17頁:役割の違う者同士尊重し合いましょう
今回から試みであとがきにコーナー作ります。
上手くいきそうなら続けます。
つい先日。
GWOというゲームで、赤兎は強敵と戦った。
『彼女』は強かった。赤兎は何度となく、挑戦状をたたきつけ、挑戦され、全ての試合に負けてきた。
出会えば勝負。
負ければ時間の許す限りリベンジ。
赤兎は強くなる方法をよく知らなかったから、とにかく同じことを繰り返す。
素振り、そして挑戦。
いつの間にか第二位なんて位置についていた。
自分の上の一人を追い続けている内、他の全員を追い抜いていた。
先日のトーナメント式の大会では、最後まで諦めず、剣を振るい続けていた。
より速く、より多く、より深く、より重く、より精密に。
あとで周りは負けた赤兎に歓声を送った。
『速すぎて見えなかった』
『俺なら一撃も避けられない』
『神速だった』
だが、あの時一番心に残ったのは自分の足元からの声援ではなく、自分を見下ろす『彼女』からの一言だった。
「合格、銅メダルはキミにあげる」
≪現在 DBO≫
「いや~それにしても、よくあんな掘り出し物見つけて、しかもいきなり連れてくるなんてね~。何、かなり大胆でびっくりしたんだけど、もしかしてあの娘もリアルでの知り合い?」
スカイはかなり上機嫌だ。
まさか、開店直前でマジックアイテムを作れるプレイヤーと委託契約し、その作りだめしていたアイテムを一気に買いとれるとは思っていなかった。これは攻略に向かう前線のプレイヤーにも需要がありそうだし、今一番欲しかった類のものだ。
「しかも、あの≪御守り≫だけじゃなくて、絵とかもあったしね~。これも効果が付いててさ、『飾っていある部屋の家具の耐久力が微量ずつ回復していく』とか『蝋燭の減るのが遅くなる』とか直接使っても売ってもいいしね~」
まあ正直、スカイとしては商品を置く棚を選んでる途中にまた目玉商品を増やされるとかまた『嫌がらせか』とかも思ったりしたが、思えば朝は奢って貰ったのだ。そのくらいの仕返しは受けてもいいだろう。
「まあ、喜んでくれたなら何よりだ。ちなみにオレにリアルであんなナチュラルブロンドの北欧美人の知り合いはいない。あ、あとちなみにもう一つマリーさんに頼んだことがあったんだ。そっちの返答はもらったか?」
マリーとスカイの『商売話』は店の中で行われ、ライトとナビキは人払いされていた。ライト的にはマリーの作ったアイテムが不当に安く買いたたかれていないかが心配なところだ。
その際、ライトが頼んだ『子供の派遣』の交渉も一緒にスカイに任せてある。
「一番年長の中学一年生二人を後でこの店に来させるらしいわ。あと、給料の支払いは食料でいいって……それにしても子供二人雇って何するの? わざわざ子供を選ばなくてもそこら辺にあぶれた人たくさんいるでしょ?」
ライトは以前スカイに見せたサーカスのチラシを出して見せた。
「このクエスト、募集人員が『1パーティー』なんだよ。スカイ、ナビキ、オレ、派遣少年兵二人、あと一人欲しいな……できれば見るからに戦えそうな人の方がいい」
「ちょっと、1パーティーってもう埋まってんじゃない? 大丈夫なの?」
心配そうにするスカイに、ライトはマリーの真似をした申し訳なさそうな笑顔を返す。
「実は最初にチラシもらった時に既にクエスト受諾してる。黙っててゴメン」
あの時、ライトはまたもほぼ徹夜で『屑鉄山』を漁りに行ったついでにこのチラシを取ってきたのだ。その時なら確かにそれほど早く行動できたプレイヤーは少なかっただろう。
「え、メンバーが集まるかどうかも分からない段階でクエスト受けたの? もしあのマリーとかナビキに会わなかったらどうする気だったのよ?」
「その時のために補充要員を呼んでたんだけど……あっちどうしよ。一人で十分とか言えないな……」
「先輩、補充要員ってあの人たちですか?」
ナビキが東の方を指差す。
