カキフライ晩酌
麦とホップやシードルと合わせてみました。
酒を呑む
カキフライを発泡酒やシードルと共に食べて呑む
今回は気色を変えて、立ち呑みにしようとしたが、保てそうになかったため
断念して椅子に座りながらになる
別にブクブクと太ってはいないぞ?
まず最初に、麦とホップの赤を呑む
発泡性のリキュールだ
度数は5%ほど
まぁ、ワインよりは低いな
前置きはそのぐらいにして、缶から開けてハイボール用のグラスに注ぎ入れる
注ぎ慣れていないからか、泡が先に縁のほうまで来てしまう
仕方ないから、泡を口につけて減らす
泡だけだったが美味いな
炭酸による天然ガスと調整のための人工ガスが加えられてあると聞くが、私の口では関係なく美味かった
たまたま引き当てたのかもしれないがね
光を照らすと、赤である理由が分かった
中身の液体がロゼワインのように赤いのだ
名は体を表すというが、まさにその通りだな
そろそろ口に運ぶか
麦とホップを数口呑む
程よい苦味というより美味さが良い
つまみを食べよう
今夜はカキフライだ
そのままのとカルボナーラソースに付けてと、二種類の味を楽しむことにする
カキフライの一個を少しかじりながら食べる
カキ特有の味が良い
それをカルボナーラソースに付けて、残りを丸ごと食べ
麦とホップを数口呑む
ふむ、相性は良いほうだな
口に運ぶタイミングがズレてしまったから、どう良いのかは判断しかねるが
カルボナーラソースを一口掬い食べる
一切れのベーコンの塩気と濃厚なソースが美味い
麦とホップを一口呑む
ソースの濃厚さを流してくれるから良いな
カキフライを一個かじったあと、麦とホップを一口呑む
今度はタイミングをズラさない
否、ズラしたりはしない
流れるような動作で、カルボナーラソースを付けて食べ
そして、麦とホップを空かした
結論から述べよう
相性は程よく美味かったと
カキフライが揚げたてであるならば、麦とホップとの相性は良かったのかも知れない
しかし、残念ながら今あるカキフライは冷めてしまったもの
それが、程よくになってしまったのが無念だろう
消極的になってはいけないな
さて、麦とホップは空かしてしまったが
今夜の酒はまだ残っている
前回、あえて残したシードルがまだあるのだ
シードルをハイボール用のグラスに少量注いで呑む
口直し目的でだ
呑んでみたが、炭酸の爽快さと甘さを感じた
ふむ、これならば、カキフライに合うやもしれんな
試す価値はあるぞ
探求者なる挑戦者を満たす心には、確かにある
まずは、先ほどと同じ少量のストレートで
カキフライの二つの味と試してみる
美味い
その一言で十分だ
カルボナーラソースを付けて、否、くぐらせて食べてみたが
タイミングはややズレてしまったが、それでもなお美味かった
今度は、シードルをミニサイズのビールと混ぜてみる
果実酒と発泡リキュールのカクテルだな
実際に、カクテルの種類にもあるぞ?
シャンパンとスタウトビールを混ぜて作られるカクテルが
名前は忘れたがね
シードルのビンの中に、ビールを注ぐ
ビンの上層が泡で満ちてしまったが仕方ない
蓋をきっちりと締めてから適当にビンでシェイクをする
左利きゆえに左で持ち、右手は添えるだけ
脳内で海を渡った征服者たちが断片的リピートをしているが、そのリズムを利用する
勝手に脳内リピートしているのだから、利用しても問題ないだろうよ
ある程度混ぜたところで、だいたい半分ぐらいをハイボール用のグラスに注ぎ入れる
残りで、もう一種でのカクテルを作ってみたいからな
注ぎ入れたところで、一つの疑問が浮かんだ
このカクテルの適当名称が分からないからだ
まぁいい、呑んでから考えよう
と言うわけで一口呑む
うむ、良く言えば複雑な味わいだろうか
しかし、良さを欠いた複雑が付いてしまうが
カキフライを一個かじり食べる
カルボナーラソースに付けて食べ
双方での相性を省みてみたが
シードル単体での良さを、ビールが殺してしまっていたように感じる
残念とはこのことだな
グラスに残っているシードルのビール割りを空かす
今思いついたが、この組み合わせを残念シードルとしようか
まぁ、シェイクしただけだから、バースプーンを使っていないからどうなるか分からないがな
残念シードルの入っているビンの中に乳酸飲料のフェカリス菌を含んだ朝のYOOを注ぐ
口直しに一口飲んだがね
適量を入れたビンのキャップを締めて、再びビンごとシェイクする
朝のYOOの乳白色に呑み込まれてしまったが、味がどうなったのか気になるところだ
全量をハイボール用のグラスに注ぎ込む
先に泡を口に含んだが、悪い気はしなかった
さて、肝心の味はどうだろうか?
一口呑む
判断に迷う味だな……
しかし、確定しているのを述べてみよう
炭酸と味の分離が挙げられよう
それが悪い複雑となってしまっている
後味の歪めいた良さからか、どんどん呑みたくさせてくる
良悪の背反を何故感じなければならないのか
飲酒に置いては、良さ一択で十分ではないかと思う
愚痴はこれぐらいにしておいて、最後のカキフライを食べようか
かじりながら、悪性フェカリス割り(適当名称)を呑み
カルボナーラソースに付けて食べる
後味の歪めいた良さを除けば、普通より下程度には良いか
純粋な朝のYOOを口直しに一口飲んで、カルボナーラソースを空かす
濃厚な味が喉を突いたが、朝のYOOを飲んで和らげる
近くにあったハーブの恵みを手に取り、少量を注ぐ
当初の予定にはなかったことだが
酔いのままに託してみるとしよう
ハーブの恵みを一口呑む
ストレートに呑んだが、ハーブが漬け込まれたリキュールの味が良い
それに匂いも良かった
朝のYOOを一口飲み、口直しを経てから、グラスに少量残っているハーブの恵みへとぶち込む
全量をだ
軽く揺すり合わせて、一口呑む
適当名称を謳うならば、ハーブのYOO恵みだろう
YOO恵みを一口、いや二口呑み、そして空かす
単純な二つの組み合わせはなんと美味いことか!
シンプルイズザベストを叫びたくなるぞ、これは!
眠気が襲ってきた
近くにあるベットに倒れ込む
目を閉じる
お休みなさい
《終》
変に複雑にするより、そのままのシンプルさが良かったという例です。