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デスゲームの正しい攻略法  作者: エタナン
第四章:ギルド編

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74頁:パーティーメンバーはよく選びましょう

『傘スキル』

 傘を扱うスキル。

 傘は雨を防ぐだけでなく、『ダンススキル』の小道具として使ったり、槍のように突いたり、耐久力によっ手は攻撃を防いだり出来る。

 相合い傘をするとボーナス経験値が出るという噂がある。

「それにしても、キミの予知って強力なのに使いづらいよね」


 ある日、ミカンは正記に唐突に言った。

 その手には国盗り合戦のシュミレーションゲームがホログラムで進行している。


 クラスで人気の推理小説の続編を読んでいた正記は栞を挟んでからミカンに向き直って答える。


「また唐突ですね。一体なんですか?」


「キミが自分の弱点をちゃんと理解してるかが心配になってね。推理小説なんて読んで自分の予知が完璧だと過信されても困るし」


「過信なんてしませんよ。推理小説と現実は違う。推理小説の犯人は予知できても、現実の殺人事件ではこうはいかない。そうですよね?」


「そうよ。なんたって、キミの予知は今のところ一度に一人分の思考を読むので限界だしね」


 ミカンがそう言うと、正記は本を閉じて表紙を見る。


「推理小説なら作者一人、テストなら先生が一人か二人。でも、現実では無数の人の思惑が絡み合ってる。オレは完全犯罪ならわかるけど、犯人がミスを重ねるとわからなくなる。」


「そう、キミの予知は本質的には読心(テレパス)系統に分類される。それによって、他人の望む未来、そうしようとしている未来を読むわけだけど、全て思い通りになる人なんてなかなかいない。もちろんテストや小説なら概ね『原作者』が思い通りに製作できるからキミの予知の精度はかなり高い。でも、相手の望みを実現する能力が低いほど、多人数の思惑が絡んで邪魔し合うほど精度が下がる。」


 そして、ミカンはゲームをクリアし、笑いかけた。


「まあでも、そのくらいの欠点があった方が丁度良いよね。予知能力なんてさ」


 ミカンは言った。


「完璧な予知能力なんて、まだ誰も実現してないんだから」


 完璧な予知は『まだ』完成していない。






《現在 DBO》


 ギルドの勧誘競争に巻き込まれたライトは多数のプレイヤー達から追い回され、包囲された所を忍び装束の少女に助けられた。


 そして……

「なんで結局追っかけられてんだよ!?」


「待ってくださいライト様!! 私をあなたの物に!!」


「変なこと叫ぶな!!」


 そして、ライトを助けてくれたプレイヤー『(ホタル)』に追いかけ回されていた。

 しかも、ホタルの要求は『自分をライトの奴隷にしてほしい』という聞き間違いかと思うような内容だ。聞き直して聞き間違いや言い間違い、あるいは別の言語が偶然そのような発音になったのではないかを確認し、ライトはすぐさま屋根を飛び移って逃げたのだが……


「てか足速っ!! 前線にもなかなかいないぞそんな健脚!!」


「褒めていただき光栄至極です!」


「ほめてねー!!」


 ホタルは予想以上に足が速かった。

 オールマイティービルドのライトとでは比べものにならない。

 しかも、ライトはただのオールマイティービルドではない。燃費は悪いが多数のスキルの能力補正でステータスを増強することができ、筋力、防御力、速力、技術力はそのステータスを武器として専門で磨いている戦闘職プレイヤーほどでないにしても『上の下』くらいには上げられるのだ。


 だが、そのライトがスキルの補正を全開にしても追いつかれつつある。ホタルのスピードは最前線で戦うプレイヤー達と比べても秀でている。


「やっぱり忍者相手に屋根上で逃げ回るのは無理か!」


 ホタルは服装からしてもわかりやすいが、十中八九『忍術スキル』を修行して『忍者』の職業を得ている。普通の追跡者なら『玉乗りスキル』や『軽業スキル』を持つライトにとってこのような走りにくい屋根の上での逃走は有利な状況だが、相手が『忍者』なら話は別だ。


