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嘲笑すべきは成人

自分に生きる意味はあるのか?


存在してていいのか?



と、親に問うたことがある人が多いだろう。


親は恐らくこう返す。


「自分で見つけろ」


何度もなんども思うが答えになっていない。


子供の悩みや問に対して正しい答えを教えるのが大人の役目だ。

そう答えた親は残念ながら、その役目を全うできていない。


子供は生きる意味、存在し続ける意味、自分が成さねばならないことを知りたがっている。


確かにそれは自分で見つけなければならないものだ。

だが全て子供に任せるのではなく、人生の先輩である大人が適格なアドバイスやサポートをしなければならない。


子供は脆い。


ちょっとしたことで簡単に壊れてしまう。


少し腕っぷしの強い大人が子供を殴ったら簡単に怪我を負わせることができる。


毎日、暴力や暴言でしつけることで簡単に教化、洗脳することができる。


ご存知だろうか?


国際条約で18歳未満の少年少女の徴兵が表向きでは禁止されているが、


一部の発展途上国では未だに少年兵、少女兵もしくは彼らの相手をする少女娼、少年娼が存在することを。


更に酷いことに、国の軍隊として少年兵を使う国もあるとのことだ。

彼らの指揮官も見せしめや日常的な暴力で彼らを洗脳していく。

指揮官クソヤロウ達は子供の命を道具としか思ってないのだ。


子供は未来だ。


そんな彼らを奪い、辱め、踏みにじり、容赦なく殺すのは皮肉なことに元子供オトナである。


子供を愛せない大人は歳ばっかとっていく子供クソガキに過ぎないのだ。


よく覚えとけ糞野郎ども。












加速衝撃アクセルインパクト

ドンッという音とともにPKMの銃口が蹴りあげられる。

そして、浮いた装甲をCAWSで撃つ。


これだけ距離を詰めればCAWSの方に軍杯が挙がる。

装甲はあっという間にベコベコに凹みまくり、吹き飛んでいく。


彼女に再び銃口を向ける。


嫌な予感がして、無理やり上体を右に反らした。

顔があったところに小型の弾丸が通り過ぎていく。


スカウトナイフについている小型銃だった。

避けられたことがよっぽど意外だったのか、少女は唖然としている。


が、直ぐに気を切り替え隠し持っていた消音拳銃レフチェンコ・ピストルを構えた。

無論、加速アクセラレーションを使っている彼に射程もなく弾速もそれほど速くない弾が当たるわけがない。


音速で彼女の背後に回り込み、本来、CAWには

、、、、、、、

使えないはずのエアショック弾を背中に叩き込んだ。


「な...んで......?」

うつ伏せの状態で彼女はなんでなんでとぶつぶつ呟いている。


軽く頭を蹴飛ばして彼女の意識を飛ばしつつ、彼は気絶して聞こえないであろう彼女に対して答えた。


「当たり前だ。改良品カスタムなんだから」










海藤 社はそこに佇んで、一服していた。


自分の剣の弟子が「肺にわるいですよ」と言っていたが全く気にしていない。


辺りは血の海である。

漂う血の匂いに彼は顔しかめ、葉巻タバコを消した。


代わりに防臭、防塵用の特殊タクティカルマスクを装着し、彼の背負っている大太刀モノホシザオを手にする。


「...お仕事始めますか...」


音もなく現れるは、黒いタクティカルスーツ、ガスマスク、コンバットハーネス、軍用特殊静音ブーツを履いた。



彼を殺すために現れた裏特殊部隊アナザーサットの隊員達だった。







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