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ブランデー晩酌Ⅱ

貰い物のチョコレートがいくつか手に入ったので、ブランデーと合わせてみました。

酒を呑む

以前呑んだ「V.O」という名称のブランデーを呑む


だが、まずはとりあえず、ミニサイズのキリンビールを呑む


缶のふたを開け、ショットグラスに注ぐ

下手すると泡がグラスの縁から零れてしまうため、ゆっくり待ちながら慎重に注ぎ入れる

金の液体と白い泡のコントラストが良いな


ビールを一口呑む

程良い苦味が美味い

飲酒初期の頃とは違ってきたと思う


つまみの熟成チーズを一個食べる

コクがあって美味いな

つい、熟成チーズのほうに重きを向けてしまったため、ビールが残ってしまった


だが、それを気にせずに残ったビールを空かした


ウダウダ残ったものを考えても仕方ないことだ

なら、前を向けばいい


というわけで、ブランデー晩酌の始めよう


ブランデーをショットグラスに――もしかしたら別のグラスかもしれない――にツーフィンガーほど注ぐ


一見すると、濃い琥珀色のように思える

ランプの明かりに照らして見ると、淡い琥珀色にも思えてくる


固い氷を入れてのオンザロックも良いかもしれない

だが、胃腸が弱い身としては躊躇してしまうのが、我ながら情けないと思う


そろそろ呑むか

軽く一口、舐める程度にブランデーを呑む

冷たい熱さを含んだ液体が喉を通り過ぎる感覚だな

だが、意識して口呼吸をすると、空気がブランデーを際立たせてくる


蒸留酒に慣れていない身としては、キツさを感じるな

つまみの熟成チーズを一個食べる


キリンビール用に一個を食べて、今からが二個目だ

チビチビとかじりながら、同じようにチビチビとブランデーを呑みながら熟成チーズを食べてみたら、なかなかに美味かった


しかし、ブランデーのキツさが合わせ憎さを感じさせるな……


チビチビ呑んだことで、ツーフィンガーからワンフィンガーに減らせたから、そろそろ割るとしよう


以前は天然水で割ってみたから、今度は三ツ矢サイダーで割ってみるか


キャップを開けて三ツ矢サイダーを口直しに一口飲んでから、ショットグラスの中にあるブランデーへと注いだ


量は増えたがどんな味になっているのかが楽しみだ


ブランデーのサイダー割りを一口呑む


炭酸の弱い刺激の中に呑みやすさが生まれている

下手すると、多量を呑んで呑みすぎになりかねんな……

気をつけて呑まなければならない


つまみのパウンドケーキを一口食べよう

他にも、チョコとかがあるが貰い物なので、どんな名称かは知らない


要はブランデーに合うかどうかだ


木製のフォークで切り取りながら、口に運ぶ

オレンジの皮の食感が美味いな

ブランデーのサイダー割りと合わせて見る

美味いほうだと思う


あっという間にパウンドケーキが無くなってしまった


まぁ、貰い物のチョコレートなどがあるから、そんなに気にはせんがね


口直しに最後の熟成チーズ、三個目をかじり食べる


ついでに、ブランデーのサイダー割りとも合わせてみよう


それなりには良かったと思う


まぁ、口直しの意味だからそんなもんだろう


熟成チーズは食べきってもうない

残りは、チョコレート三種のみだ

三ツ矢サイダーを一口飲んで口直しする

炭酸の刺激が口直しの役割を果たしたと思う


ブランデーをワンフィンガーほどショットグラスに注ぎ入れる

まずは一口、舐める程度に呑んでから、小さいチョコレートを食べる

ブランデーのキツさが舌に残って、チョコレートの味が感じ憎かったな


ブランデーを数口呑む

度数も度数なだけに、下手に息を吸い込めんな

口直しに三ツ矢サイダーを数口飲む

ついでに、ブランデーに注いで、サイダー割りにする


さぁ、ラストラウンドの始まりだ


大きいほうのチョコレートを一口かじる

コーティング感があったため、何かをコーティングしたんでいたと思ったら、パイをコーティングしていたようだ

ブランデーのサイダー割りと合わせてみる

まあまあの組み合わせだな


高度数のブランデーを呑んだためか、頭部のふらつきと、壁へのもたれを感じる


すっかり酔っ払ってしまったらしい


だが、最後のつまみは残っている

腹の熱さを感じながらも、最後のつまみを食そう


最後のつまみは……和菓子のあんだった

栗味がするあん

単品ならば美味かろう

しかし、ブランデーとの相性はどうか?


栗味のあんを食べてから、ブランデーのサイダー割りの残りを呑む


酔いによる火照りと共に、栗味のあんを食べた

なかなかに良かったと思う


ショットグラスの中に、残りの三ツ矢サイダーを注ぐ


それを締めに飲む

口内を刺激する炭酸が心地よい


ショットグラスから三ツ矢サイダーを飲み干した

意識はあるが、身体はすっかり酔っ払っている


近くにあるベットに倒れ込む

掛け布団をしっかりと羽織る

まぶたを閉じて、睡魔に委ねて、眠りに落ちる


お休みなさい


《終》

本当は前菜にカキフライを予定していましたが、売り切れてたので代わりに熟成チーズになりました。


臨機応変です。

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