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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

マウンテンお嬢様ー乙女ゲーム、時々ゴリラー

作者: 秋澤 えで

 後藤リラは喪女である。

 誰とも恋愛をしたこともなければもちろん彼氏がいたこともない。推しは常に次元の向こう側。喪女であることを嘆いたことはなく、同次元の男には興味がなかった。

 だが後藤リラは恋愛シミュレーションゲームは大好きだった。攻略キャラクターは須らく見目麗しく、選択肢さえ間違えなければ誰もが自分を愛してくれる。そして何より自分のスペックではなく主人公のスペックで駆け引きできることの安心感。平凡という名の美少女のヒロインとしてプレイできるとなけなしの自尊心が傷つかずに済むのだ。



「あああああああああっ」



 そんな後藤リラは喪女として生き、喪女として死んだ。持病の悪化。

 後藤リラは、その生涯のほとんどを病院で過ごし、そうして短い人生の幕を下ろした。

 もし次生まれ変わるなら、健康な身体で漫画やゲームのキャラクターになりたいと、ばかばかしい祈りを抱いて。



「あああああああああっ」



 そして後藤リラはリラ・ゴウトとして生まれた。

 栗色の髪、ヘーゼルの瞳、小さな鼻、華奢な骨格。目立った特徴はないが、造形が整っていると言って問題がないレベルの美少女になった。おまけにその世界はかつて自身がプレイしたゲームだった。

 若くして死んだ自分の願いをかなえてくれたのだ。

 後藤リラ、もといリラ・ゴウトは神に感謝しようとして、


 やめた。



「あああああああああっ」



 ああ神よ、なぜ私を救い、私の願いを叶えたのか。

 ああ神よ、なぜよりにもよってこんなクソゲーの世界を選んだのか。



「あああああああああっ!」



 拝啓、愛すべき前世の父母へ。

 リラは今日も元気です。健康な体と見目麗しい顔面を手に入れて、周囲からちやほやされて幸せな生活を送っています。

 そして今、私はゴリラに追いかけられています。



「なんでよっ!?」



************************



「ごきげんよう、リラさま」

「ごきげんよう、お隣に座ってもよろしくて?」

「ええもちろんですわ」



 キラキラ貴族系学園生活。私ことリラ・ゴウトは実に順風満帆な生活を送れている。


 自然豊かなカフジ・ビエガ王国の南の領地を治めるゴウト伯爵家の二子リラ。貴族としてそれなりの後ろ盾とを持ち、金に困ることはなく、美しい見た目はそれだけで他人に好感を抱かせる。

 全くもって人生イージーモードだ。生まれた時から勝ち組であることが決まっている。こんなに良くしてもらっていいのかというほど。おまけに精神的には人生2周目のチートが付与されているおかげで、小さなころから未来のために勉学に励み、今では学年トップレベルの成績を保持する。


 誰からも好かれる美少女、それがリラ・ゴウトだ。


 さてもじょが華麗なる転身を遂げたこの世界は私が前世でプレイした乙女ゲーム『森の賢人』である。

 攻略キャラクタ―は本当によくあるもので、メインキャラクターは王太子、そして騎士見習い、いとこにあたる伯爵令息、学園の教師たる学者、学園に潜入するスパイ、隠しルートで学園の守衛だ。

 さらに手垢についた展開で、それぞれ精神的何か闇を抱えていて、ヒロインと関わることにより、問題が解決し、恋に落ちるというものだ。ゲームのパッケージは栗毛の少女が森をバックに祈っているようなイラストで、森の賢人たるヒロインが、その知恵をもって問題を解決しながら学園恋愛を楽しむストーリー。