スカイとライトがその方向を見ると、そこにはこの街では見ないような高級そうな装備を身に着けた一団が接近している。
そして、その先頭のプレイヤーが手を振った。
「おい、ライト。祭りだって聞いたから来たぞ!!」
「おお、赤兎!! 後ろの人たちは友達か?」
先頭のプレイヤー……赤兎はライトを見て、親しい友に向けるような裏表のない笑顔を見せる。
その装備は武士か侍を意識したのであろう動きやすい和服系装備で統一されていて、剣は以前の《イージーソード》ではなく、日本刀が腰に佩刀されている。
「ん、これでも最前線で背中を任せる仲間たちだ。本当はオマエにも混ざってほしかったんだが……どうだ、今からでも一緒に来ないか?」
「断るよ。オレの今の戦場はここなんだ」
いきなり仲の良さげな会話を始める二人。
周りはいきなり始まった会話についていけないらしく、会話に入れないでいる。(ナビキだけは早速メモを取っている)
そんな中、ライトの言葉に気分を害したように声を上げるプレイヤーがいた。
「はんっ、戦場だ? 俺たちが命懸けで攻略を進めてる間、安全な街に籠ってた奴が何を偉そうに」
「おい草辰!! やめんか!!」
六人の中心に近い位置にいた一人がそれを諌めた。
草辰と呼ばれたのは30代の巨漢プレイヤー。肥満気味だが、戦国武将のような猛々しさを感じる。装備は剣だ。
それを諌めたのは40代後半から50代前半の初老のプレイヤー。パーティーの中で一番の高齢だが、老いているというより達人のような熟達した雰囲気がある。六人のリーダー的なポジションなのだろう。
「いや、一つ言わせてくれよ。俺はこの街に来たらこの街の奴らに絶対言ってやろうと思ってたんだ!! 俺たちが必死に戦ってマップを広げてる間、この街の奴らはただ待ってるだけだったんだ!! 最前線で俺たちの仲間が死んで言ってるのに、300人死んでそれを祝って祭りだと!? 冗談も休み休み言え!!」
「やめろと言っているだろう!! 無力なプレイヤーが無駄に死ななくていいように、私たち戦えるプレイヤーが戦う。そうだろ?」
おそらく、スカイは何かを言おうとした。
ライトが大量のモンスターに囲まれたり、不眠不休で最悪のシナリオを想定して働いたりしているのを知っているから。
勝手なイメージをライトに当てはめるなと言いたかった。そう思う。
しかし、それは口をついて出ることはなかった。
その前に、他ならぬライトが口を開いたのだ。
「アンタら、『オレ達』なめてるだろ?」
ライト以外の全員がライトを見る。
その中で、ライトは全く物怖じせずに言い放つ。
「第一、前線に出て死んだとしてもそれは自己責任だろ。準備と心構えを怠った奴が悪い。『無力なプレイヤーが死なないように』なんて覚悟があったならむしろ本望じゃないか?」
ライトの言葉にTGWの面々がそれぞれの反応を見せる。特に草辰は青筋立てて身を震わせている。
そんな様子が目に入らないはずもないのだが、ライトはそのまま続ける。
「本当に恨む権利があるとすれば、それは準備万端の状態でフィールドに出たが後ろから仲間に刺されて死んだやつか、仲間が逃げ出して取り残されて死んだやつくらいだ。そのくらいの覚悟、そこのスカイはオレが言うまでもなく整えてたけどな」
その言葉が、爆発寸前だった草辰にとうとう臨界点を超えさせた。
「黙って聞いてりゃ好き放題言いやがってこの餓鬼!! 臆病者の生産職に覚悟がどうとか言われたくねえ!! 口でどんなこと言おうが、結局おまえらは俺達戦闘職の後ろで安全圏でコソコソしてるしかねんだよ!!」
その剣幕にリーダーらしき初老の男も止められずにいる。草辰は今にもライトに切りかかりそうな勢いだ。
赤兎は万が一に備えて腰の刀に手をかける。
だが、
「赤兎、こいつ借りても良いか? 丁度クエストの数合わせに一人欲しかったんだ。中学生より役に立つとは思えないが、まあこいつでもいいや。」
ライトの言葉はその場の全員を唖然とさせた。
さんざん怒らせといてスカウト?
