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今日向隊員が出てきた家は、三方は林。この家以外、家屋はありません。何か規制されてるようです。
見上げると抜けるような青空。日向隊員は道路沿いの歩道を歩き始めました。
日向隊員の周りはいつの間にか住宅街に変わってました。日向隊員と同じ制服を着た少女や、男子用の制服を着た生徒だらけになってます。みんな同じ方向に歩いてます。
「おはよう!」
日向隊員は近くを歩く女子生徒にあいさつ。その女子生徒はいきなりあいさつされたものでびっくり。反射的に、
「お、おはよう」
とあいさつを返しました。日向隊員は今度は男子生徒にも、
「おはよう!」
と声をかけ、その男子生徒も一瞬慌てたものの、
「おはよう!」
とあいさつを返しました。日向隊員は町を掃除してるおじいさんにも声をかけました。
「おはようございます!」
おじいさんも反射的にあいさつを返します。
「あ、おはよう!」
こうやって日向隊員の日常はあっという間に戻ってきました。コミニュニケーション能力はかなりあるようです。
日向隊員の行く先に中学校が見えてきました。ちなみに、この中学校には3つの校門があり、今日向隊員が潜った校門はその中でもっとも小さな校門ですが、たくさんの制服の生徒たちが潜って行きました。
日向隊員の眼の前に校舎のエントランスが見えてきました。と、日向隊員の眼は前を歩く少女に止まりました。浅黒い肌。どう見ても日本人(民族)ではないようです。背が高く、他の生徒より頭が1つ抜けてます。
日向隊員は、金目ひなた時代は小6だというのに身長は156cmもありました。しかもです、それは最後に身長を計ったときの数値。実際はその後も身長は伸び続けてました。
恐らく航空機事故で瀕死の重傷を負ったときの身長は160cmに達してました。今目撃した少女は、それよりはるかに高いのです。
ちなみに、現在の日向隊員の身長ですが、低身長だった海老名隊員の身体をもらったせいか145cm。
海老名隊員の身長は139cmでしたが、日向隊員は頭が一回り大きく、首が異様に長くなったことで145cm。それでも中一としては、ちょっと低い身長でした。
高身長の少女が校舎の玄関に入り、靴をつまみ上げました。その瞬間、日向隊員はその少女の横顔を見ました。東南アジア系か? それともインド系か? かなりエキゾチックな顔をしてます。
髪の毛はかつての日向隊員、金目ひなたと同じ腰まで届く長さ。ピンとした美しい黒髪です。あまりにも美人なもので、日向隊員は一瞬我を忘れてしまいました。
「あの人はいったい?・・・」
日向隊員はその褐色の肌の少女に強い興味が湧きました。
入学式。整然と並んだ生徒の中、日向隊員は周りをキョロキョロ。どうやら高身長の褐色の肌の少女を捜してるようです。けど、見当たりません。
「いない?・・・」
どうやら褐色の肌の女子生徒は、2年せいか3年生のようです。
入学式は終わり、生徒たちは教室に入り、今はホームルームを待つばかり。各自が勝手におしゃべりしてます。その中に日向隊員の姿があります。日向隊員も3人の女の子と会話してました。この女子生徒を仮に女生徒A・B・Cとしておきましょう。
まず女子生徒Aの質問から。
「そんなわけで私たち3人は、同じ小学校から来たってわけ。で、あなたは?」
日向隊員がその質問に応えます。
「私は半年間入院してた。つい最近退院したばかりなんだ」
それを聞いて女子生徒Bは興味津々となったようです。
「へ~ なんの病気?」
日向隊員は待ってましたと応えます。
「首の病気」