 一つのスキルでいくつものスキルの役割を兼任できる汎用型スキルの一つ『忍術スキル』。同じく汎用型の『気功スキル』に比べると破壊力は低く、回復力にも向かず、防御も薄い。しかし、その代わりに機動力、移動力、隠密性は非常に高い。そして、それを修めた『忍者』は多くの職業の中でも群を抜いて足が速い。


 不安定な足場や障害物の突破にも長けていてこのような障害物競争では圧倒的に有利だ。


 かと言って、平地での徒競走でも勝てるというわけではないが……


「傘スキル『不自由落下』糸スキル『スパイダーネット』!!」


 ライトは走りながら傘と粘着性の糸を呼び出し、屋根から飛び降りながら広げた傘で速度を殺し、糸を周囲の壁に飛ばして罠を張る。


「これならどうだ」


「粘着プレイをご所望ですか?」


「所望しねーよ!!」


「ならば抜けます、悪しからずです」


 ホタルは懐から鎖鎌を取り出して刃を壁に引っ掛けて空中で軌道をコントロールして罠を回避して地面に降りる。


「やっぱり中級戦闘職のレベルじゃないな……ならば、穴掘りスキル『土煙』農作スキル『シードショット』園芸スキル『ロープラント』」


 ライトは落下が終わる直前に竹光を地面に突き刺して粉塵を巻き上げ、さらに粉塵に蔦の種を紛れ込ませて飛ばし、急成長した蔦がホタルに絡みつく。


「ネバネバではなく縛りプレイですか?」


「縛りでもない!」


「じゃあ抜けます。『縄抜け』」


 蔦に絡みつかれていたはずのホタルが丸太とすり替わる。


「ハイスペックだなおい!! なら、木管楽器スキル『ハイトーン』騎乗スキル『レンタルドライブ』……跳躍スキル『ハイジャンプ』」


 ライトは傘をしまって代わりに笛を取り出して思いっきり吹き、タイミングを見計らって近くのレンタルショップから走り出てきた馬に飛び乗った。


「騎乗スキル『アクセルコマンド』軽業スキル『軽量体質』調教スキル『ライダーウィップ』」


 鉄鞭を取り出して馬を叩き、他にもスキルを注ぎ込んで加速させる。


「追いつけるものなら追いついてみろ」


「……わかりました、どこまでだってついて行きます。あなたが私を奴隷として認めてくれるまで!!」


「そういうことを叫ぶな!!」





 三時間後。

 フィールドのド真ん中の泉で荒い息をするホタルと疲れ果てて泉の水を飲む馬、そして呆れたようにホタルを見るライトがいた。


「安い馬とはいえ、馬が走れなくなるほど追ってくるか普通?」


「はぁ…はぁ…はぁ…やっとわかりました」


「やっと諦めたか?」


「あなたは…はぁ…私を疲れ果てさせてから…はぁ…好きなようにするつもりだったんですね」


「しねえよ! 好きにできるなら一番に縁を切るぞ」


「はぁ……縁を切られてもどこまでも追いかけます。私にはどこまででもついて行ける自信があります。」


「てか、本当になんなんだそのオレへの執念……もはやギャグか怖い話みたいだったぞ。昔流行ったトンネル婆とか」


 馬に乗って最大までスキルでスピードをブーストしたライトはホタルより少し速かった。しかし、ホタルは街の抜け道や屋根の上でのショートカット、さらにはフィールドのモンスターを遠距離で攻撃しておびき寄せてライトを妨害するなど、ありとあらゆる手を使ってきた。


