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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
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第16話 アルバイト

おぉ!やっぱりあった。


歩合制か。最初に試験ありと。まぁそりゃそうだよな。間違えてたら金を払う価値ないもん。


「すいません〜〜。先生・・・。バイトがしたいです!!」


「あ〜〜はいはい。あんた〜〜バイト希望の子きたわよ〜〜」


お世辞でもお姉さんとは言えない叔母さんが出てきた。


「やぁ。君がバイト志望の子?経験はあるの?」


今度は若めの男がでてきた。あれ?熟女キラーなんですか。若旦那さん・・・、守備範囲はオレとかぶっていないらしい。あ、でも綺麗で可愛いお姉様だったら、それでもありです!!


「経験はないですけど、自信はありますよ!!」


「へぇ。なら早速試験しようか。的中率99%超えなら採用するよ。向こうでするからついてきて」


若旦那についていくと、そこには大量の雛鳥がいた。


オレは南門エリアの1番羽振りの良さそうな建物にきていた。やっぱり大手が安心・安定よね。なんもわからない時は特に。決して遊郭が近いからじゃないよ?立地的には遊郭に近いけども。いやぁ偶然ってすごいですね。


持っているスキルを有効活用するためここにきたんですよ。まさか狙いの場所が遊郭に近いとは・・・。な、なんたる偶然!!あ、いやなんでもないです。


そう。このバイトは初生雛鑑別師。ひよこ鑑定士とも言うね。儲かるって以前聞いた気がするんだ。どうせなら稼ぎたいよね。


「で、どうすればいいんですか?」


「こっち側に雄を。その隣に雌を仕分けて欲しいんだ。たまに魔獣も混じってるからそれは奥側の箱ね。まぁ滅多にないからそう身構えなくてもいいから。この箱は特殊なものでね。雄雌が合ってるかどうかわかるんだ。ちょっと値が張るから量産できないのが難点なんだけどね。1000羽いるから990羽以上合ってたら合格だよ。制限時間は1時間ね」


高級品ならぬすむという手もあるな・・・。いや、やりませんよ?僕善人ですので。ところで魔獣とかどうすればわかるんだろう。魔獣を見分ける自信はない。雄雌なら簡単だ。性別鑑定EX先生が私についてるからな。

どんとこい。よろしくお願いします先生。


「終わりました。バッチリですよ!」


終わったぜ。両手で1匹ずつ仕分けたけど、効率的とは言えないな。やり方も考えなければならない。魔獣とやらもどうにかしないとなぁ。たぶん他の雛達が食われるパターンだろうし。


「まだ20分しか経ってないよ。ホントに終わったの?」


へっへっへっ・・・。しっかりやりやしたぜ。若旦那。


「どれどれ。おっ!凄いじゃないか!全部合ってるよ!君うちと専属契約を結ばないかい?暇な時にでもきてくれると助かるよ〜。僕の名前はラルカスだ」


日給歩合制のアルバイト募集だったけど専属契約とかあるの?給料上がる感じならいいですぜ若旦那。お金はあるに越したことはないからな。世の中金次第。うんうん。


「私はハイロリと申します。以後お見知り置きを。給料体系はどうなっていますか?また専属契約にした場合のメリットは?」


友好関係を気づけそうな相手には丁寧に行かないとね。お金次第では専属契約もありかもしれない。


「ははは。そんなかしこまらなくていいんだよ。敬語なしでいつもの口調にしてくれて構わないよ。そのスピードと正確性なら1羽あたり6円。専属契約は他のライバル達にハイロリ君を取られたくないからなんだよ。あと9000羽鑑定して的中率100%なら1羽あたりの単価を8円まであげよう。専属契約金として100万円でどうだい?」


ふむ・・・100万円は魅力的だな。今お金ないし。でも他の相場がわからないからなぁ。


「それなら遠慮なく。専属契約は魅力的な話だけど、まだこっちに来たばかりでオレはラルカスさんの養鶏場しか見ていない。他の養鶏場の相場がわからないことにはなんとも言えない。今すぐ答えは出せないかな。契約金をもっとあげてくれるなら考えないこともない」


とりあえずふっかけてみよう。はたしてどうなるか。


「あはは!いいねいいね。ハイロリ君いいね。気に入ったよ。商業に携わる者は強欲じゃなくっちゃ!相場としては99%以上の的中率で1000羽あたり1時間以内でできる鑑定士は1羽あたり4〜5円だよ。これは僕の商人魂にかけて嘘じゃないよ。この場で即決してくれるなら契約金1000万円にしよう。どうかな?」


既に単価は高いようだな。それに彼は嘘を言っている様子はない。心音、気配も通常通りだ。10倍か。試されてた感じかな?まあどちらでもよい。答えは1択だ。


「専属契約するよ。しかし10倍になったけどラルカスさんサイドとしては損しているだろう?そこまで高評価をもらえるのは嬉しいけど、商人としていいのか?」


「へぇ。ますます気に入ったよ。確かに損はしてるよ。能力の高い者は確保しておきたくてね。それに君は嗅覚も鋭いようだ。実際僕はこれ以上あげるつもりはなかったからね。最大利益を逃さない決断ができるのも才能あるね〜〜」


やはりそうだったのか。ラルカスさんとは腹黒いやり取りが始まりそうだな。友好的にウィンウィンの関係を築けたらベストだな。


「それはありがとう。こちらとしてはウィンウィンの関係を築きたいものだな。では決まりだな。これからよろしく頼む。できるだけ顔を出すようにはする」


「うん。これからよろしくね。毎日でもいいからね。今日はこの後どうするんだい?9000羽分やってもらっても構わないんだけど?」


いやぁ・・・毎日とはな。しかし気をつけないと飲まれてしまいそうだなこいつには。


「まだ時間はあるから、もっとやっていこうとは思う。その前に雛を1000羽ほどこの場で借りてもいいか?もっと効率的に鑑定できそうな気がするんだ」


「もちろんいいよ。スピードが上がるんだったら大歓迎だ。自由にやってくれたまえ」


彼の許可も得たことだし、試行錯誤するとしよう。金のために・・・。金をもっとよこせえええええ。


ハイロリは1000万円を手に入れた。


ヒャッホーイ!

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