表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/22

汝、我が物なりや?

さあ、恋をしよう!



...って言われてもすぐにはできない


当たり前だ、恋をするということは誰かを好きになるという事だ。


まず、目の前にいる全ての人類のうちの誰かを君は選ばなくちゃいけない。


この人と一緒に居たい!っていう他人ヒトを見つけなくちゃいけない。


では、仮にその相手が君に興味が無かったら?


君は3つの主な選択をしなければならないだろう。


1︰相手に好きになってもらえるようアピールする。

2︰潔く諦める。

3︰どんな手段を使ってでも相手を手に入れる。



この場合殆どの人が1、2を選ぶだろう。


でも聞くよ?


君は僅かでも、ほんのちょっぴりでも


、、、、、、、、、、、、、、、、

3の選択肢が脳裏に浮かんだはずだ。


...嘘は良くない。


ほんの僅かでも君の頭の中には3の選択肢があるはずだ。


人って我がクソッタレだからね。


そう!恋愛っていうのはね?


個人の我が儘に過ぎないんだよ!


相手を我が物にしたい!独り占めしたい!


っていう自己中心的な考えの結果だ。


でも誰もそれに気づきやしない。

、、、、、、、、、、、

いや、気付こうとしない。


自分に嘘をついて知らんぷりしているんだ。


結局、ヒトというのは汚い生命体なんだよ。


折角、意思という神様からの素晴らしい贈り物を持っている癖にドロドロとした私欲に駆られて行動する。


そんな糞野郎どもに生きる価値など――



ない。



神様の贈り物を有効活用できないような屑はワタシが奪ってるんだ


あぁ、そろそろ彼が来る頃だね。


今夜は楽しい夜になりそうだよ


ねぇ?君もそう思わない?


だって、


ワタシ模造品クローンが私を殺しに来るんだよ?









オレぼくを完全に押さえ込んだ。


これで暫く奴は出てこれない。


今のオレは自由だ。


何をしても大丈夫


だってこの体はぼくのであってオレではないのだから。


ぼくはただの高校生だが、オレは特殊能力者だ。


元より超人の模造品クローンだから当たり前だろう。


例えば――


新妻透オリジナルの場所ぐらい、目をつぶっててもわかる」


脳裏に浮かんだのは廃工場

、、、、、、、、、、、、、

奴はそこでオレを待っている



「来たね...模造品クローン。いや、模造品レプリカと言った方がいいかい?」


女が居た。


コンバットスーツにコンバットハーネス。


サバイバルナイフは見た感じ3本。実際はもっと隠し持っているだろう。


腰にさしてあるのはマカロフPB。


背中にはAK-102サプレッサー装備が付いているのが見える。見た感じ折りたたみ式ストックタイプのもののようだ。


「ロシアの装備...?お前、スペツナズか?」

「“元”、ね」


女はくるくるとマカロフPBを回している。


マカロフPB――ロシアの中口径拳銃マカロフに消音機をつけたモデル。諜報員などが好んで使うとされている。(ぼくはガンマニアの為、知識はかなりあるほうだとは自負している)


そして、彼女のメインアームである...


AK-102――旧ソ連の銃職人、カラシニコフ氏が開発したAK-47の近代化モデル。AKシリーズでは珍しくプラスチックをメインに作られている銃である。本体にピカティニーレールがついているため、カスタマイズが非常にしやすい。


―サプレッサー付きとは厄介だな...。


それに奴は元スペツナズ、仕込み拳銃スカウトナイフを持っていてもおかしくなかった。


因みにこっちの武装はHK-416Cのみである。


...DEとFive Sevenは弾切れの為捨ててきてしまった。


HK-416Cは信頼性の高いライフルだが相手が元特殊部隊だと話が違う。


確かに取り回しはHK-416Cの方が良い。

なら、それを最大限利用するしか勝ち目はない。


暫しの静寂―


刹那、


お互いに銃口を向け合い、殺人鬼トオル元特殊部隊スペツナズの戦いが始まった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