「本当に、なんでそこまでしてオレに拘るんだ? 仕事が欲しいならスカイの所にでも行けよ。スカイも人手が欲しいって言ってたし」


「私はライト様の奴隷になりたいのです! どうか側に居させてください! 好きに使ってください!」


「だから何でオレ!?」


 ライトにはカリスマはない。

 ギルドメンバーの勧誘は多いが、それは便利で『使いやすい』という意味合いが強い。本気で下につきたいと言ってくるプレイヤーなど初めてなのだ。


 しかし、ホタルは堂々と言いきる。


「あなたが強いからです」


「強い奴について行きたいなら戦線(フロンティア)にでも行けばいいだろ。その強さなら前線でも通じるだろうし、あっちにいる赤兎の方が強いぞ?」


「……確かに戦闘能力や知名度では最前線の赤兎さんの方が高いかもしれません。しかし、積み重ねてきた功績はあなたの方が上のはず……それこそ、あなたの真の強さの証明」


「オレの功績? オレはただのしがない無職のプレイヤーだが?」


 ライトがそう言うと、ホタルは『しめた』と言うように笑みを浮かべた。


「何を仰いますか? 私は知っております……ハーフタイムイベントでの陰のイベントをクリアしたプレイヤー、攻略本のもう一人の編纂者、あの殺人鬼マスクドジャックと戦って唯一生き残った男、エリアボス攻略において全滅のピンチを切り抜けた臨時指揮官、襲撃イベントでの真のイベントボスを打ち倒したイベント攻略者、千のクエストをクリアした攻略済みクエスト最多記録保持者、誰よりも多くのスキルを修得したスキルハンター……これら全てがあなた個人の功績」


 ライトは驚いた。

 ホタルが挙げた功績の中にはライトが口止めをして広まらないようにしたものもある。それに、どれも一時期は噂になったが、すぐにゲーム攻略の進行によってかき消された情報だ。


 よほど詳しく調べないとここまでの情報は集められない。


 もはやファンよりストーカーと呼ばれる領域だ。


「最前線プレイヤー並みにハイスペックなストーカーか……ギルドの勧誘数十人より厄介だな」


「傍に置いていただけるなら追いかけるのをやめます」


「解決策に見えて全く解決できてない……何も妥協してないし」


「もれなく私の純潔が付きます」


「オマケを付けるな。よりいらなくなった……というより、その服装とか誘ってるのか?」


「……体には自信がありますので、この服装なら傍に置いてくれるかと思いまして」


 ホタルの表情を見る限りライトに受け入れてもらいたくてわざわざ『お色気バージョン』のくノ一装束を着ているらしい。だが、ライトが予想以上に自分のスタイルに興味を持たなかったため少々ショックを受けているように見える。

 だが、ライトは別の所に興味を持った。


「……ならもしかして、傍に置かせてあげたらどんな服でも着てくれるのか」








「というわけで、オレには新しく子分ができたんだが……なんでそんなに冷たい目で見るんだ? スカイ?」


「というわけでじゃないわよ。いきなり自己紹介で『私はライト様の奴隷です。お見知りおきを』なんて言われてびっくりしたわ」


 翌日の夜遅く。営業時間終了後の『大空商社』にて。

 ギルドクエスト騒ぎ以来なかなかスカイの元に来れていなかったライトはスカイに事情を説明し、白い目で見られていた。


「普通はなんとしても断るなり、受け入れたとしても対等なパーティーメンバーとして扱うなりするでしょ? なんで言われたとおりにそのまま子分として使ってるのよ?」


「だって実際すごく役に立つぞ? アイテムの換金のお遣いだってちゃんとこなしくれるし、索敵もしてきてくれて裏道とかも凄く知ってるからギルドの勧誘もかわせるし」


「お安いご用です」


 ホタルは戸の前で立ち膝をつき『待機状態』となっているが、声は少々得意げだ。


「あと、コスプレとかもしてくれるし」

「一番の本音でたわね!? その趣味未だによくわからないんだけど!?」

「私もよくわかりませんがライト様が喜んでくださるなら何でも着ます」

「これでも自重してるんだぞ。刺青風のボディーペイントとか」

「そんなハードな趣味まで隠してたの!?」

「冗談……だ。本気にするな」

「その間は何!?」


 ちなみに、そう言うホタルは今忍び装束ではなく『町娘』のような和服だ。流石に露出の多いお色気バージョンの忍び装束では目立ちすぎるということもあるが、ライトの趣味の影響もある。

