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デスゲームの正しい攻略法  作者: エタナン
第一章:セットアップ編
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登場人物(改訂版)

 読者の方のご指摘に従って登場する章(あるいは活躍する章)の順番に従って書き直して見ました。ネタバレ要素もあるので注意してください。

【第一章】


〖ライト(本名:行幸(みゆき)正記(まさき))〗

「正論を言われて傷つくなら、それは傷つくほうが悪いんだ」

 身長185㎝。長身細身の少年、ゲーム開始時には17歳。

 自分の主観に興味がなく、自身の人格を状況に応じて変化させてしまうので決まったプレイスタイルを持たない。ステータスは全て平等上げ、スキルは発見されたものを手当たり次第に修得してどれかを極めることなく全て二流の域に留まっている。戦闘職でも生産職でもないがどちらも並みのプレイヤーより上手の万能型。

 自身の損得には興味がないが、他人の主観における『物語』をより良く改竄することを行動原理としている。

 無意識までも自由に改変できる……つまり、実体がないに等しい自我を持つ『哲学的ゾンビ』。

 


〖師匠(本名:天照(てんしょう)御神(ミカン)?)〗

「世界の命運をかけたデスゲーム……みんな、任せたわよ?」

 身長が190㎝を越える『背の高い女』。

 自分の教え子達を送り込みデスゲームの間接的なクリアを望む。

 太陽神、巨人族、不死……詳細不明。



〖スカイ〗

「営業スマイルだって、タダじゃないのよ」

 灰色の髪と濁った灰色の目を持つ少女。ゲーム開始時19歳。

 現実世界で足を負傷しており、仮想世界でも歩行能力にハンデを持つため、戦闘は一切できない。しかし、金銭、機械に関する知識は人並み外れたものがあり、それによって巨大な権力を有する。守銭奴で人間を利用価値で見ているが、商売のためのイメージアップのためともなれば平気で笑顔をふりまく。ライトには金を貸しているため、躊躇なく素の表情でこき使っている。



〖赤兎(:稲葉(いなば)赤仁(あかひと))〗

「ちょっと素振りをしてたんだ……もう、五時間くらいになるか?」

 侍のような雰囲気を纏う青年。ゲーム開始時19歳。

 純粋な戦闘職の剣士であり、現実世界で培った剣道の経験をデスゲームの世界でも活かしている。一般向けの有名VRMMOで上位ランカー(NO.2)となった経験もあり、接近戦なら全プレイヤー中でも最強と言っても良い実力を持つ。

 しかし、単純で直感を重視して動くタイプなため、政治力や大局を見た戦術能力は皆無。



〖マイマイ〗〖ライライ〗

「私達は……」「……戦うよ」

 中学生くらいの双子の姉弟。教会に住む子供たちの中でもしっかりしている方。料理人をしていて、その手作り感が人気商品を生み出していたりする。



〖ナビキ(:七美姫(ななびき)七海(ななみ))〗

「私は行幸先輩の部活の後輩です」

 ゲーム開始時16歳の少女。髪は三つ編みおさげ。

 事故により記憶障害を持ち、強いストレスを受けると数日から数か月分の記憶が一気に消えてしまう。

 しかし、デスゲームで強い心を身に付けその欠点を克服する。


〖ナビ〗

「ヒハハハハ! ナビキはホント臆病者だな!」

 ナビキの『闘争心』の人格。三つ編みは解けて荒れ放題の長髪の少女。

 鎌を武器として、パワー一極集中のビルドで本能のままに闘う狂戦士。主人格であるナビキを守ることが存在意義であり、乱暴な口調ではあるがナビキを大切にしているのは周りにはバレバレ。







【第二章】


〖ジャック(:(いばら)愛姫(あき))〗

「さあ、全滅の時間だ」

 ゲーム開始時15歳の黒髪の少女。暗殺者タイプのプレイヤーで別のVRMMOでは名の知れた『PK(プレイヤーキラー)』だったが、覆面で顔を隠していたため性別も知られていなかった。しかし、実は彼女は『二代目ジャック』であり、本来の『ジャック』は彼女の所属していたギルド『ネバーランド』のギルドマスターの使っていた名前だった。

 『ネバーランド』は不治の病で入院した『大人になれない子供たち』のギルドであり、愛姫も入院患者の一人……そして、最後の生き残りである。死んでいった仲間たちがVRMMOの世界から忘れられていくのに耐えられず、人々の記憶にジャックの名を刻みこもうと無差別PKを始める……しかし、デスゲームではさすがにそんなことをするつもりはなかったが、以前のゲームでの評判を知るプレイヤーに『危険因子』として攻撃されたことで抵抗して殺害してしまい、そこで本当の『殺人鬼』としての素質が開花してしまう。その後は身を守るため、表向きには『黒ずきん』と名乗っている。

 胸がほとんどないのが悩み(少年だった初代ジャックに変装しても誰も気づかないことも割とショックだった)