しかも数合わせ。
最前線のベテランが中学生以下?
他を置き去りにしたまま、ライトは草辰に向かって衝撃的提案をした。
「草辰、オレと決闘しよう。オレが勝ったらクエストを手伝え。あんたが勝ったらオレはみんなの前で土下座する」
決闘。
それはゲームの設定的にも認められたものであり、街の中でもHPが減少する『決闘モード』という設定もある。
ただし、その場合は特定のプレイヤーとの接触でしかダメージは発生せず、HPが0になる前に決着が言い渡され死者は出ない。
しかし、それでも決闘は決闘。
痛みもあるし、そんな気軽なものではない。
それを、よりにもよって最前線の戦闘職に、しかも、時計の街から次の町にも行っていないライトが申しつけるというのは、悪い冗談のような話だ。
二人は荒れ地の障害物の少ない部分で向き合う。
今にも襲いかかりそうな草辰、余裕を見せ帽子を脱ごうともしないライト。
とんでもない提案をしたライトにリーダー格の初老の男が声をかける。
「今ならまだ……」
「ああ、安心してくれ。ここで退くなんて盛り下がる展開はない。赤兎、『インビジブルカッター』は使わないからお仲間が細切れになるようなことはない」
これに赤兎は驚く。
『インビジブルカッター』はライトにとってはほぼ最強のチート必殺技のはずだ。てっきりそれを、あてにして決闘を挑んだのだと思っていた。
しかし、ライトは現にマキビシも糸も取り出そうとはしない。素手のままで草辰と向き合っている。
そして、剣を抜いた草辰はそれを見て怒鳴る。
「おい!! 早く武器出しやがれ!! なめてんのか!?」
それを聞き、ライト少々面倒臭いというような顔をしたあと、メニューを開いた。
「赤兎相手ならともかく、たぶん無くても行けるけどな。まあ、剣の一振りくらい……」
だが、ふと何かを思い出したかのように剣を実体化させようとした手を止め、ギラギラとした笑みを浮かべる。
「いや、よく考えたらオレは生産職代表みたいなもんだよな。だったら、それらしい武器で戦わなきゃな!!」
ライトの取り出した『武器』に一同はスカイ以外驚愕の表情を浮かべ、スカイだけはライトと共鳴するようにギラギラとした笑みを浮かべた。
スカイが『金』を武器にしたように、ライトも『それらしいもの』を持ち物から選んだ。
それは、ライトがこの数日間イヤと言うほど使ったであろうもの。
右手には丈夫そうな肉厚の鉄板の両側面に無数の小さな刃のついた《鋸》。左手には杭のように先細りした50cmほどの鉄の棒に刃とは呼べない起伏が刻まれた《鑢》。
ライトが選んだのはスキル修得に際してNPCの大工から贈呈され、スカイの店を作ったアイテム。
ライトの手にもはや馴染みきっているであろう道具……『工具』だった。
カウントダウンが始まる。
今回の設定では10秒。
そのわずかな時間に両者は斬る覚悟、斬られる覚悟を決めて、その瞬間を待ち構える。
だが、開始直前でライトは草辰から目を逸らし、ナビキを見つめた。
「ナビキ、安心してよく見ていてくれ」
