかもしれない。


 ホタルの戦闘スタイルはスピードを生かした奇襲と翻弄だ。

 動きの制限される洞窟の中で、おそらく複数いるプレイヤーを真正面から相手取って勝てるようなタイプではないのだ。


 今はその時ではない。

 だが、ここまで殺気立ったプレイヤーが洞窟の入り口を見張っているということは中に何かがあることは確実だ。それだけでも収穫。日を改めればライトへと献上できる情報となる。


 ホタルは退却を決めた。

 しかし、退却を感づかれたらそれはそれで面倒なことになる。

 下手をすればアジトを変えられてしまうかもしれない。


 家に帰るまでが遠足。

 アジトまで帰るまでが隠密行動だ。


 ホタルは草村に身を潜めながら、小石のような物を取り出し、音が立たないように、出来るだけ遠くに投げる。


 そして、投げられた石が輝き、そこに突如としてモンスターが『湧く』。


「なんだ!?」


 ポップストーン。

 モンスターの出現(ポップ)率を跳ね上げる消耗品のアイテムだ。これを使えば、ポップ率が低いフィールドでもモンスターを呼ぶことが出来る。


 そして、モンスターは高い隠蔽力を持った『忍者』のホタルではなく、より見つけやすい見張りを狙う。


 ポップ率の低いフィールドで目の前にモンスターがいきなり湧くことは少ないが、無いことではない。一度や二度だけなら逃げるための囮として使うのに丁度良い。


 見張りがモンスターに気を取られている内に、ホタルは音を立てずにそこを離れる。はずだったが……



「陣形7番! ポイント11時の40m!!」

「「「「おう!!」」」」



「え!?」


 突然周囲から魔法の光が飛んでくる。

 帯電した網が飛んでくる。

 分裂した矢が飛んでくる。

 毒の入った瓶が飛んでくる。


 何が起こったか分からないが、ホタルは逃げようと一目散に走り出す。


 しかし、全てを回避して進む道は一つしかなく……



 慌てて走り抜けた先で、左脚がなくなった。



「あれ?」


 倒れたホタルに、見下したような声がかけられた。

「悪戯狐、つーかまーえた」


 直後、ホタルの視界は闇に包まれた。









 数時間後。

 ライトはホタルを待たせていた宿部屋に戻ってきた。


 ホタルが着替え中だったりという可能性を潰すために先にノックして話しかける。


「ホタル、悪いな遅くなって。ちょっと手続きに手間取ったが……」


 だが……返事が来ない。

 おかしい……ホタルなら寝ていてもノックで起きそうなものだが、全く反応がない。


 ライトはフレンドの位置を確認する機能を使うが……


 ホタルの位置が表示されない。

 これは、メールなどが出来ない『圏外』にいるか、あるいは……


「ホタル!!」


 ライトは扉を開けて中を見る。

 そこには誰もいない。


 だが、わかりやすく壁に血のような赤い字、そして地図が描かれていた。


『貴様の部下を預かった

 一人でここに来い』

《手裏剣》

 隠しやすい小型の刃物で、相手に突き刺す棒状のタイプや、回転させながら投げる円盤状のものがある。


(スカイ)「今回は忍者の定番アイテム、手裏剣です~」

(イザナ)「星形とかもあるんですね」

(スカイ)「まあ、形は特に定義されてないからね。『手の裏に隠せる剣』で手裏剣なんだし」

(イザナ)「あ、おっきいのもあります!」

(スカイ)「あ、それね……たまにアニメとかで使ってる背負うようなタイプの巨大手裏剣なんだけど……正直定義的に手裏剣じゃないと思うんだけどね……でも、商品名的には手裏剣以外に言いようがないのよね……何か良いアイデアない?」

(イザナ)「『手の裏に隠せない剣』で手裏剣にすればいいんじゃないですか?」

(スカイ)「それじゃ普通の剣も全部手裏剣になっちゃうわね」

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