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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第1エリア
122/254

第122話 第1エリアボス戦決着

絶理を使いやがったなあいつ・・・上等だ・・・さぁ楽しい時間にしようぜリュカウスぅぅぅ!!



ハイロリファントムからの肆の理!!



起き上がったリュカウスの背後に既にハイロリの姿があった。2人を中心に風が吹き荒れる。そして球体が形成され、バトルフィールドが展開されていた。バトルフィールドの中心に向かって周囲のマナが吸い込まれていく。さらに周りの物質はバトルフィールド内に吸い込まれると同時に消滅していく。第1エリアの森の木々達がどんどん消えている。しかし上空よりマナが降り注ぎ結界を構築している。



「・・・ダメって言ったのに!!まぁその程度じゃ僕の結界には傷すら残せないけどね。ハイロリ君が優勢か。あれは・・・とんでもない絶技を身につけたようだな。・・・末恐ろしい子だ。あの技はこの宇宙で片手で足りるほどしか使えないのになぁ。あれが人間の脳なのか?処理能力が異常と言ってもよい。種子が覚醒しているなら・・・それでもあり得ないけどあり得るのか?



しかしせっかくの闇のマナを生かしきれていない。またあの子達がお節介しに行くかな?まぁ語りかける程度しかできないだろうけど・・・。さぁてとまずは森を修復。うん治った。我ながらいい出来だね。



あの技使えちゃうと簡単に次のエリアも突破されちゃうなぁ・・・そうだ。ゲームらしく制限をかけちゃおう。付けれるアイテムには限りがある。制限があっても面白い。あははっ。難易度上がっちゃったねぇ。でも突破してくれるよね?ハイロリ君。ふふ・・・頑張ってる子を見ていると食べちゃいたくなるなぁ」



消滅されていた森はあっという間に元に戻っていた。彼らが荒らしてしまったボスエリアですら元に戻っている。2人は結界が出来ていることを気づけてすらいなかった。



遅いぞリュカウス・・・そんなんじゃ当たらねぇ。しかしこうもハイロリファントムがぶっ刺さるとは思わなかったな。ハイロリファントムとは簡単に言えば命唱待機を使った転移。



転移した後マナが再構築され本来であればバフはすべて解除される。しかし思考はそのまま残っている。それをオレは利用した。転移する前にオレは必要な命唱をすべて唱え始めている。唱えるスピードをそれぞれの段ごとに変える必要がある。転移が終わると同時にすべての命唱を順番に終わらせる。ほんの僅かな時間だけずらしてな。転移の時に生じる思考のラグの調整が大変なんだよな。



鬼畜タイミングを完璧にこなすとどうであろう。バフあり転移の完成だ。いわば瞬間移動に近い。このぶっ刺さりを見ると某戦闘民族の瞬間移動がどれだけぶっ壊れているかわかるな・・・。こっちはかなりの苦労を強いられているというのに。一応ハイロリファントムにも欠点はある。一瞬で命唱を重ねるため、体と脳への負荷が凄まじい。



最初は痛みのあまり解除してしまったもんな・・・たぶん今も激痛が伴っていると思うけどテンション上がりすぎて痛みなんてよくわからない。キラーズハイといったところかな。猟奇的な殺人者はたぶんこの状態に入っているんだろう。命を削り取りたくて堪らない。



後からやばそうだな・・・ただオレは今リュカウスを追い詰めている。攻め手を緩めるのはぬるい。ダメージなんて後で考えればよい。使い続けているうちに痛みもきっといつか消えてくれるはずだ・・・たぶん。ハイロリゲンガーとハイロリファントムのコンボが良い感じだな。



ハイロリの双鞭刀による連撃がリュカウスの体に次々と刻まれていく。後ろからもハイロリソードの遠隔斬撃が放たれているがそれをリュカウスは尾で去なしている。後退する度に慶トラップも体に次々と当てられていく。



一向に倒れる気配がないな・・・。王の誇りというやつなのか?・・・!リュカウスのマナが高まっている・・・くる・・・!



蒼いマナが周囲に放出される。ハイロリは双鞭刀を回転させそれを受けている。ハイロリの姿は既にそこにはない。ハイロリはリュカウスの懐に潜り込んでいた。そこから拳撃がリュカウスに迫る。それはリュカウスに当たることはなかった。



リュカウスが拳を避けたのだ。避け様にリュカウスの拳がハイロリに突き刺さる。渾身のカウンターがハイロリの肉体に刻まれる。吹き飛ばされながらハイロリの口から血飛沫が舞う。



「・・・王を舐めるなよ・・・来るとわかっていればどうということはないっ!!」



・・・やべぇふらふらする。脳が揺れている。手痛いのをもらっちまった・・・ちっ・・・避けきれねぇ・・・。



満身創痍かと思われたリュカウスの一撃により形勢が逆転する。リュカウスの攻撃が次々とハイロリに突き刺さる。



・・・まずいな・・・オレの技には致命的な欠点がある。緻密なイメージを必要とするために集中できていなければ使えない。どうせこのままならジリ貧・・・消耗は激しいが致し方がない・・・お返しするしかねぇよな。



ハイロリから漆黒のマナが全方位に放出される。リュカウスは陽炎となり消える。



知ってんだよ!どうせ攻撃を仕掛けてきてんだろっ!?お返しだこの野郎っ!!



ハイロリの真横からリュカウスの攻撃がヒットする。それと同時にハイロリが攻撃の来た方へと拳を放っている。リュカウスに攻撃が当たる。互いに吹き飛ばされる両者。



「・・・王を舐めるなよリュカウスっ!お前にあるならオレにだってある・・・未来の王の誇りを見せてやるよっ!」



ハイロリの手の中に双鞭刀が転移させられてくる。



「輪廻転生!!」



稲妻が鳴り響くとハイロリの姿はそこにはない。ハイロリファントムから輪廻転生が繰り出される。リュカウスは天性の嗅覚により文字に惑わされることなく、なんとか転移からの攻撃を受けている。転移した先に1文字ずつ浮かび上がっていく10の文字。しかしそんなものを相手にしている暇はなかった。リュカウスの体に1文字ずつ遅れてヒットしていく。



文字には罠が仕込まれていた。ハイロリは文字に慶トラップを混ぜていたのだ。リュカウスの体に漆黒の鎖が突き刺さっていく。リュカウスの体を10の鎖が固定している。ハイロリのマナが爆発的に高まる。悍ましい光を放つ闇が双鞭刀にまとわりついている。



リュカウスは寸前のところで鎖を引き千切る。リュカウスのマナもまた爆発的に高まっていく。お互い生命力をマナに変換したようだ。リュカウスの手にマナが集まり蒼白い輝きを放つ。手と双鞭刀がぶつかる時、リュカウスは気づいた。双鞭刀を持つ手が漆黒の手へと変わっていることに・・・ハイロリの体が闇へと変わっていることに・・・。



リュカウスの背後から巨大な漆黒の刀身が振り抜かれる。



「・・・見事」



リュカウスの体は光となって消えていく。



1st Boss Clear



金色に輝く文字が空中を漂っている。



ハイロリの口から大量の血が吐き出される。



勢いで体力もマナに変えてしまった・・・ふらふらする・・・くっそ・・・しかも想像以上にいてぇな・・・でも勝ったぜ!これで水着の至高の匂いフェスティバルに一歩前進だ・・・。



ハイロリは地に伏していた。ハイロリの倒れた体だけがボスエリアには残されている。この後、全支部にある報せが届く。



[ワールドニュース!!プレイヤーハイロリが第1エリアのエクストラボスリュカウスを撃破!!]


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