 この店の主人であるスカイが店長としての正装として着物を着用しているので店の雰囲気にもやや馴染んでいる。


「ホタルだっけ? あなた、他にどんな服着せられたの?」


「バニーガールとか……プレートアーマーとか……拘束服とか」


「ああ、バニーについては『これ着てって言ったら奴隷の件取り下げてくれるかなー』って思って用意したんだけど……やっぱりあれは手足がすらっとしてて長い人は似あうんだよな」


「ここがゲームの世界じゃなきゃ通報してるわ。ていうか、ライトも少しは警戒とかしなさいよ。最近物騒なんだし、詐欺とか寝てる間に装備品奪われるとか警戒しなさいよ。最近物騒なんだし」


 警察がいなくても犯罪はなくならないのだ。

 殺人事件も皆無とは言えない現状で怪しい人物を傍においておくなど、普通では考えられない。


「オレのレベルなら襲ってくる奴もそうそういないし、いても戦うなり逃げるなりどうにでもできるよ。それ用の装備も持ってるしな」

 そう言いながら、ライトは不気味な脇差を撫でる。それを見てスカイは呆れたように言い返す。


「そうじゃないわよ。知らないの? 『泥棒狐』の噂」


「『泥棒狐』? ホタルは知ってるか?」


 噂を知らなかったのか、ライトはホタルに問いかける。

 問いかけを受けたホタルは頷き、神妙な顔で答える。


「人の集まる場所を避けていたライト様が知らないのも無理はありません。『泥棒狐』とは、ここ数日で噂に上がっている窃盗犯の通り名です。狐の面を被り、夜中にプレイヤーから装備している武器を奪って逃げていくとか……」


「まあ、活動自体は結構前からあったらしいけど最近になって急に噂が目立ち始めたのよね。なんかギルドの勧誘でバラバラだったプレイヤー達が情報を共有するようになって、被害者達が同じ相手にやられるたってわかったのかもしれないけど……結構な数、しかもなかなかハイレベルのプレイヤーもやられてるわよ」


「もちろん、そんなコソ泥などにライト様が遅れを取るはずはないと思い敢えて言わずにおりましたが……やはり話すべきだったでしょうか?」


「いや、別に大丈夫だ。流石にその大泥棒も呪われた刀とか竹光とか、こんな売っても金にならないものは狙わないだろうしな。それより、その話ってナビキ『達』は知ってるのか? エリザはともかくあいつらの武器って目立つだろ?」


 ナビキ『達』。

 三重人格の少女『ナビキ』の中の三人の人格。

 温厚で音楽を愛する主人格『ナビキ』。

 好戦的で大鎌を武器に戦う二番目の人格『ナビ』。

 そして、自由奔放で危険な吸血鬼『エリザ』。


 彼女『達』は一ヶ月前からスカイの店で働いており、プレイヤー達の生活と攻略を支える『攻略本』の作成に尽力している。

 また、彼女は故あってユニークスキル『強奪スキル』を修得しており、倒したモンスターからスキルや技などを選択して奪うことが出来る。そして、その応用で同じ種類のモンスターの使う能力を知ることが出来るので主にモンスターの情報を集めている。

 ライトはナビキのおかげでクエスト方面での情報集めに集中できるようになり、プレイヤー初の『クエスト1000種達成』という名誉を得た。


 ライトはよくモンスター討伐系のクエストでナビキと一緒に行動するが、その確かな実力と技巧派のライトと比べて『派手』な戦い方でライトよりも有名になっている。また、以前は最前線で戦っていたため前線の戦闘職ともつながりがあり、しかもそれぞれの人格の独特の魅力と相まって人気なため、ナビキはアイドル的な存在として広くから情報提供の協力を求めるのに貢献している。