 だと思って買ったのだがところがどっこい全然違う。


 『森の賢人』はただの恋愛シミュレーションゲームではない。いや、ただの恋愛シミュレーションゲームならクソゲーなどとは呼ばれなかっただろう。



 ドレスに皺が付かないようにそっと椅子に腰かける。今日の一限の授業は宗教学だ。この国の国教を学ぶ大事な授業であり、国の成り立ちを知る授業である。そのため通常の校舎から私たちは荘厳なる教会へと移動する。設立当時の技術の粋を集めて作られた巨大なステンドグラスは神秘的に輝き、朝日を美しく彩っている。

 ステンドグラスの中心に描かれる神の姿は、森の賢人と呼ばれたものをかたどっている。


 そう、ゴリラだ。


 ちょっと自分でも何を言っているかわからないが、ゴリラだ。ゴリラはゴリラだ。森の賢者などと呼ばわれるゴリラだ。


 どう考えてもこの教会に置いてゴリラのイラストは場違いだしできの悪い間違い探しでもこんな露骨な間違いをわざわざ用意しない。黒々とした毛並みのゴリラは雄々しく天を見上げ、足元に立つ人間や動物たちを導かんとしている。


 なんでさ。


 どう見てのこの教会はとんちきなのに誰も笑わない。当然だ。国教なのだから。


 本当にクソゲーで、やたらとゴリラに対して解像度の高い制作陣に作られたこの世界はゴリラで溢れかえっている。教会のモチーフは基本ゴリラだし、ミサの後に食べるのはバナナだ。森の賢人が動物たちを導いたとされる記念日は皆玄関にバナナを吊るし、森の賢人が復活した記念日にはドラミングしながら街を練り歩く奇祭がある。いや、この国にとっては奇祭ではないのだ。国教であり、伝統なのだから。私だけが虚無顔をしながらバナナを貪り食っている。なんだこれ。

 心を無にし、光り輝くゴリラに見守られながら授業を受ける。


 そう、これくらいなら許そう。

 ゴリラを信仰していても、背景がバグっていたりイベントがとんちきなだけで、ストーリー進行上なんの問題もない。多少のゴリラへの愛なら目を瞑ろう。


 ゆえにクソゲーと呼ばれる所以は他にある。



「きゃあローランド様よ!」」


 黄色い悲鳴を耳にして、迅速かつ優雅に立ち上がる。


「あら、リラ様どうなされたの?」

「わたくし宗教学の後は一人で復習することにしているの」

「さすがですわ! 弛まぬ努力と信仰の厚さ……リラ様はまさに貴族の中の貴族、マウンテンお嬢様ですわね!」

「わたくしにはもったいないお言葉ですわ、ごめんあそばせ」



 優雅に騒がしくなりかけている教会から迅速に非難する。


 マウンテンお嬢様が何かって?

 知らねえよ。


 まるで理解できないが、誉め言葉の最上級らしい。

 その年に獲れた最高のバナナのことをマウンテンバナナ、このカフジ・ビエガ王国の祖王のことをマウンテンキング、最も強い騎士のことをマウンテンナイト、最も美しいとされる国宝の宝石のことをエメラルドマウンテン、そして国教ホミノイド教の最高神がマウンテンゴリラなのだ。


 ゲーム制作陣、誰か正気を保っている奴はいなかったのか?


 生活しているだけで常にゴリラに塗れているこの国。当初は頭がおかしくなりそうだったが、だいぶ慣れてきた。深く考えてはいけない。


 教会から出て校内の裏庭のベンチに腰掛ける。この国の唯一のいいところは自然豊かで心を無にできる場所が存外多いことだろう。

 さわさわと吹く風に目を閉じる。目を閉じている間は、この世界がゴリラに塗れたクソゲーの世界だという残酷な事実を忘れられる。



「隣、良いかなゴウト嬢」

「いっ……!? も、ちろんですわ。ローランド殿下」



 一瞬だった。現実逃避できる時間一瞬だった。


 しかもこの攻略キャラクターから逃げてきたのにどうして追いかけてきているのか。


 ローランド・カフジ・ビエガ。この国の王太子であり、メインヒーローである。

 艶やかな黒い髪に黒曜石のような思慮深い瞳が神々しいと、この世の婦女子の心をつかんで離さないイケメンだ。いやはやところ変われば神は変わるし神々しいの概念も変わる。ちなみにムキムキではない。

