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異世界と12の召喚獣  作者: ドンサン
新事業の準備

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パンができた

遅くなってすみません

建物ができて2週間経ち、パトラと四天王の4人が来た。


「トラリア、うちのじゅうまをいつもありがとう」


「まあまあ、みんないい子達でつかさちゃん思いよ。」


トラリアの牧場ではおれの契約している獣魔の多くがお世話になっている。

太牙くんもたまにそこで溶けてる。


「つかさ!今日はどうやって楽しませてくれるんだ?」


「もうすぐパンがやけるからまってて」


ビーーという音が鳴り、オーブンを開けて、こんがり焼けたパンを取り出す。

最初は素朴なフランスパンを焼いてみた。

焼き上がったフランスパンはパチパチと音を立てている。


ビーー。違う段も焼き上がった。

これはクリームパン。

モーモーのミルクとモンシューの卵を使っていて、味・効能共に期待できる。


フランスパンの後にはピザも焼いた。

焼きたての間に食べてもらって、みんなが喜んでくれた。

みんなと相談して、来週からお店をやることになったが、メインはサージュにやってもらう。

おれは機械を止めることができないから。


魔属領には金銭がないため、お店とは言いつつも、実際はボランティアでパンを提供する場所になる。

魔属は食事も必要ないので、どの程度の需要があるかは不明だ。


でも、かなり楽しみ。



いよいよ開店の日、告知をしてなかったわりには人が来てくれた。

城の人達がほとんどだったけど、街の人達も来てくれて賑わう初日になった。


パンをカード化して非常食にするのと同時に、たまにオルレアンやブレストに持っていく生活がしばらく続いた。


次の人魔大戦まで残り半年を切った頃、パトラがおれの所に訪ねてきた。


「パトラからくるのは めずらしいね」


「つかさ、次の人属との戦いでは参加してもらう。部隊に所属するわけではないし、死ぬこともないから獣魔達と好きにやってくれ。必要なら太牙とアモーラも連れて行って構わない。じゃあ」


それだけ言ってパトラは帰っていく。ちゃっかりパンを抱えているのを、おれは見逃さなかった。


残りの期間でペッシュに鍛えてもらったり、メリアスに魔法をもらったりして備えた。

自分は死なないし、相手も死ぬことなく、戦いが終わった時自宅で目が覚めるそうだ。

人の命を奪うことに抵抗があったが、この状況だとゲームのように躊躇うことなく戦える。

やれることをたくさんやってみよう。



いよいよ決戦の日。

人属は祠を通って大群でやってきた。

おれはいまいち戦いの目的を理解していないから、とりあえず人属を倒せばいいらしい。


今回は召喚獣全員参加での大規模戦闘になる。

サージュは戦闘に向いていないから、今日もパン屋さんをやってもらっている。

代わりに太牙くんに来てもらった。


「てかげんむよう!きばっていこー!!」


おれはみんなを鼓舞するように掛け声をかけて、戦闘準備をした。

最初に目の前に現れた人属は、なつめ達のパーティを含む軍団だった。

遅い上に短くなったので、どこかでまとめて投稿します。


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