表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
52/254

第52話 バトルロイヤル

いよいよ始まった。実況者がいる。誰なんだろう。あれは。



「お初にお目にかかります。この世界の神をしている者です。遊戯神デキウス。それが僕の名だ」



支部のさらに上の統括なのだろうか。だが強い。それはわかる。実力を感じ取れない。アリスもアヤネも同意見だった。



「さぁそれでは参加者に入場していただきましょう。



北ユーラシア支部からエカチェリーナ

東アジア・オセアニア支部からズーハオ

南アジア・中東支部からイシャン

ヨーロッパ支部からジョシュア

アフリカ支部からマンドゥーハ

北アメリカ支部からシャーロット

南アメリカ支部からアドラシオン

日本支部からアーサー



なぜ日本支部があるのか?気になる者達も多いだろう。ある者から熱烈に推薦されてね。特別に作らせた。それでは選手達も出揃ったがはじめていいかい?」



「「「「「待った(て)」」」」」



舞台の7人の選手達から一斉に声が上がった。アーサー以外の7人だ。アーサーは1人困惑している。



エカチェリーナは言った。

「カラスさんはどこ?迎えにきてくれるって言っていたのに・・・」



ズーハオは言った。

「1人場違いな者がいるな。手合わせしてみたいと思った者がいないのは残念だ」



イシャンは言った。

「あの時の男はどこだ?そいつではないだろう。挑発した癖に本人はどこに隠れているのだ」



ジョシュアは言った。

「へぇ。私もいれて7人は気づいているみたいだね。みんな言いたいことは同じだろう。彼はどうした?」



マンドゥーハは言った。

「約1年前。王家の呪いと似たようなマナを感じた。彼はここで倒さなければならない」



シャーロットは言った。

「あら不思議ちゃんもなのね。となるとレナもかしら。せっかく熱烈な愛に応えて来てあげたのに。それなのにレディを待たせるなんて変わった男ね」



アドラシオンは言った。

「そうだなチャーリー。私達3人に告白してきたのか。欲張りな男だな。大組織のボス2人も呼んでおいて。お互い部下が暴れそうだな」



私達3人は顔を見合わせる。これは絶対慶太のことだ。やっぱり接触してたぁぁぁ。私達は思わず笑ってしまう。



「接触してたわね・・・。どうやって他支部まで行ったかは知らないけど」



「さすがです。期待を裏切らないご主人様です」



「もう7人もハイロリ様に女ができちゃってるよ。さすがハイロリ様!」



アーサーが言った。

「何を言っているんだ君達は!僕が日本支部のトップだ。侮辱するなら許さない!!」



「 ばいばい

失せろっ!

嘘をつく者に天罰を!

スマートじゃないねぇ

お前に用はない

お呼びじゃないわ

消えなっ!」



「おぉっとーー!7人から一斉に攻撃が放たれるぅぅぅ!アーサーに次々に攻撃がヒットする!見ててかわいそう・・・そう言えるくらいにボコボコにされたぁぁぁ!!日本支部脱落だ!残り7名。この後どうなるぅぅぅ!まだ始まってもないけどね。あはは」



これはひどい。どうやら7人とも慶太がお望みのようだ。でも彼は起きないしきっと女の子目当てでしか参加しないよ?慶太に向かってくるなら私達が相手をしてあげるわ。アリスとアヤネも殺気が漏れている。自分がまるで2人いるみたいな気分だ。彼女達は他人じゃない。もう1人の自分のような存在に思える。



7人はデキウスに殺気を飛ばしながら見ている。やはりこの7人強い。アリスやアヤネと同じくらいだ。しばらく沈黙が流れる。



「・・・そんな目で僕を見ないでくれ。喜んじゃうよ?おおっとここで速報だ。君達が待ち望む彼からメッセージが届いている。



雑魚に興味はない。オレは弱い女にも興味がない。この程度瞬殺できるようなやつじゃなければ会わない。



だそうだ!」



7人の殺気がさらに大きくなる。これは嘘だ。慶太が言いそうだけれども絶対言わないことを言っている。



「美貴・・・あの場に行くことは可能ですか?」



「無理矢理すればできるけどどうするの?」



「ご主人様が侮辱されています。間違いを正します」



「ほら良いものあるよ。ハイロリ様が頼んでくれたやつ」



「わかったわ。1人くらいなら送り込めそう。私はここに残らないといけないしどっちが行く?」



「・・・アリスに譲るよ」



「アヤネありがとうございます。美貴お願いします」



アリスは光に包まれた。私達はこの時知った。鳥軍団達が震える理由を。アリスが恐ろしい殺気を放っていたのだ。いつものアリスじゃない。覚醒アリスだ。慶太が絡むと3人で1番怖いのは間違いなくアリスなのであろう。