カウントが0になった瞬間、両者の刃は激突した。
狙ったのか、それとも偶然なのか、二人の最初の技は同じ『シンプルスラッシュ』。『木工スキル』だけでなく『剣術スキル』も持ち合わせるライトは剣に似たアイテムなら剣の代わりに工具で剣の技を使うことも出来るのだ。
二人の刃は数秒拮抗した。しかし、草辰が嘲るように言い放つ。
「はんっ!! 大口たたいといてその程度か?」
拮抗した刃はライトの方に傾き、ライトは後退して押し切られる剣を回避した。
その様子を見ていたナビキは思わず声を上げた。
「なんで先輩が押し負けるんですか!?」
それを見て、スカイは冷静に説明する。
「レベルは同じくらいでしょうね。でも、能力値の振り分けが違う。このゲームでのレベルアップの時の能力値アップは『筋力』『速力』『防御力』『技術力』『EP』『体力』から選択して振り分け出来る。見たところあの戦闘職は『筋力』に大目に振り分けたパワータイプみたいだけど、私なんかは生産精度に補正のつく『技術力』にポテンシャルほぼ全振りしてるし、ライトも私ほどじゃなくても大工仕事のために『技術力』を上げてるはずよ。まあ、ヒットした時のクリティカル率も上がるから一概に戦闘向きじゃないとはいえないけど、力勝負は分が悪いわ」
「あんた、一合い見ただけでそこまで説明出来るってすごいな」
「社長。バトルマンガで『気をつけろ、アイツは手強いぞ』とかよく言ってる人みたいです」
すらすらと解説したスカイに驚くナビキと赤兎。
「『鑑定スキル』派生技能『解説役』」
「マジで!?」「本当ですか!?」
「嘘よ~」
閑話休題。
スカイが見守る前で、ライトと草辰は打ち合いをさらに三回ほど続けていた。しかし、能力値的に押し負けるのが決まっているライトは段々後退していく。
「はっ、そんなんでよく俺を相手にあんな啖呵きれたもんだな!! 俺はGWOランキングではベスト32に入ってるんだ、てめえとは格が違うんだよ!!」
草辰は勝負を終わらせようと剣を振り上げる。
次の技は先日使えるようになったばかりの『剣術スキル』中級技の三連撃。
草辰は勝利を確信した。
だがそのとき、ライトが奇妙な声で笑った。
「ギシャ……知ってるか? それ、死亡フラグって言うんだ」
一撃目の上段からの振り下ろし。
ライトは鋸で軌道を逸らしながら、草辰の右手を鑢で打ちつけた。
二撃目の振り下ろした先からの振り上げながらの斬撃。
右手が打ちつけられて不安定になった軌道はライトが軽く身をそらすだけで回避され、今度は左手が鋸で傷つけられた。
そして、最後の心臓をねらった突き。
両手とも傷つけられた直後で弱々しい最後の一撃を鋸でしっかりと受け立ちし、ガッチリと剣を鋸の刃に咬ませる。
そして……
「32人なんてベストつけるような人数じゃないよ。『ジグゾーウェイブ』」
ライトの『木工スキル』の戦闘応用技。本来は高速で武器を前後することでダメージを重複させる技だが、今回はガッチリと剣を挟んだ状態で鋸を前後させる。
ガキーン!!