 王太子は隣に座ると影のある笑みを浮かべる。



「休んでいるところごめんね。静かな場所に行きたくて」

「そうでしたか、殿下のお休みを邪魔するわけにはいきませんわ。わたくしはこれで」

「君を追い出したいわけじゃないんだ。……うん、正直言うと君に興味があってね」

「わたくしに興味が…………!?」



 まずい、非常にまずい。

 これは完全に王太子とのイベントが始まりかけている。このままではイベントに突入してしまうし、イベントをつつがなく熟せば死亡フラグが立ってしまう。

 だがしかし王太子を放置して走って逃げるわけにはいかない。腐っても公爵令嬢。王族に無礼を働くそのことの重みを理解していないでもなかった。



「君は他の生徒たちと違って、僕に積極的に話しかけたりしない。それどころか目すら合わないし視線もくれない。君はが学年でも優秀だと注目を浴びている人間のはずなのに、どうしてか僕の視界に入っていることが極端に少ない」

「偶然ですわ。わたくしは殿下のことを見てますもの」



 もちろん警戒しているという意味で。

 だがしかし駄目だ。これは完全にイベントに入ってしまっている。王太子の顔の周りにはキラキラのエフェクトが入り始めた。



「君の横顔はまるでゴリラみたいだ」

「ごりらみたい」

「ああ、思慮深く、人よりもっと遠くを見てる。そんな顔。……もっと君のことを知りたくなったよ」



 王太子の右手が私の髪に触れた。

 たぶんこれ、乙女ゲーム的な展開としては「憧れの王子様の接近。急なスキンシップにトゥンク……」的なやつなのだと思うのだが、もちろんそんな風にはなっていない。ゴリラにたとえられて喜ぶのはゴリラファンだけだろう。そしてゲームの制作陣はゴリラを愛している。畜生。こちとら動物園に行ったらゴリラはスルーするレベルに興味ないんだぞ。あんまり動物園行ったことないけど。


