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第一話[平凡な日常の幕閉]

現在、高校二年生の(いずみ) 桐生(きりゅう)こと俺は、この地球という惑星になんの興味も抱いていなかった。人は何億年も前にいるだとか、宇宙人がいるだとか、この世界に同じ顔の奴が三人はいるだとか...正直呆れるし、ほんの数%も俺は信じていなかった。

ましてや、異世界にタイムスリップなどという異変は俺には超絶信じ難い話だった。今日までは。


記憶を探り返せば、そう、あれは俺が学校から帰ってきた後の出来事だった。帰宅後無性に喉が渇いていた。何か飲もうと思い、俺は冷えた冷凍庫の中のトマトジュースらしきものに手を伸ばした。コップにそそぐために上のあけぐちを開けようと思い...手を止めた。賞味期限が切れてる。しかも2年前。なんで、2年前のがあるんだ?おかしいだろ。普通ならそう考える。だが、その日喉が乾ききっていた俺は考えることができず、そのままとまっていた手を伸ばして、らくに商品名もみないままコップに注ぎ口に運んだ。ああ、冷えた赤い液体が乾ききった喉を湿らせていく...。そう思ったつかのま、俺は噎せた。唐突に刺激的な辛味が襲ってくる。何か嫌な予感がし手元をみた。デスソース...!?俺は、賞味期限が切れたしかもデスソース大量を不運なことに飲んでしまった。むせ返り呼吸が少しはやまる。胸元が苦しい...。

そのまま俺は床に倒れ意識が飛んだ。

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