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黒ぶどう酒In生ハム&モッツァレラ

以前呑んだ黒ぶどう酒です。

酒を呑む

梅雨頃に呑んだ黒ぶどう酒を、数ヶ月ぶりに呑む


今夜は、生ハムと一口サイズのモッツァレラチーズとを合わせてみる


さっそく、バラ模様が施されたワイングラスに

黒ぶどう酒を一杯注ぎ入れる


見かけは赤ワインそっくりだが、縁あたりをよく見ると

うっすらとだが赤紫色の線が走っている


一口呑む

甘口のほどよい渋味が美味い

久しぶりの味に、笑みが深まっていくのを感じる


さっそく生ハムを一切れ食べよう

ちなみに、200円弱の安さのやつな?

高い生ハムは買う度量が試されてしまうから、気後れしちまうからな


生ハムの塩味と食感を楽しみつつ、黒ぶどう酒を味わったが

相性は良かった


晩酌のなかでは、久しぶりの良い相性だな


モッツァレラチーズとも合わせてみる


一口サイズのために押し固められた食感が、噛むことで崩れて

モッツァレラチーズのクリーミーさが口の中を満たしているところを

黒ぶどう酒が洗い流した感じだな


相性は平均より上程度だろう


生ハムと合わせたときよりは、若干だが普通に寄ってしまったと思う


詳しく語るより、さっさと次に向かおうか


今度は、先ほどのモッツァレラチーズを生ハムでくるんで食べてから、黒ぶどう酒と合わせてみる


生ハムとモッツァレラチーズでは、相性は普通だな

食感自体は悪くはないが、取り立てて良くともない


黒ぶどう酒を入れ込んでみたら、口内で味がバラついてしまった


普通より下がってしまったようだな……

この組み合わせは止めておこう


さて、先ほどのモッツァレラチーズの生ハムくるみで、一杯目の黒ぶどう酒が空いたため

二杯目の黒ぶどう酒を注ぐ


今度は食べる順番を決めてから、タイミングをズラして食べてみるか


そうだな、生ハム、黒ぶどう酒、モッツァレラといこう


生ハムを食べて、塩味と食感を楽しんでから

黒ぶどう酒を一口呑む

そして、生ハムを黒ぶどう酒と共に喉の奥へと流し込み

モッツァレラチーズを一個単品で食べてみた


ふむ、モッツァレラチーズ単品だとほどよい味だが、他の味が介入すると崩れてしまうようだ


生ハム一切れを食べ切ってから、黒ぶどう酒を一口呑む


生ハムも単品だと良い塩味で口内を満たすが、モッツァレラとは逆に、黒ぶどう酒と合うようだな


黒ぶどう酒を一口含みつつ

モッツァレラチーズを一個食べる


……黒ぶどう酒で満ちるなかに、モッツァレラチーズがダマとなって反発しているな


今度からは、黒ぶどう酒のつまみ選択にモッツァレラチーズは止めておこう


さて、生ハムもモッツァレラチーズも最後の一切れであり一個なわけだが、どう締めようか?


ちなみに、第一ラウンドの終焉なだけだ

勘違いはしないで欲しい


最後は逆に、モッツァレラチーズに黒ぶどう酒を通して、生ハムで締めてみよう


押して駄目なら引いてみろってな


モッツァレラチーズを一個食べて、黒ぶどう酒を一口呑む

そして、生ハムを最後の一切れ食べてみた


先ほど生じた、モッツァレラチーズと黒ぶどう酒との反発は、タイミングが良かったためが起こらずスムーズに口内を黒ぶどう酒が満たした

そして、黒ぶどう酒が流し込まれたあとの生ハムは、塩味だけが後を引いている状態だ


早く、何かで生ハムの塩味を流し去らなければ……!


何故か、焦燥感を与える文章を打ってしまったが、気にしないことにする

記憶を思い巡らしてみたら、サンホラのエリュシオンの「エルの天秤」の最後らへんの語りになっていた


曲の佳境の語りなんざ欠片しか覚えとらんのにな


さて、第二ラウンドといこうか

酔いながら題するならば、アップルカクテルコースか

リンゴジュースで割るから、アップルカクテルと称しただけだ


まぁいい、残りの黒ぶどう酒にリンゴジュースを注ぎ入れる


無論、一口ほど口直しで飲んだがね


赤ワインのようだったワインレッドが、リンゴジュースによって、赤紫色になった


適当に名称を付けるなら、アップルブラックグレープか


英訳に直しただけか?

その通りだよ

適当だから良いのもあるということさね


アップルブラックグレープを一口呑む


リンゴジュースの味に覆われながらも、味わってみると黒ぶどう酒の味が主張しているようなものか


木製のデザートフォークで軽くステアしてみる


ステアしたのを呑む前に、第二ラウンド用のつまみであるチーズデザートのバニラ味3ピースの一個を食べる


呑み放しでは身体に悪いからな

酒は楽しむために呑むものであり、身体を壊すためではないからだ


柔らかな食感が良かったところで、アップルブラックグレープを一口呑む


腹の熱さはまだ感じない

あるいは、感じるほどの度数でないかもしれない


まぁどちらでもいいことだ


ちなみに、二杯目のアップルブラックグレープは変わらぬ美味さだった


二個目のチーズデザートのバニラ味を食べてから、すかさず

アップルブラックグレープを一個食べる


モッツァレラチーズとは違って、口内でバラつくことはなかった

そして、相性はなかなかに良かった

普通の相性よりは上のほうだ


最後のチーズデザートのバニラ味を食べる

そして、アップルブラックグレープを呑み空かす


ああ、美味かった


さて、口直しのようであり、忘れてはならない水分補給をしなくてはならない


パックサイズのカルピスウォーターを、キャップを開けて中身を飲む


数口飲んでから、ワイングラスに注いで飲むことを思いついたため

アップルブラックグレープがあったワイングラスに注いでみる


ちょうど一杯分あったな


これを黒ぶどう酒で割ってみたいとは思ったが、飲酒後の水分補給のために止めておく


次の機会に試せばよいだけのことじゃしな


グラスの中のカルピスウォーターを飲む

ペットボトルのと変わらない味だな


飲んでいる最中に目を閉じてみたが、眠りかけた

実際には寝てはいないのだがね


ほろ酔い気分というのはこのことを言うのだろうか?


そんなことはどうでも良くなってきた


カルピスウォーターを空かす


眠気が来たようだ

近くにあるベットに倒れ込む

布団をかけることも忘れずに

目を閉じて睡魔に委ねる

お休みなさい


《終》

モッツァレラチーズは、6Pみたいなやつじゃなくて、おつまみモッツァレラというのを買いました。


キャンディみたいなサイズでしたね。

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