 そんなことより、別の意味で私の心臓はバクバクと音を立てていた。

 頭上でピロリン、と白々しい音が鳴る。視界の隅に字幕が流れだした。


『イベント①王太子の興味をクリアしました。王太子の好感度が0⇒1になりました。スチルが一枚追加されました。イベント②が解放されました』


「ああ殿下、わたくしそろそろ次の授業のために教室へ向かわなくてはならなくて」



 流れていく字幕を読みながら早口に立ち上がる。だが私が話すより字幕の方が早い。


『リラの瞬発力が1上昇。リラの筋力が1上昇。リラの腕力が1上昇。リラの脚力が1上昇』


 およそ恋愛シミュレーションゲームに必要とは思えない項目に毒づきたくなる。



「そうだね、真面目な君に遅刻をさせるわけにはいかない」

「ええ! 殿下も次の授業がおありですよね。早く行きましょう!」



 焦る私など意に介した風もなくゆっくりと立ち上がる王太子。危機感ないのか引っ叩くぞ。


『ゴリラポイントが10上昇』


 最後の字幕が現れて息を飲む。一瞬の判断が命取りだ。

 頭上で先ほどとは比べ物にならないけたたましい音が鳴り響く。


『ボーナスイベント発生。ダーティゴリラを倒せ。迫りくるダーティゴリラを攻略キャラクターと一緒に倒そう。クリア報酬ゴリラポイント100』



 どこからともなく流れ出す陽気でどこかの民族を想起させる音楽に、私は走り出した。



「ゴウト嬢!?」

「殿下走って早く!」

「なんで!?」



 髪が乱れるのもドレスに土汚れが付くことも気にしない。そんなことを気にしている場合ではない。


 ダーティゴリラが来る。


 自分でも何を言っているかわからないが、状況はそれとしか言い表せない。

 とにかく逃げる。逃げる以外のコマンドを選べる状況じゃない。王太子殿下に向かって走れって命令したのは不敬? 見殺しにするよりましだろう。


 陽気な音楽をかき消すほどの雄たけび、地響き、ドラミング。

 一瞬振り向けば王太子ごしに歯をむいて威嚇するダーティゴリラがいた。


 もうヤダ。


 このゲーム「森の賢人」がクソゲーのたる最大の所以。それが通常のシナリオクリア時に強制発生するボーナスイベント、よくわからないゴリラと戦うミニゲームをさせられることだ。


 意味がわからん。


 なぜ恋愛シミュレーションゲームでそんな戦闘要素が必要なのかわからない。おまけに相手はライバルだとかどこかの騎士とか、悪漢ではなく何の脈絡もなく現れるゴリラの群れ。


 なんでさ。


 一応ミニゲームが始まってすぐ、逃げるコマンドを連打しまくると運によっては逃げ切り、ゴリラとの戦闘を回避することができる。だからこそ全力で逃げるよう指示を出したのが。



「うわっ」



 はい、転びやがったー転びやがりましたよ王太子殿下。

 今? 足元何にもないのに? ヒールとドレスで走る私は躓きもしないのに?



 転ぶ王太子、迫りくるダーティゴリラ。ゴリラはアッという間に王太子に近づくと片手で王太子をつまみ上げ地面にたたきつけた。


 無残、王子だったもの。


 一瞬、一瞬私はひるみ足を止めてしまった。

 だがダーティゴリラはその隙を見逃さなかった。

 先頭のダーティゴリラ私のドレスをひっつかむと、戯れるように私を天高く放り投げた。もう既に何度も味わった浮遊感。今日も今日とて投げられる空は高く美しい。


 どこからともなく悲し気な音楽が流れ出す。


『イベント失敗。王太子殿下はダーティゴリラに殺されてしまいました。パラメーターを上げて再挑戦しましょう』


 なぜ、恋愛シミュレーションゲームでゴリラと戦うのか。

 なぜ、王太子とのイベントを熟したのにゴリラに負けたらその努力がぱあになるのか。

 なぜ、ヒロインに筋肉をつけさせようとするのか。

 リラには何もわからない。ただこのゲームがクソだということはよくわかった。


 最後に見た景色はどこまでも青い空だった。





 再び目を覚ますと、そこは見慣れた屋敷の自室だった。その事実にがっくりしながら安堵する。


 先ほど私は完全にダーティゴリラに殺された。

 けれどこの世界の主人公というのはゲームをクリアするために置かれている。そのためプレイヤーらしく私は何度もやり直すことができるのだ。あの時別の選択肢をしていれば、あの時の言葉をかけていれば。それをやり直すことができる。

 つまり私はこの世界ではもはや不死身であると言っても過言ではない。

 逆に言えばシナリオをクリアするまでどこにも行けない逃げ出せないのだが。

 唯一の救いはダーティゴリラに殺された場合でも、レベルアップしたパラメータについては引き継がれるということ。やったね。死亡の数だけ強くなれるよ。



「いやだとしてもクソゲーだろ



 現実逃避にベッドへと再び倒れ込む。

 要するにキャラクターを攻略しつつ、すべてのゴリラを倒さなければ私はこの無限ループから抜け出せないのだ。つまり私は何度でもとんちきゴリラに殺され続ける。勘弁してくれ。おまけに攻略しようにもキャラクターのことをうまく庇うか、キャラクターを強くするかしなければゴリラに殺されてしまいデッドエンドなのだ。自分の身だけではなく攻略キャラクターの身すら守る必要がある。介護プレイが前提の恋愛シミュレーションゲームって何。