「な!?」
草辰の剣は呆気なく弾き飛ばされた。
そして、次の武器を取り出す間などなく、鑢の尖った先端が喉仏に押し当てられる。
ライトは簡潔に勝利を宣言した。
「オレの勝ち」
その様子を見ていたスカイ、赤兎は奇しくも同じ感想を洩らした。
「やっぱりね」「やっぱりな」
ナビキはライトに羨望の目を向け、手はキッチリと今の戦いの様子を記録している。
「クリティカル率が高いってことはカウンターの成功率も高いってことだし、優勢だったから慢心したんだろうけどあんな大技を工夫もせずに出したら当然反撃を狙われるわよね」
「てか、別に大技じゃなくても前見たライトの反射神経なら全部避けられそうだったけどな。まあ、今回は草辰の面子を立ててくれたってことか?」
そんな二人の見解も知らず、草辰は悔しげな声で呻く。
「ちっ、今回はまぐれだ!! そもそも、俺に勝てるようなが生産職なわけがねえ!!」
「まあ、純粋な生産職とはいえないかもしれないが、自分に勝てないはずだから決闘を受けたってのも大声で言うことじゃないだろ。とにかく、約束通り一旦こっちのパーティーに入ってクエストを手伝ってもらうぞ」
「くっ……覚えてやがれ」
こうして、六人目の補充要員が決定した。
そして、赤兎達は祭りを見に行き、ライトとナビキ、そしてスカイがしばらく店で開店の準備をしていると、待ち人が来た。
コンコン
扉がノックされる。
そして、外から会話が聞こえてきた。
「ホントにここでよかったのかな?」
「周りに他に店なんてないし、ここしかないでしょ」
男女の声。どちらも小学生高学年か中学生低学年。
「もし怖い人だったらどうする?」
「でもマリーさんが手伝ってって言ってたし……そのときには我慢しよう。ここの人たちがマリーさんの御守りを買ってくれないと、ずっとみんなおなかを空かせて……」
「……わかった。ぼく、何をされても泣いたりしないよ」
「わたしも、変なことされても我慢するわ」
「じゃあ」
「うん」
「「ごめんください!!」」
「「「いや、そんな覚悟いらないよ!!」」」
二人が扉を開けるなり、店内にいた三人は全力で突っ込んだ。
それではまるで、取引中止をほのめかせてパワハラを迫る悪徳企業だ。
そこにいたのはよく似た二人組だった。
中学一年生と聞いていたが少し小柄で、片方がセミロングの髪を持つ女の子、もう片方がショートヘアの男の子。
二人はお互いに相手を抱きしめるような体勢をしている。
……いきなり大声を出したのがいけなかったらしい。怯えさせてしまったようだ。
ナビキとスカイはすぐさまライトに向かってアイコンタクト。
スカイ(なんとかして)
ナビキ(先輩、頼みます)
ライト(どうして二人ともオレなんだ……)
悩んだ末にライトが出した結論は……
「変なことしないから、怯えないでください」
上司と後輩の失態の責任をとり、誠心誠意頭を下げることだった。
同刻。
基本的にこの祭りの『準備期間』と『当日』の違いは『当日』だけは派手なパレードまがいの行列や『サーカス』をメインとした限定イベントがあると言うことくらいだ。
だから、買い物だけなら準備期間中でも十分に楽しめる。
そして、楽しむのは何もプレイヤーだけとは限らない。
「ありがとうイザナ。こんなに買えた」
「いえいえ、それより当日も来ませんか? プレイヤーショップも営業開始するんですよ」
道案内NPCのイザナと話しているのはイザナと同じくらいの少女だ。しかし、その雰囲気は落ち着いていて、子供という気がしない。
「いい、本来この祭りはプレイヤーが楽しむもの。私達はその真似事をするだけ。遊びすぎはよくない。それに……」
このあとの言葉は時計台のなかの人物にも聞こえない『オフレコ』のものだった。
「マスターが言ってたのは『これから一気に減るから、たくさんいる内に見ておきなさい』だけだったから」
それを聞くと、イザナは少し寂しそうな顔をしてから笑った。
「そうならないことを願ってますよ。キサキちゃん」
イザナ「はい、始まりました!! NPC談話室のコーナーです!!」
キサキ「あの、私は今日最後にちょっと出ただけなんだけど……」
イザナ「今日のお相手は『縦横無尽』ことキサキさんでした!!」
キサキ「しかも、まだ当分は出てくることのない二つ名まで出してコーナー終わらせた……これはマスターに相談すべきかな……」




