カシスカクテル・キールロワイヤル
クリスマス頃に上げる予定でしたが、無意識にほっぽりだしてしまいました。
なので、ちょっとした違和感があると思いますがご容赦ください。
酒を呑む
カシスを使ったリキュールである「ルジェ・クレーム・ド・カシス」とスパークリングワインの白で割って作る
だが、最初はミニサイズのキリンビールを呑むか
バラ模様が施されたワイングラスに、キリンビールを注ぎ入れる
ぴったりに近しい程度の量が入ったか
泡の量を巧くコントロールすればいいだけのことだしな
キリンビールを一口呑む
炭酸が心地良く喉を通る
ランプに透かしてみれば、色の濃い白ワインにも見えてくる
つまみを食べよう
レンジで温めたカキフライを一個食べる
衣の部分だけでもつまみになるな
まぁ、カキの旨味を吸ってあるから当然のことか
ビールとも相性は普通ぐらいだろう
衣を剥がされたカキフライのカキを食べ、キリンビールを呑み空かす
さすが、海のミルクという別名を持つ味だな
食感も美味いし、ビールで口内を満たしても、食感が恋しくなるわい
しかし、ビールはこれで終いだ
あくまでも前座に過ぎない
本番である、キールロワイヤルといこうか
というわけで、白のスパークリングワインの蓋を覆うアルミを剥ぎ取り
黒い針金の留め具を捻り開け
差し込まれたコルクを誰もいない方向に向けて、蓋を取る
白い煙がビン穴から昇っていき、遅れてシュワシュワという小さな音がしてきた
溢れ出る前に、ワイングラスに軽く注いだ
小さな泡が途切れることなく昇ってきて、静かに消えてゆく
よし、一口呑もう
白のスパークリングワインを一口呑むと、炭酸の刺激が口に広がり
白ワインの味と伴って、喉に伝わってきた
白のスパークリングワインなのだから、白ワインの味がするのは当然だな
もう一つのつまみである、チーズパゲットを食べる
キールロワイヤル用だが、我慢できないしな
チーズパゲットを一口かじる
パゲットの固い食感の焼かれたチーズの塩気が美味い
白のスパークリングワインとも合うな
軽く注いだ分を呑み空かすと、いよいよキールロワイヤルを作りにかかる
まず、ルジェ・クレーム・ド・カシスを少量ワイングラスの中に注ぐ
そこに、白のスパークリングワインを注ぎ込む
それだけだ
それだけで、キールロワイヤルは完成する
正直に述べよう
実は、キールロワイヤルを呑むのは初めてではない
今回が二回目だ
事情を調整して、今回にキールロワイヤルを呑もうとしただけだ
こうして、このエッセイにキールロワイヤルが呑み述べれる機会が生まれたことは良いと思える
クリスマスも近しいこの時期にな
さて、キールロワイヤルを呑み始めよう
まず、一口呑む
炭酸の刺激の中にほろ酔いを感じさせる味だな
そもそも、ルジェ・クレーム・ド・カシスの度数が20%であり
白のスパークリングワインの度数が12%であるからな
アルコール同士の組み合わせだ
ところで、キールロワイヤルの度数は何%なんだろうか?
それが分からないな
つまみにカキフライを一個食べるか
うん、キールロワイヤルとカキフライの組み合わせは美味いな
中身も一緒に食べようとしたら、逃げおったが
まぁ気にすることではないな
キールロワイヤルを一口呑む
炭酸が引っ張っていって、味わいを感じ難いな……
チーズパゲットを一口かじる
変わらぬチーズの塩気が美味く感じるな
キールロワイヤルを一口呑んでから、カキフライを一個かじり食べる
それを二回繰り返していたら、キールロワイヤルが空いてしまった
チェイサーのレモンティーを一口飲む
うん、口の中がさっぱりしたな
白のスパークリングワインの残量を考慮すると、もう一杯キールロワイヤルを作ってみたくなった
というわけで、再びワイングラスにルジェ・クレーム・ド・カシスを少量注いで、白のスパークリングワインを全量注ぐ
これで、キールロワイヤルは二杯目にして最後だ
キールロワイヤルを一口呑んでから、カキフライを一個食べる
しかも、丸ごと一個を口に頬張る
美味かったな
そもそも、自分の口がカキフライを丸ごと一個を食べれることが不思議だった
キールロワイヤルを一口呑んでから、チーズパゲットの残りを食べきる
耳だけの部分しかなかったが美味かったな
キールロワイヤルを一口呑む
カキフライの最後の一個を食べる
辛うじて、キールロワイヤルを残しながら
カキフライやチーズパゲットを食べきることができた
チェイサーのレモンティーを一口飲む
口の中がさっぱりして良いな
まぁ、酔いは感じるが気にしないようにする
最後のつまみは、チーズデザートのラムレーズン味だ
アルミの包装紙に包まれた6Pのチーズな?
チーズデザートのラムレーズンを一個食べる
バニラとは違った味を感じながら、キールロワイヤルを一口呑んだ
なかなかに良かったなバニラ味とは違った美味さが良い
チーズデザートのラムレーズン二個目を食べる
無論、キールロワイヤルと合わせてだ
美味かった
正直、それだけしか思い浮かばない
ルジェ・クレーム・ド・カシスにレモンティーを割ったら、どんなカクテルになるのか気になった
が、しかしどんな風になるのか分からないため
それに私自身も酔いがまわっているため
今晩酌は終わりにしよう
近くにあるベットに入り込む
かけ布団をしっかりかける
睡魔が揺り起こされたようにきた
目蓋をしっかりとじる
お休みなさい
《終》
呑んで書くスタイルは変わりませんよ。