〖ロロ〗

「任侠ギルド『日蔭組』、設立だ!!」

 犯罪を行っていたプレイヤーを統制し、非公式ギルドを設立して『他の犯罪者を狩る犯罪ギルド』を目指す。しかし、統制能力はそれに見合わず……



〖チイコ〗

 通称『チョキちゃん』。ゲーム開始時10歳くらいの女の子。

 腕利きの鍛冶屋であり、後には最高の戦闘ギルドのお抱えにもなっている。〖ツールエレファント〗の『ファンファン』をテイムして使役している。



〖マリー=ゴールド〗

「クスクス、『予言』しますよ。」

 教会に年少プレイヤーを集めて世話をしているブロンドの北欧美人。街の相談役兼カウンセリング役となり、デスゲームの不安に悩む人々の心の支えとなっている。

 ……しかし、本当の正体はライトの姉弟子に近い存在。暗示や催眠術で人の心に触れ、さらには集団心理に働きかけて煽動する。しかし、本人には悪意はなく未来の大多数の人々を救うために目の前の数十人が犠牲になるのを看過することも……

 紅茶を客人と嗜むのを好むが、紅茶以外の緑茶やココアなども客に合せて作る。しかし、カップを何種類も用意するのが面倒なため、いつもティーカップを使っている。







【第三章】


〖アイコ〗

「この果たし状を読んで。そして……今ここで、あたしと勝負しろ!」

 『気功スキル』と格闘技術を武器に闘う格闘家の日焼け少女。拳を中心とした戦いが中心だったが、ライトの助言から投げ技も多用するようになり、戦い方の幅が広がった。赤兎に助けられたことがあり、それから彼を慕い続けている。三か月ほどの共闘の後、赤兎と交際をすることになる。



〖シャーク〗

「もう帰りてえ……」

 第一回エリアボス攻略レイドのレイドリーダー。しかし、我の強いプレイヤー達を統率しきれず、遂にはピンチになったボス戦から逃げてしまう。そして、誰も攻略パーティーに加えてくれなくなったため、彼は犯罪者の道に落ちて行くことになる。



〖アレックス〗

「『シールドチャージ』!!」

 最前線級の超鋼装甲盾戦士。全プレイヤー中最高の防御力を誇り、ボス戦の壁役を立派に務める大男。

 素朴で子供や老人に優しいと、生産職のプレイヤー達からも評判が高い。



〖エリザ〗

「敵……食べる……」

 ナビキの第三人格。髪が踝の辺りまで伸び、牙も伸びて野生児か吸血鬼じみている。

 ナビキの脳内の特殊なチップが環境に適応するためジャックの思考パターンを転写したことで誕生した。その副作用的に他のキャラクターのスキルや技を転写して使用できてしまうバグ技に目覚めるが、運営側が対応パッチを当ててユニークスキル『強奪スキル』として公式チート化された。動物的本能に従った戦闘法は野蛮でありながら強力で、他の人格に抜きんでた強さを誇る。



〖雨森〗

「ボクは雨森、この街のマスコットだよ?」

 生産職でありながら素材集めなどのために戦闘を行う『戦える生産職』の中でもライトに次ぐレベルを誇るプレイヤー。職業は服屋であり、人前では常に自作の着ぐるみを着ているため性別も年齢も不明。声は中性的で、着ぐるみがツギハギで作られているようなデザインであることから『ツギハギさん』としてマスコット化している。しかし、イメージを壊さないためにとあまりにも顔を見せない為、実は中身がないのではないかという噂も立っている。



〖ドクター〗

「我輩は研究で忙しい。後にしろ」

 リアルでも科学者をしていたらしく、ゲーム中でも薬品やアイテムの研究をしている錬金術師。

 その研究は攻略の役に立って入るのだが、本人は攻略の進行にあまり興味がない。



〖工作員A〗

「は、はい! が、がんばりま、ます!」

 木工系の生産職の代表。スカイに大きな建造物の製作を任される。しかしあがり症であり、スカイを前にするとなかなかスラスラとは喋れない。いつも工事現場らしい手製のヘルメットをかぶっている。



〖ジャッジマン〗

「老人は大切にしろ、馬鹿者が」

 ワンパーティーギルド『O(オフィシャル)C(チート)C(クラブ)』のギルドマスター兼前衛ポジション。大剣≪地雷剣:クレイモア≫を振るって戦う元気な老人だが、実年齢はゲーム開始時に150歳。マリーとも現実世界で面識があるらしいが、長生きしている分、国の要人にも顔が利く影の権力者。ミカンに誘われ、長く退屈な人生にも飽き飽きしていたためデスゲームに参加した。



