表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と12の召喚獣  作者: ドンサン
次の旅へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
49/108

69パーティ

最初に仕掛けてきたのは向こうだった。


細マッチョがレザーの内ポケットから何かを投げてきた。

おれ達のいるところまで届かず、地面に落ちるはずの軌道だったのが、こちらに向かって急接近してきた。

近づくにつれて大きくなり、先頭にいたリックに体当たりした時には、おれと変わらない大きさの人形になっていた。


リックは体当たりを頭突きで受け止め踏ん張ったが、反動でかなり後ろまで下がってきた。


「おれだって良いとこ見せるからね! ボアアップ」


リックが意気込んで魔法を発動すると、体が大きくなって、周りの地面が体を覆った。

岩が弾けると、リックの猪ボディにフィットした鎧が装備されていた。

そのままリックは人形に突進し返し、吹き飛んだ人形を追ってシックスナインのパーティに突っ込んだ。


「おいおい全部無視かよ」


細マッチョのぼやきを無視してリックは猛進した。


3人までもう少しと迫った時、後ろから発生した泡に人形が包まれた。

リックはその泡のコーティングに衝撃を吸収され、こちらに戻ってくるように大きな体を跳ね返される。


「まさに猪突猛進」


なんの変哲もない女の子が、笛を鳴らすと大量の泡がおれ達の周りに発生した。

みんな各々に対応するが、リックとモンシューと太牙くんが泡に包まれてしまう。


「イクスプロジオン」


尻出しが指を鳴らすと、泡の中で爆発が起きた。

しかも泡は破裂することなく、むしろ誘爆が起きるかのようにずっと、爆発が続く。

3匹の危機を感じたおれはマチカを走らせ、外側から泡を斬った。


泡から出てきた3匹は煙を上げながら光って消えていった。


「リック!モンシュー!たいがくん!」


3匹がいたところには、泡が消え何も残っていなかった。


「ラパン、シュバル、スーリ、もどってサージュをおねがい。なにごともなければそれでいいから」


ここを突破される危険を感じたおれは、城に残っているサージュの護衛を頼んだ。

太牙くんは、パトラの能力で城に戻っていて、リックとモンシューも問題はないはず。


それより今問題なのは、3匹をたった1つの魔法で瞬殺したあいつ。

おそらく他2人もそれなりの実力のはず。


「仲間減らして大丈夫~?」


残されたアステリオ、バインフー、ビテス、クテク、イルコス、マチカ。とおれ。

減ったとはいえ、数だけみれば2倍の差がある。

そしてさっきみたいに連携をとられると厄介だから、まずは分散させたい。


(アステリオとイルコスが笛。ビテスとクテクで細マッチョ。バインフーとマチカはおれと尻出しで分担するぞ)


念話で指示を出した後、おれはメリアすからもらった魔法の1つを本から取り出した。


「みんなまけるなよ。 リベレ」


手に持ったカードを解放すると、熱を帯びた大きな岩が3人に向かって飛んでいく。

両端にいた細マッチョと、尻出しが外側に回避したことを確認。


おれはマチカに乗ったまま、他2人と距離をとるため、魔法で牽制しながら尻出しを追った。


「離されちゃったね~。 でもお姉さん強いよ?」


尻出しの足元に円形の魔方陣が発動した。

それはすぐに大きくなり、おれ達の足元を通りすぎて広がった。

円が止まり、尻出しが指を鳴らして「イクスプロジオン」と唱えると、おれとバインフーの間で爆発が起きた。


マチカがとっさに水魔法を使って、おれ達とバインフーを包んだ。

爆風によってそれぞれが吹き飛ばされた。

マチカはおれ達を包んでいた水を形状変化させて、追い風の如く背中に勢いよく追い水をして突進した。

おれは刀を抜き、尻出しに攻撃を仕掛けると、足元に魔方陣が現れた。


マチカはおれを水に乗せてバインフーまで届けた。

それと同時にマチカ自身を守る水牢を展開していた。


マチカの足元の魔方陣から激しく火柱が立った。

火柱が消え、水牢で守られていたはずのマチカが姿を現すと、毛が少し焦げて、体から煙が上がっていた。


「だいじょうぶか?」


おれは風魔法で宙に浮いているバインフーの上から声をかけた。


「なんとか。でも次は自信無いですね」


「あれ食らってもなんともないの!?カウンターで倒せる予定だったんだけど。」


カウンターの魔法だったのか。

マチカの対応が早かったけど、それを上回る威力だったみたいだ。

カウンターに警戒しながら次はバインフーと攻めに回る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