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異世界と12の召喚獣  作者: ドンサン
新事業の準備

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手土産の調達

昼寝から覚めたおれは、明日から鬼族の所に行ってくることをパトラに伝えた。

その後トラリアの牧場に来た。


「あらあらつかさちゃんじゃな~い。みんな元気よ~」


おれは昼と同様に、マチカとアステリオと行動をしていた。

ラパン以外のみんなはここにいた。

なぜか、バインフーと一緒に太牙くんがいる。


「つかさ~、ここやばいわ。サキュバスとインキュバスに面倒見てもらえて、ニートになりそう」


太牙くんは溶け始めていた。


「あした、おにのむらにいく。たいがくんもしたくしておいて。」


成り行きで太牙くんを連れてきたが、ニートにするためではない。

明日からしっかり働いて鍛えてもらう。

他にもメンバーを募って明日に向けて準備をした。



朝集まったおれ達。

メンバーはおれ、太牙くん、その他。

おれは集合場所に来てびっくりした。

ラパンとサージュ以外のみんなが来ていて、予想以上の大所帯になってしまった。


元々召喚スキルで呼べるから、わざわざみんなで一緒に動く必要はないのだ。

ただ人族領で召喚したイルコス、マチカ、リックがまだ進化してないから、優先して連れていくことにする。

その3匹と太牙くん、バインフーで行くことになった。



一行が森に入ってすぐに魔物と遭遇した。

始めて森に入った時に出てきたカエルだ。


「お!魔物じゃん。食べてもいい?」


太牙くんが率先して前に出た。

カエルを生で食べることに抵抗がないのは、前世の記憶や理性よりも、今の魔物の感覚の方が強い現れなのだろう。

おれが許可を出すと太牙くんはカエル達を食べに行った。

太牙くんとカエルでは力の差がありすぎて、戦闘ではなく食事で終わってしまった。

満足そうに太牙くんは戻ってきたので、再び森を進む。


少し進むとまたカエルが出てきた。

さっきとは色が違っている。

太牙くんのキラキラした目がこっちを向いている。


「いいよ…」


おれはその圧に押されるように許可を出した。

だが、さっきと違う色のカエルは少し戦い方も違っていた。


さっきは泥を飛ばしてくるカエルだったが、今回は突進してくる太牙くんにゲップをかけた。

太牙くんは「くっさ~~」と言いながら鼻を押さえて倒れた。


すぐに起き上がらない太牙くんをバインフーが助けに行く。

バインフーは太牙くんの首根っこをくわえてこっちに投げ飛ばした。

複数のカエルに囲まれているバインフーにもゲップの攻撃が飛んでくるが、風魔法で自分の周りの空気をコントロールしている。


バインフーが囮になってカエルの集中攻撃を受けている時、リックがカエルを囲うように高い土壁を展開した。

バインフーが壁を越えて出てきたのを確認して、マチカが大量の水を壁の中に流した。


(主様雷属性の魔法をお願いします。)


こっちを見ているイルコスから念話が送られてきた。

言われるがままにさっき大量に受けた魔法の1つを投げた。

投げられたカードは風に乗って壁の中に入った。


「リベレ」


おれが投げたカードは壁の中で大きな音と光を発した。

いくつか漏れる電気が落ち着いた。


「かべをこわしてみようか」


バインフーが監視役となり、おれ、イルコス、マチカ、リックがそれぞれの壁前に立った。


おれは保険で防具に自動回避と攻撃力強化を付与して、刀を抜いた。

バインフーが吠えたのを合図に、みんなで同時に壁を壊した。

おれは刀に魔力を流して壁を一刀両断してみせた。

他のみんなも体当たりをして壁を壊す。

すべての壁がほぼ同時に壊れて、中の水が流れ出る。

おれは踏んばりきれずカエル達と一緒に流された。


少し離れていた太牙くんの隣まで流されたわけだが、他のみんなは動いてなくおれだけが移動していた。


「なんで?」


シンプルに疑問に思ったが、耐えきれなくなったバインフーが腹を抱えて笑いだした。


こいつだな


「なにかしたのか?」


おれがバインフーにちょっと強めに聞くと、必死に笑いを堪えながら答えた。


「風魔法でちょちょいっと…ハッハッハ」


途中で笑いが耐えきれなくなり、また爆笑している。


(なめやがって)


おれは見た目は赤ちゃんだが、心は大人なんだ。

一息飲み込んで微笑み返した。

太牙くんの目が覚めるのを待って出発した。


そんなこんなで、道中現れる魔物を連携しながら討伐していく。

カエル以外にも鹿の魔物や馬の魔物等、遭遇する魔物をひたすら狩って本に収めた。


鬼の村に着く頃にはみんな進化した。

イルコスには立派な角が生えて、リックはウリボーからイノシシになり、立派な牙が生えた。

マチカは狼のようになり、体毛にオレンジ色が混ざった。

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