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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
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第90話 第4回支部別対抗戦開幕

「姐さん方こっちっす」


「カポネ君そこまでしなくていいのよ」


「いやアニキの奥さんなんで当たり前のことをしてるだけっす」


「あっ!美貴いましたよ」


カポネは彼女達のために場所を確保していたのだ。待っている先には1つのギルドと3つの組織、そして3人の女達と1組のカップル。組織の者達はすぐに仲良くなっていた。切腹シーンが胸に刺さったらしい。


カポネ組にはハイロリの言葉を受け指導を求める者が殺到した。カポネは事前に聞いていたハイロリの方針に従い育成した。それによってギルドの規模は拡大し日本最大ギルドまで発展した。ジャンヌはそんなカポネ組に合併を申し入れた。カポネがそれを快諾。さらに規模は拡大する。


そしてハイロリ信者達によるハイロリ教会なるギルドも誕生した。ハイロリ、カポネ、アーサーのファンギルドも勝手に拡大していた。しかし彼を怨む者達によって構成されたギルドも存在する。レジスタンスというギルドだ。


カポネ組とレジスタンスとの抗争が毎日起きている。カポネ組の圧勝なのだが彼らは諦めない。鋼の心を持ち立ち向かってくる。その中には変貌した台風のメンバーも加わっている。


忘れてはいけないギルドがある。円卓の騎士だ。1度ハイロリに砕かれた魂もアーサーの言葉により見事復活。幹部メンバーと分裂するというトラブルがあったものの、未だ多くのメンバーを有しており日本支部第2のギルドとして存在している。そしてアーサーもまた変わっていた。1人の女の手によって・・・。


「先輩。ほらほらこっちですよぉ」


「アーサー君も久しぶりね」


「お久しぶりです。ハイロリはまだ戻ってきてないんですね・・・。正義と自惚れていた自分が変わったところをハイロリに見せたかったのですが・・・残念です」


「カラスさんの奥さん?」


「あら大きなお腹。私も欲しいわ」


「キングの女達がこれで揃ったのか」


「いいえ。あと1人足りないわ。異世界に行ってるのよ。まぁあくまで慶太の予約だけどね。結局増える未来になると思うわ」


はじめて会った彼女達であったがすぐに意気投合。彼女達にも事情はすべて話した。協力を約束してくれた。ありがとうと言ったら礼なんていらないと言われた。みんな同じ奥さんなのだから。私達4人は嬉しかった。またかけがえのない仲間が増えた。


今回より専用の街エリアが作られたため、彼女達と期間中ずっと一緒に過ごすことができる。美貴が己の持つ特権を最大限に利用し、この街は作られることになった。ハイロリのために作ったのだが結局彼は帰ってくることはなかった。


「やっほー。みんなのデキウスだよぉ。みんな会いたくて堪らなかったよねぇ。僕も会いたかったよ。今回から支部別予選もここで行うことにしたからね。そして特別な街エリアを設置したよ。たくさんの要望と1つの大きな職権濫用の元に出来上がった夢のパークだよ。毎晩パレードなども行われるからみんな楽しんでねぇ。その分期間も伸びたけれどぜひ他の支部のみんなと交流して自分の成長につなげてくれることを願ってるよ!


今日は開会フェスティバル。明日はハーフパーティー戦の支部別予選を3支部分行う予定だ!さぁみんな準備はいいかな?


これより第4回支部別対抗戦の開催をここに宣言する。


さぁはじめて行われる開会フェスティバルだ。派手にいこうじゃないか!僕から君達へのささやかなプレゼントだ!」


夜空にたくさんの花火が舞い上がる。みんな盛り上がっている。そんな中私達7人の気持ちはひとつになっていた。彼と一緒に見たかった・・・。皆彼に甘えたいのだ。彼に抱きしめてもらいたいのだ。彼にまたこの身がはち切れんばかりの激しく大きな優しい愛情を注いでもらいたいのだ。


その愛情がないと私達は生きていけないのだ。私達の心にはぽっかりと穴が空いているのだ。心の大部分を彼が占めているのだ。はじめは小さかったそれは彼のまっすぐな愛を浴びせられどんどん大きくなっていった。


想うより想われた方が幸せなんだと思う。彼の愛が消えた日から私達はそう感じる。彼はすべて受け入れ、すべてを包み込み、私達のすべてを愛してくれた。今度会ったらそれに負けないくらい彼に同じことを返したいと私達はみんな決意している。どうやら花火も終わってしまったようだ。星空に咲いた大輪の花の光跡が闇の彼方に消えていく・・・。


「みんな楽しんでもらえたかな?お約束の言葉。君の方が綺麗だよと、言ってもらえたガール達はいるのだろうか?ただしこれを言うには相当恥ずかしい。言ったボーイの勇気に拍手を送ろうではないか。


それでも僕は言う。この星空よりも君達の方が綺麗だよ。


おっと・・・会場の雰囲気に飲まれてしまったのだろうか。星空が闇に染まっていく。僕の勇気は君達には認めてもらえなかった。その事実が突きつけられているかのようだ。


おや?闇の中から一筋の光がこの実況席に差し込んできたぞ?なんだ・・・僕に心を奪われた子もいるようで安心したよ。


シュトンッ!


シュトンッ?なんの音だろうか。おお!僕は嬉しいよ。矢文だよ。きっと僕の告白に誰か応えてくれたんだね。はっはっはー。悪いね。僕にラブレターが届いちゃったよ。ほらほらモテない男子諸君。そんなに怨嗟の声をあげちゃうからモテないんだよ?羨ましいかい?では僕への熱いメッセージを読んでみようか。


予告状


この期間中に舞台から


あなたの心の鍵を開き


あなたの大事なものを


1つ頂きに参上します


怪盗紳士漢組


わぁお!男の子からの熱烈な告白だよ!ざまぁみろ?酷いなぁ君達。でも残念でした〜。僕は男の子も好きだからね。ああゾクゾクしてくるね。早く奪いに来て欲しいよ。


さぁ次はパレードの開催だ。世界中のキャラクター達が登場するよ。なんとなく察してくれるとありがたいよ」


私達7人は顔を見合わせた。全員の直感が告げていた。彼の仕業だと。

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