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Who am I ?

正義とは何だろう?


総理大臣である俺が言うのもなんだが、一応聞いておくことにしとく。


ギリシャ神話には正義も悪も存在しないそうだ。

これはあくまで推測だが、

どんなに凄い人でも魔が差すことはあるんだということを意味しているんだと思う。


だって、あの全能神ゼウスだって、

ヘラという正妻がいるにも関わらず色んな女神や女性とヤリまくって沢山子供作ってたんだぜ?

...とんだヤリ〇ン神様がいたもんだ




おっとこれ以上言うと俺がカミサマに殺されそうだから本題に戻ろうか


...えっと、どこまで話したっけ?

あー、正義についてか。



うーん、まー、あれだ


、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

どんなに素晴らしい人間でも絶対善ではない。


言いたかったのはこれだけ



じゃあとりあえず









死ね。












都内某所



マズイ...


いつも飲んでいるコーヒーが不味く感じる

俺――海藤 社はマスターに代金を払い店を出た。

通りを歩いているとでかいビルのでかいモニターにある人物が映っているのが見えた。


「総理大臣...西山 冬獅郎か、」

彼は経歴不明の総理大臣ということで注目を集めている。だが、彼の行っている政策はとても素晴らしく、かつての政治汚職が頻発した時代より遥かに汚職が減っており、尚且つ景気も良くするという活躍ぶりである。


「おまけに若干26歳で総理大臣になるとか、どんな人間だよ。ほんとにヒトか?こいつ」

とりあえずモニターを無視して向かいの隠れ家に入る。

――何となく、奴とはいずれ合間見ることになりそうな気がした。





僕は一体何者だろう?


先月、あの夢をみてからずっとその事ばかり考えている。


僕に遊ぼうと話しかけてきた少年


僕の名前が書いてある名札を持った少年


けど、


けど、彼の顔は僕と同じではなかった。


じゃあ、彼は誰だ?


僕は誰だ?


ヒトは1週間鏡の中にいる自分に向かって


「私は誰だ?」


と、問いかけ続けると精神が崩壊するらしい。


確か、ゲシュタルト崩壊って言うんだっけ?


そう、僕は今ゲシュタルト崩壊を起こしかけている。


自分を自分だと知覚できない。


自分という存在が誰かに乗っ取られていくような気がした。


ふと今までのことを思い出そうとしてみると、全てが現実味を帯びていないことに僕は恐怖した。


だったら...!これは誰の記憶なんだ...!


僕は...!ボクは...!ぼくは...!ボクハ...!






...


......


.........


...俺は...


...俺だ。





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