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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
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第28話 最高のドレッシング

今何をしているかというと・・・アリスと一緒にお片付けをしている。おかしい。こんなはずでは・・・。なぜこうなった。



「慶太様これ可愛いですね」



「お、わかるかアリス。可愛いよね!気が向いたら着てもいいんだよ」



「でもちょっと恥ずかしいというか・・・。慶太様はこうゆうのが好きなんですか?」



「ああ大好きだ。でもオレ以外には見て欲しくないな」



「そうなんですね。慶太様のお気に入りはどれなんですか?」



開き直ったオレは、なぜかアリスにオレの趣味を暴露する羽目になっていた。見られたもんはしょうがないよね。アリスは従者だから隠してもしょうがない。いつかバレる。いい機会だ。ここはアリスの好みも聞いておこう。



「アリスはどんな男が好きなんだ?」



「ちょっと危険な香りのする男性が好きですね。職業的にちょっとドキッとしちゃったことがあります。慶太様はどんな女性が好きなんですか?」



「波長が合うというか好きになった人がタイプだな。胸は小さめが好みだ。でも好きな人だったらどっちでもいい」



「じゃあ私くらいがいいんですか?」



「あ、ああ・・・。魅力的だと思う」



「男性の人って大きいのが好きな人多いのに変わってますね。ふふっ」



この後、いろんなことをオレはアリスに暴露することになった。だがアリスは嫌な顔ひとつせず笑顔でずっと聞いていてくれた。これが従者というものなのか。だけど内心は引かれてる可能性もある。まぁ後悔はしていない。買った物を見られたからごまかせないしな。



「片付け終わったし、夕食を食べにいこうか。なに食べたい?」



「じゃあ美味しいお店があるのでそこに行きましょう」



アリスおすすめの店に行くことになった。到着するとそこは落ち着いた雰囲気のお店だった。こちらの世界の飲食店は全部個室で、部屋への移動は転移システムが採用されていた。仮想空間の中とはいえ、高度すぎる技術である。メニュー表を見ると現実と似たようなものが並んでいた。オレはもちろん肉を頼んださ。基本的に肉食だからな。



「慶太様は肉が好きなんですか?」



「ほぼ肉しか食べないかな。あとは3食ラーメンでも大丈夫だ。アリスはなにが好きなんだ?」



「3食はだめですよ・・・。私もお肉が好きですよ。ラーメンは1人だとなかなか入り辛いです・・・。いつも1人で食べていたので誰かと一緒に食べるのは楽しいです。魚や野菜は食べないんですか?」



「じゃあ今度行こう。オレはあっさり脂付きが好みだ。魚は骨をとるのが面倒くさくてな。ガブッといきたいんだけど、骨がオレに魚を食べるなと言っている。野菜は見た目的に食べたいとは思わない」



「ダメですよ。ちゃんと色んな物を食べないと。魚の骨は私がとってあげますから食べてください。サラダ美味しいですよ?私がちゃんと作るので食べてくださいね?」



「あ、はい・・・」



アリスに骨をとってもらえるなら食べれるな。寿司は好きなんだ。食べ物に骨なんていらない。手作りサラダ・・・。響きはいいがやはり見た目が・・・。従者というよりなにか違うものになっているような気がするのは気のせいだろうか。



「先に乾杯しようか?では・・・、

アリスとの出会いに乾杯」



アリスに出会えたことを感謝して乾杯した。こうゆうのは単純にいかないとね。2人とも赤ワインをひと口飲む。ゴクっと飲むアリスの姿に視線がロックされてしまっていた。オレはその赤ワインになりたい。アリスの体内に入りたい。



「あっ!サラダきましたよ。取り分けるので食べてくださいね」



「・・・」



「慶太様?美味しいですよほら」



そう言うとアリスはサラダを食べた。だがしかしいかんせん見た目が・・・。



「アリス。見た目が食欲をそそらない。だってどう見ても道端とかに生えている雑草じゃん!?雑草に味付けしてあるだけでしょ?」



「はぁ・・・。雑草って・・・。確かに草に見えますけどちゃんとした野菜ですよ!ルッコラ、フェンネル、スイスチャード、トレビス・・・。



いいですかちゃんと食用の野菜ですよ!じゃあ私が食べさせてあげますから、あーんしてください。ほら、あーん・・・」



アリスが必死に説明してくれたが、やはりどこにでもある雑草にしか見えない。紫の色とか毒が入ってるようにしか見えない。アリスは自分のフォークであーんしてくれている。

さっきアリスが食べたフォーク・・・。最高のドレッシングというわけか。オレも男だ。たとえ草でも食べようじゃないか。ドレッシングのために。



「お、おいしい・・・」



美味しかったよ。いや普通にサラダが美味しかったんだからね?勘違いはしないでもらいたい。しかしサラダじゃなくてもよいのではないかとも思った。美味しいのはドレッシングであって、野菜ではない。



「ねぇアリス。美味しいドレッシングだけ食べればいい?」



「いや野菜食べてくださいね!ドレッシングがメインじゃないですからね!?」



「野菜ってドレッシングを食べるための調味料なんだろう?ならドレッシングだけ食べればいいじゃないか!オレは調味料なしでドレッシングいける。これは大発見だなアリス!これでみんな勘違いして草を食べなくてもすむぞ!」



「もういいです・・・。私が慶太様に食べさせますから。私の食べさせるサラダ・・・嫌なんて言いませんよね?慶太様は優しいですからね。断られたら私泣いちゃいますよ?はい、あ〜ん」



アリスよ。それは笑顔で言うセリフではない。すでにアリスに自分の扱い方を理解されているようでなんか悔しい。でもアリスに言われたら食べちゃいますよ。もちろんアリスのフォークで。可愛い女の子こそ最高の調味料だ。可愛いは正義。



2人で楽しく食事を済ませ、今は部屋に帰るべく道を歩いている。ちょっと赤いアリスの顔が夜空に映えてさらに綺麗に見えた。インフラ整備も進んでいるみたいだな。普通の照明ではない。これもマナの力か。マナって万能だな。マナを使えばなんでもできる。そうゆうものだと自分で認識した。つまりは透視もいつかできるようになるんだな。透視するためにオレは一生懸命努力しようと思う。

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