「さあ〜〜いい感じにヒートアップしたところで試合開始のゴングを鳴らすとしよう!レディー・・・おおっとここで謎の乱入者の登場だ。フードを被っていて姿がわからない!あれは誰なんだぁぁぁ!!(いいねいいね。彼の女の乱入!感じちゃうよ!!)」



「はじめまして。ご主人様には3人の女がおります。その1人です。ご主人様に代わり私があなた達に告げさせていただきます。



あなた達などご主人様に遠く及びません。雑魚に興味がない。その言葉は正しいです。あら?残念ですね。この場には雑魚しかいませんね。ご主人様は興味のあるものにしか興味を持ちません。



しかしそちらの彼女達への言葉は違います。ご主人様は必ずあなた達を手に入れます。あなた達は私達と同じくご主人様の女となります。ご主人様以外の男に愛を注ぐこと。触れることを私は許しません。そしてあなた達の心も体もすべてご主人様のものです。傷つくことは許しません。ご主人様が悲しみます。



あぁ・・・それとご主人様ならあなた達ごとき瞬殺です。文句があるならこの私がお相手します」



そう言うと覚醒アリスはとてつもないマナと殺気を放つ。私が知っているアリスは本気ではなかったようだ。



「アリスもやっぱり多元命唱使えたか。多元命唱はわざわざ口に出さなくても使えるところがいいところだよね」



「ってアヤネも使えるの!?私だけじゃない・・・使えないの」



「大丈夫。すぐ使えるようになるよ」



「乱入者がまさかの発言だぁぁぁ!!乱入者の正体は噂の彼の女。とてつもない殺気を放っていく。今この場を支配しているのは間違いなく彼女だ!そして嘘を言ってごめんなさい」



「「「「・・・」」」」



男達は黙る。しかし女達は違った。



「カラスさんのマナをあなたから感じる。わかった。彼に伝えておいて。私はあなたを待っている」



「あら。彼のハーレムに私も加える気なの?残念ながら今のあなたに私は勝てそうにないわね。いいわ。でも待ちくたびれる前に会いにきてちょうだい。それまではあなたの言葉に従ってあ・げ・る」



「女でこの強さ。血が喜んでいるのがわかる。私もその言葉に従おう。彼に言ってくれ。早く奪いにきてくれと」



「その言葉。ご主人様に伝えさせていただきます。では私は帰りますね。お邪魔しました。また会いましょう。未来のお仲間さん」



「乱入者が光に包まれ消えていく。空気を読まず試合開始の合図を鳴らしてもいいものだろうか・・・だが僕はやる。レディー・・・ファイト!!!」



微妙な空気の中試合開始のゴングが鳴らされる。すぐさま動き出したものが3名いた。



「レナ!不思議ちゃん!わかってるわよね?」



「チャーリー!お姫様!わかってるな?」



「カラスさんの奥さんの言う通りにする。ドカーンッ」



4人の男達を埋め尽くすほどの色彩鮮やかなマナの球体が襲う。男達は咄嗟に防御体制に入ろうとする。だが男達の体は途中で固まる。



「あら残念・・・遅いわ。あなた達のマナはハッキング完了してるわ。もうなにもできないわよ。言ったでしょ?レディを待たせちゃいけないのよ」



男達に弾丸が次々に撃ち込まれる。その瞬間銃声が1つ鳴り響く。



「弱い男に興味がないんだ。このままじゃ欲求不満になっちゃうぜ」



煙が晴れていく。それぞれの男達の眉間に銃痕が残っている。



「シュパーンッ」



男達の首が宙を舞う。あたりが血の海になる。



「電光石火の連携攻撃ぃぃぃ!!!一気に4支部脱落ぅぅぅ!!全員痛覚設定が100%のため舞台は血だらけっ!地獄絵図に変わっていく!!さぁ残ったのは3人!勝ち残るのは誰だぁぁぁ」



アリスが帰ってきた。アリスの足取りが重そうだ。彼女が倒れそうになる。私とアヤネが受け止める。



「アリス。やっぱり無理してたのか」



「大丈夫?お帰りアリス」



「ありがとうございます・・・。まだ多元命唱は負荷が大きすぎて・・・」



アリスを支えながら3人で試合を見守る。



「不思議ちゃん。レナ。私としては争う気はないのだけれども?」



「私もだ。2人と争う気はない」



「お馬さん。チョウチョさん。カーチャって呼んでいいよ」



「お馬さんって・・・私よね?カーチャ。チャーリーよ。そう呼んで」



「カーチャ。レナと呼べ」



「カーチャ。レナ。じゃあまた会いましょう」



「待って・・・握手」



「カーチャ・・・握手はないわよ。こうゆう時はハグよ」



3人は抱きしめ合っていた。慶太が見たら羨ましがる。そう思った。むしろ即座に乱入しそう。・・・ったくいいかげん起きなさいよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