表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と12の召喚獣  作者: ドンサン
魔王になった

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/88

忍者

城から放り出されたおれ達は、ビテスとモンシューに乗せてもらい、西側にあるという村を目指していた。

地上が異様に霧が濃いせいで村を見つけづらいが、魔王になったことによって魔力を感知できるようになったのを駆使している。


間もなく複数の魔力が存在する、村であろう場所の上空に差し掛かろうとした時、地上から水魔法で作られた龍が攻撃してきた。

もちろん避けるのは造作もないし、ビテスのブレスで蒸発させた。

本が出せたら頂いたのだが…後日メリアスに頼んでみることにする。


「おい魔族!降りてこい!!」


下から女の人の声が聞こえる。

魔族だとバレてしまっているようだ。

無視してもいいけど、みんながそわそわしてるから降りることにする。


「この国の祠はヨツヤの者しか通れないんだが、魔族がなぜここにいる」


またこれか。


「そもそも人族に用事なんか無かったんだが、強制的にここに送られた。そして冷遇を受けたんだが、憂さ晴らししてもいいか?」


「意味の分からないことを。結局人族を攻めたいだけだろ。『雷獣』」


女は忍者が印を結ぶように、手元を素早く動かして魔法を唱えた。

雷魔法で作られた虎が複数体出てきて、こちらに攻撃してきた。


太牙君は獣神の神器に魔力を流し鎧を生成、バインフーは風魔法で鎧を纏い、雷の虎に対応する。

地上に降りて人形になっていたクテクが人族の女蹴りを入れたが、何かに弾かれた。

クテクの猛攻は続くが女にはダメージが効いていない。


「これはヨツヤの家宝で、いかなる攻撃も無効化する防具。突破は無理よ」


空中で待機していたビテスとモンシューが火魔法と風魔法で攻撃するが、激しい爆風の後無傷の女が立っている。


『溶岩九頭龍』


急に地震が起こり、女とおれ達の間に大きなドラゴンが現れた。

9つの頭を持つドラゴンは赤い液体を汗のように垂らしているが、それが地面に付いたとき ジュウ っと不気味な音を立てている。


「私はヨツヤ最強の忍にして、シックスナインの1人スピカよ。この前の借りも返してやるわ」


またこのグループ。どこにでもいてうんざりするし、何気に強い。


「スピカさ~ん。大丈夫ですか~?」


後ろから男の忍者が女を呼びながら来た。


「あの龍って、魔族領にいたやつですよね?大丈夫なんですか?それに他の魔物もなんか見覚えがあるような…」


「あの夜、魔族領であった魔物達で間違いないだろう。サポートを頼むぞ」


言っている意味は分からないが、魔族領に来たことがあるやつらなのは分かった。

そして、従魔達の事も知っているようだ。少し警戒を強める。

そんなときドラゴンが攻撃してきた。

1つの首からブレスを吐く。ビテスもブレスのように口から炎魔法を吐くが、向こうのブレスに押し負け回避せざるを得ない。

他の頭からもおれ達それぞれにブレスを吐いた。

各々が回避して対応する。


おれは刀を抜き、龍の首に切りかかるが、弾かれてしまう。

空中で不安定なおれを目掛けて、スピカが手裏剣を投げてきた。

魔神の神器によって回避できたが、珍妙な手裏剣は通りすぎたおれを再び狙った後、スピカの元へ戻った。


クナイが戻ったスピカの腹部に69のマークが見えた。

だからと言って事実が確認できただけで、ドラゴンの攻略には何も関係ない。


『砂嵐』


男の声が聞こえたかと思えば、手を組んで魔法の発動後だった。

辺りに砂嵐が発生し、地味に痛いし視界が悪くうざい。

それも束の間、すぐにバインフーの風魔法とモンシューの上空からの風で砂嵐は無くなった。


おれは刀を斧に変えて魔力を流しながら切りかかると、スパンという音と共に頭が1つ落ちた。

やっと1つ。

空中で無防備なおれをビテスが拾い上げた。

九頭龍は八頭龍となり、大暴れしている。


『砂時雨』


砂の雨が降ってきた。

八頭龍ばかりを構っていると後ろから魔法が飛んでくる。

厄介なので先に人族を狙おうとするが見当たらない。


うざい。


「みんな本気でいいよ。この国ごと潰す」


おれはほかの従魔も召喚して、八頭龍と戦った。

1つ1つ確実に頭を落とし、おれがヘイトを集める。

ブレスは魔神の神器で回避し、物理攻撃は仲間に弾いてもらいながら対応する。


丁寧にやればドラゴン討伐はそんなに時間はかからなかった。

それと、従魔を召喚してから魔法攻撃も無かったのだ。


ドラゴンを討伐し終えたおれは、従魔達に命令して国1つを潰した。

頭に血が上ったおれはこの時、燃えている村から死体が1つも無いことに気づかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