 だが唯一、光明となりえるキャラクターがいる。

 それがこの学園の守衛、グラウアーである。


 目深に帽子をかぶり、常に門に立ち続ける大柄なで無口な男は学生から遠巻きにされている。だがその為人は大らかで人見知り。帽子を脱いでも強面だがその分笑顔とのギャップが甚だしい。私の推しだ。

 だが推しポイントはキャラクター性やキャラデザではない。

 筋力。ひとえに筋力。とにもかくにも筋力。力こそパワーなのだ。

 グラウアーは身体パラメータが極めて優秀。そのため唯一素のパラメータで襲い来るゴリラをちぎっては投げちぎっては投げができるのだ。つまり彼を攻略している間に発生するくそみたいなみたいなボーナスイベントはすべてグラウアーが解決してくれるのだ。他の攻略キャラクターは結構ゴリラに負けて死にがちなので、ヒロインのパラメータを上げまくって介護プレイが必須。自立してくれる攻略キャラ。それだけでこの世界では推せる。


 圧倒的パワー。力こそ正義。弱き者は淘汰される。これ、森のオキテ。

 まあ飽くまでも文明人でゴリラ崇拝者でもない私にそんなルールに乗る気はない。力こそパワーなら、その力をうまく使えばいいだけの話なのだから。


 もっともシンプルに守衛のハードルが高すぎていまだ全然仲良くなれないのだ。恋愛シミュレーションゲームなのだから気長にやっていければいいのだが、うっかり他のキャラクターにエンカウントすると今回の王太子のようにデッドエンド一直線なのだ。

 早く、早くグラウアーを攻略して安寧を手に入れなければ……。


「ごきげんよう、グラウアーさま」



 誰もが不気味な守衛の前をそそくさと通り過ぎる中、足を止めて笑顔で挨拶する。攻略の基本は礼儀正しさと笑顔だ。数多いる生徒の中から自分を見つけ出してもらう必要がある。もっとも返事も会釈ももらえないn回目の朝の挨拶なのだが。


「…………」



 いつもなら視線を一瞬やって、すぐに無視するのに、聞き慣れない声が聞こえた気がした。思わずはるか高い位置にある顔を覗き込むと、三白眼と目が合った。大きな口が開かれる。



「お、おはよう、お嬢さん」



 どもりながら顔を赤くしながらそう言った。

 グレーの三白眼はダルそうだし、大きな口からのぞく八重歯は肉食獣のように凶悪だった。

 初めて見る顔、初めて聞く声。

 にっこり、お手本の笑顔を返して、校舎内へと向かう。

 バクバクと心臓が音を立てるのは攻略に一歩前進したからだろう。

 頭上ではゴリラとアンハッピーセットとなっているイベント発生のピロリンという音はしない。この程度はイベントに数えられないのだろう。まだ無意味。イベントを発生させるための微々たるフラグでしかないのだ。まだまだ先は長い。

 どこか心が浮つくのは、ループから抜け出す強力なキャラクターからいくばくかの手ごたえを感じたからだろう。

 まだイベントではない、なぜならゴリラたちが現れないから。実際は何も進んではいないのだ。最初のイベントもクリアしていないし、スチルもない。

 なのにどうして落ち着かない気分になるのは、彼が私の救世主ゴリラハンターになってくれるからだ。

 きっとそうに違いない。

 そう言い聞かせながら、私は今日もマウンテンお嬢様を演じてみせる。

読了ありがとうございました。

酒を飲みながら書いている話です。「王子だけど、地雷を踏むヒロインより悪役令嬢な義姉の方が素敵」と同じようなものと思ってください。


なお世界観について、固有名詞はすべてゴリラ関連です。もし連載したら攻略キャラクターの名前は全部ゴリラの名前だし、高飛車傲慢公爵令嬢の名前はエテ公爵令嬢だなって思ってます。


最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

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