 しかし、人気や注目を集める人物は同時に犯罪などの被害に遭う危険も増える。


「あ、他の犯罪者はともかく『泥棒狐』に関してはナビキへの被害は心配無用よ。」

 スカイが軽くライトの心配を否定する。


「どうしてだ?」


「『泥棒狐』は、主に犯罪者を狙ってる……一部では『義賊』って呼ばれてるくらいだから。ナビキもナビも問題は起こしても犯罪はやらないだろうし……まあ、エリザに関しては武器自体使わないしね。むしろ襲う方が逆に襲われるよね……あの子の強さ、洒落にならないし」


「おい、じゃあなんでオレに警告したんだ。オレは百歩譲ってコスプレ女子を連れ歩きたい願望を持っている怪しい人だとしても、犯罪はしてないぞ」


「女の子にコスプレさせて喜んでる変態は犯罪者よ。まあ、犯罪者相手だからって何してもいいってわけじゃないだろうけど……ライトの所に行ったらあんまり手荒にしないであげてね。」


「……珍しいな、スカイが誰かの肩を持つなんて。さては盗まれた武器を買い取って売ったりしてたとか?」


「違うわよ。ただね……『泥棒狐』には面白い噂がもう一つあるのよ。そっちが『義賊』って呼ばれてる本当の理由なんだけど、聞きたい?」


「しらないな。教えてくれ」


「『泥棒狐は武器を盗んで作った金を貧しいプレイヤーに分け与えてる』って噂。まあ……後ろめたいことがあってNPCショップしか使わない奴が金もってるより、貧しいプレイヤーに分け与えてくれてる方が私としては助かるのよ」








 一時間後。


『で、どうなのあの子は?』

 宿屋にて、ライトにスカイからのメールが届いた。


『そうだな……腹に一物抱えてる感じはするが、裏切るつもりはなさそうかな。まあ、オレを「利用したい」くらいが妥当だろうが、オレに仕えるのはその対価みたいな感じかもしれない』


『「かもしれない」って、いつもの予知はどうなのよ? もっと正確にわからないの?』


『オレの予知はそこまで万能じゃない。本人の望みがわかっても本人の自覚が少ないと少し難しいんだ。それに、絶対忠誠で本当の自分を見せてくれないから思考パターンも読みにくい』


『ふーん……ところで、「泥棒狐」の噂。知っててあの子に喋らせたんでしょ。人を避けてても人脈はあるし、流石にライトが知らないとは思えないし……で、どうなの?』


『勘がいいな。その通りだ


 「泥棒狐」の正体はホタルだよ。』

《忍び装束》

 和装系軽量型戦闘服。

 暗殺者タイプのプレイヤーが好むが、趣味要素も強い。

 露出の多い『お色気バージョン』、全身隈無く隠す『刺客バージョン』、派手だが攻撃力補正が高い『忍ばずバージョン』などの多彩なバージョンがある。ネタ装備とも言われる。


(スカイ)「はいこちら、ホタルも愛用の忍び装束です~」

(イザナ)「いろいろ種類もありますね」

(スカイ)「このゲームってなんかこういうネタ装備気合い入ってるんだよね」

(イザナ)「見た目が遊びでもステータスは本気ですからね」

(スカイ)「全力で攻略しながら服装も楽しめるようにって配慮なんだろうけど……なんか抵抗ある人が多いみたいで、ステータスの割に売れ方がいまいちなのよね~」

(イザナ)「ライトさんも『思ったよりコスプレっぽい人が少ない』って言ってました」

(スカイ)「ま、雨森みたいなガッツリコスプレな人もいるけどね」

(イザナ)「あの人はもう着ぐるみの中身が無いって説が濃厚になってきてますけどね」

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