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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
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第65話 謎のおっさん

「ほれ中に入るぞ」



着いた場所は転移塔だった。どこにいくのだろうか。ただ問題がある。



「おっさん。オレまだこの街以外転移できないぞ?」



「心配せんでもよいわ。ついてこい」



オレはおっさんについて黙ってついていく。奥にどんどん進んでいく。来たことがない場所だ。頑丈そうな扉が目の前にある。



「おはようございます。清十郎様。そちらの方は?」



「儂の稽古を受けたいと言うのでの。とりあえずこやつがきたらここを通してやってくれ」



「自殺志願者ですか?まぁ清十郎様がおっしゃるなら構いませんが。君の名前は?」



「ハイロリだ。面倒かけるがよろしく頼む」



「ハイロリ君ね。清十郎様の稽古をやり遂げた者は誰ひとりとしていない。心を強く持つんだよ」



なんか不吉なことをさっきから言っている。なにまた死ぬの?オレ。



「ほれ、小僧行くぞ」



黙ってオレはおっさんについていく。階段を降りていく。すると牢屋のようなものが現れた。監獄か・・・そういえばあったな。中にいれられてるのは犯罪者か。さすがにみんな強めのマナだ。弱いのもいるがそれは悪いことをした来訪者かな。覗きとかしたバカがいるんだろうなきっと。うんうん。



さらに進んでいく。また頑丈な扉がある。扉が開くと台座がひとつ置いてある。



「触れれば転移できる。ついて参れ」



おっさんが台座に触れると光に包まれた。オレも台座に触れる。着いた先は小さなスタジアムくらいの広さの部屋。



「おっさんここは?」



「儂の鍛錬場じゃ。頑丈にできておる。ここならある程度暴れても壊れはせん」



「でなにをするんだ?」



「その前にちょっと待っておれ。ふむ・・・やはり無駄なものが多いの。どれ儂が軽くしてやろう」



そういうとおっさんは消えた。いや目の前にいる。ちっ・・・オレは壁に叩きつけられた。なんの修行だこれは。



「ほれステータスを見てみろ。ついでにサービスじゃ。儂のも見せてやろう。真の漢ならこれだけでよい。これ以外は必要ない。デキウスのやつめ。こんな余計なものつけるなというたのに」



・・・何を言っている?



・・・ステータスオープン。



ハイロリ

創造 行使 吸収 命唱



は?なにが起きた。レベルもステもない。スキルのみ。そうだ・・・おっさんのステータスは。



清十郎

創造 行使 吸収 命唱



まったく同じだ。いや・・・ちょっと待て。なんでこのおっさんはこんなことができる・・・。



「不思議そうな顔をしてるのぉ。すべてこの4つで事足りる。もちろんアシストなぞふざけた機能はついておらんぞ。あんなもの邪魔なだけじゃ」



「いや足りそうだなとは思っていたが・・・なぜおっさんはこんなことができる?」



「ほほっ!儂じゃからの。ちなみこの4つはスキルなどではない。ただのテクニックじゃ。可愛い弟子のためにわかりやすくするために残しておいた。本来スキルなどない。己のマナだけで闘うのじゃ。そしてこの4つがテクニックのすべてじゃ」



おっさんのマナが解放される。鳥肌が立ってくる。このおっさん化け物だ。そしてこれは全然本気じゃない。・・・ゾクゾクしてきた。オレにない強さ。オレが欲しい強さ。それをこのおっさんは持っている。



「わかった。それでどうすればあんたにオレは近づける?」



「とりあえず儂の攻撃を1分耐えてみよ。それが最初の課題じゃ。ではゆくぞ」



はえんだよ。なんの準備もしてねぇっての。いや・・・本当の戦闘だったらそんなことを言うのはおかしい。オレが未熟なだけだ。戦闘にルールなんて存在しない。殺るか殺られるか。その2つしかない。



汚い手。そうでない手。様々あるが命のやり取りにおいては関係ない。人質をとろうが闇討ちをかけようが生き残った者が勝ち、死んだ者が負けだ。相手に敬意を持つから正々堂々。それは相手を侮辱している。相手に敬意を持つならどんな汚い手を使ってでも全力で相手を殺しにいく。それが命のやり取りにおいての最大限の敬意だと思う。



ふっ・・・防御すら間に合わねぇよ。血が逆流し、口から飛び散る。絶妙なところで止めてやがるなおっさん。体の血液が斬られた傷口からどんどん流れ出ていく。



「1日3回まで儂に挑むことを許そう。今日はあと2回じゃな。夜はいつも野暮用があるからダメじゃぞ。夕方を期限とする。では準備ができたらまたこい」



おっさんが言葉を言い終えるとオレの体内で止まっていた刃が動き出す。オレの体は真っ二つに斬り裂かれた。



久しぶりのただいマイルーム。トライ&デス。結局これになりそうだな。



「お帰りなさいご主人様。お早いお帰りですね」



「アリス。いたのか」



「掃除をするのは私の役目ですからね。アヤネは唯に戦い方を教えてます。美貴は別の世界で仕事をしに戻りました。ご主人様はもう予定ないんですか?」



そう言いながらくっついてくるアリス。その甘えた顔は反則だぞ。



「予定はある。オレに師匠ができてな。ああ大丈夫。おっさんだから。それで1分耐えろって言われたんだけど瞬殺されてきたんだ」



「ご主人様が瞬殺されるってすごいですねその人。でも予定があるならしょうがないですよね・・・」



シュンと落ち込むアリス。いつ見てもアリスは可愛いな。



「あれは化け物だ。毎日稽古に行くことになると思う。ああそういえば急な予定が入った」



「急な予定ですか?」



「アリスと運動する予定が入ってる」



「ご主人様〜〜」



妖艶な表情を浮かべながら押し倒してくるアリス。オレとアリスは少し運動をした。1時間半くらい経ったかな。オレはアリスにいってきますをしてまた化け物の元に向かった。

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