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夜間勤務  作者: CGF
5/9

幕間




……その建物は暑い日盛りの中、暗く影を落としていた。



じりじりと照りつける陽射しに汗が噴き出る。


周囲から聴こえる蝉の声が煩い。




そんな中にあって、建物は冷たく、真っ黒に視えた。



白いはずの外壁は煤で黒ずんでいた。ほとんどの窓はガラスが割られ、残っているものも長年の汚れで薄茶けている。


建物の周囲は丈の高い雑草で覆われていた。それは駐車場のボロボロになったアスファルトを割って風になびいている。



錆び付いたフェンス。


赤茶けた常夜灯の柱。


表玄関に設えられた看板はプラスチック板が割れ、中の蛍光灯は埃まみれだった。





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