〖マックス〗

「くらえ! 『ヒーローフラッシュ』!」

 戦うときはアメリカンヒーローを思わせる赤いマントと青いシャツ、それに鋼鉄のブーツを装備する中学生くらいの少年。『OCC』の前線ポジション。



〖メモリ〗

「やっとみつけたよ? おにいちゃん」

 11か12歳くらいの赤茶色の髪の少女。『OCC』の後衛魔法担当にして、ライトの予備記憶装置(バックアップメモリ)を自負する。興味のあるものを全て記憶し、さらにそこから過去の出来事まで逆算する能力を持つ。現実世界でライトと出会い、当時『記録』に該当する情報しか記憶できなかったのを現実世界の認識まで拡張されたことでライトを自分の『使用者(ユーザー)』とした。



〖闇雲無闇〗

「……」

 全身を深緑の外套で包んだ弓兵(実は女)。『OCC』の後衛遠距離攻撃担当。無口だが、判断力や誠実さは人並み以上にあり、頼りになる。



〖針山〗

「ご機嫌麗しゅう、お嬢様」

 ジャックを『お嬢様』と呼び敬愛する執事風の銀髪の青年。『OCC』の中衛担当であるが、単独の時にはモンスターを殺さずに何百という槍で串刺しにする趣向を持つ、拷問狂の殺人鬼。



〖キング〗

「さあ、楽しい賭けにしようぜ?」

 『OCC』のサブマスターであり、資金面担当の賭け好きの少年。メモリと同じくらいの年に見えて金髪やサングラス、浮ついたシャツなどおおよそ軽薄そうな格好をしている。一応、商人としての一面もあり、『割高だけど何でも用意する』というスタイルをとっている。







【第四章】


〖蛍〗

「あなたの奴隷にしてください」

 最初の犯罪者ギルド『日蔭組』の唯一の生き残りにして、犯罪者を襲う犯罪者というその理念を一人で引きついでいた『義賊』。表裏に広い情報網を持っていて、それによってギルドの仇であるジャックを見つけ出そうとしていた。

 敵討ちを諦めた後はその人脈とフットワークを見込まれてスカイにヘッドハンティングされ、最大の生産ギルド『大空商店街』のサブマスターに収まった。






【第五章】


〖椿〗

「私……カカシさんのこと……」

 女系ギルド『アマゾネス』のサブマスター。香りで相手を自分に惚れさせる能力を使い、政治的面からギルドを護って来た。ギルドマスターの花火に思いを寄せているが、花火には能力を使わないと決めている。



〖花火〗

「あたしは花火ゆうねん。アメちゃん食べるか?」

 『アマゾネス』のギルドマスター。いつもジャージを着ていて武器は金属バット。男勝り……というより、男より『漢』なタイプの二十代の女性。実は赤兎の幼馴染で姉のような存在であり、現実世界では極道顔負けの用心棒をやっていた。女子から好かれやすいタイプで、自分より弱い相手は護らなければならないと考えている。



〖咲〗

「わたし、お花だーいすき」

 マリーの元で世話を受けている花好きの少女。しかし、その実は殺人鬼の素質を持ち、毒草を扱う才能がある。ジャックのことを姉のように慕っている。



〖カガリ〗

「シャーク様のためなら、何でもするわよぉ?」

 シャーク直属の部下の一人。

 最前線攻略プレイヤーから犯罪者に転向した炎系魔法職。

 とても布面積の小さいファッションを好む。元々は『優等生』らしい振る舞いを心掛けるタイプだったが、その反動が大きすぎたのだ原因だ。転向後はシャークに就寝している。



〖『イヴ』〗

「■■■■!!」

 最大体高10mを越える大怪獣。システム的な分類は『プレイヤー』だが、エリアボスを屠れるだけの強さを誇る。詳細不明。



〖アベル〗〖カイン〗

「『マーダーズ・バースデイ』!!」「『ブラッディ・パーティー』!!」

 HP保護エリアの効果を無効化する『模倣殺人(フェイクマーダー)』の能力を有する二人組。

 攻撃を当てたり受けたりすることで相手に能力を感染させ、操ることができる。



(イザナ)

「目的地まで、ご案内します」

 『時計の街』の道案内NPC。他のNPCより感情豊かに見え、ライトとの交流も多い。好感度により成長するのか、街の外まで自由に移動できるようになった。

 実は、隠されたもう一つの姿も……



〖黒いもの達〗

「ガガッ!!」

 正体不明の黒いモンスター達。ヒト型に始まり、多数の姿を持ち、あらゆるものを食べて分裂して増える。街の中にも侵入し、その破壊力と増殖能力は前線戦力に対しても恐怖になる。



〖ミク〗

 シャーク直属の部下の一人。中国風の少女でヌンチャクを使う。



〖コール〗

 シャーク直属の部下の一人。髭を蓄えた音楽家。



〖アサルトB〗

 シャーク直属の部下の一人。ガンマニアの少女。



〖法壱〗

 シャーク直属の部下の一人。破壊僧。



〖凡百〗

「私は『凡百(ぼんぴゃく)』、脇役だ」

 脇役の少女。とことん普通で、顔もなかなか覚えられないほど特徴がない。

 しかし、無自覚なうちに重要なシーンに登場していることも……

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