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晩酌菊正宗

久しぶりの清酒です。

酒を呑む

清酒の菊正宗を呑む


最後に清酒を呑んだのはいつだったのか

記憶していなかったため

分からない


最近は、書いてはいないが焼酎の「かのか」を呑んだり、梅酒を呑んだりしていたから

清酒を呑んでいないのは確かだ


器も日本酒用に用意をしたし

隠れ家で呑む準備も終えてある


作務衣を羽織って晩酌を始めよう


黒い徳利に菊正宗を注ぐ

小さいパックを一個だけなので

酒量の制限もできるから楽だ


注いでいると結構入っていった

まぁ、お猪口も大きいほうだから

一杯の量も多くなるのは道理だな


そろそろ呑み始めよう


お猪口に一杯注ぎ

数回に分けて呑む


喉越しも舌に残る余韻も良い


つまみの香り巻きを一つ食べる

串に刺してあったのを

あらかじめ抜いておいたものだ


焼き鳥の肉を抜いて

箸でつまみながら食べるのと

同じ理由だな


香り巻きを半欠け食べる

巻かれた大葉みそが美味い


お猪口に残っている菊正宗を呑む

時間差が生じたために

相性は分からない


だが、別々に食べても

違和感は感じなかったから

相性自体はそれなりに良いだろうな


今度は時間差を作らず

香り巻きの半欠けを食べてから

お猪口の残りを空かす


相性は普通と言ったところか

それが分かっただけでも良いな


口直しにもう一つのつまみである沢庵を食べる

普通のと干したのと二種類ある


まずは普通のを一個食べる

ポリポリとした食感と

塩気が良い


お猪口二杯目を注ぐ

軽く呑んだ程度だが

沢庵との相性はそれなりに良いな


清酒の原料である米に合うのだから

清酒に合うのは道理でもある


二個目の香り巻きを食べ

二杯目の菊正宗を呑む


相性は代わることはなかったな

今度は干したほうの沢庵を食べる


普通のとは違った食感が良い


思わず、三個も食べてしまった

お猪口に少し残った菊正宗と合わせてみたら

相性は良かったと思う

余韻による震えも楽しめたしな


お猪口三杯目を注ぐ

徳利一本は空いてしまったか


パックに残っている菊正宗を

二本目として注ぐ

結構入ったと思うが

注ぎ口から覗いてみれば

三分の二ぐらいだと分かる


残量はさて置いて

三杯目を楽しむとしよう


今度は先に普通の沢庵を食べてから

菊正宗を呑み

三個目の香り巻きを

食べてみることにする

それから、干した沢庵という順番だ


流れるように滞りなくいけた

相性はそれなりに良かったのだろう

最後に菊正宗の余韻が

かっさらっていってしまったのが

残念であるがな


にしても、さっきからアニソン歌手の鈴木このみさんの歌っている

「アブソデュート・デュオ」のOPが

断続的に脳内リピートされているが

そのままほっといておくことにする

鈴木このみさんの曲は

「ブラック・ブレット」や「銀閃の風」が好みだな


まさか、「リトバス」の第一期まで歌っているとは

思わなんだがな


さて、飲酒に戻ろう


四杯目の菊正宗をお猪口に注ぐ


香り巻きを半欠け食べてから

菊正宗を呑み

普通の沢庵を食べ

再び菊正宗を呑む


相性を確かめるというより

菊正宗の余韻に浸る方向へと

シフト変更をしたくなった


よし、シフト変更するか


はは、私の感性が

相性という枠から脱皮しようと

しているのやもしれんな


まぁそんなことは些細なことかもしれないし

大事なことかもしれない


余韻に浸ることも

飲酒の楽しみでも

あることかもしれないしな

ちょうど良い機会としよう


菊正宗を呑まずに

香り巻きの大葉味噌の部分を食べる


個人的にも香り巻きは好きなほうでもあるし

ご飯に乗っけて食べると美味いものだ


単体であってもイケるというのは

良いことでもあるしな



菊正宗を呑んでから

普通と干したものの

沢庵を食べてみる


普通の沢庵は塩気が良く

干した沢庵は食感が良い


どちらも清酒のつまみに

適しているようだ


四杯目のお猪口を空かし

半欠けの香り巻きを食べ

干した沢庵を食べる


酔いが味覚を襲ったのか

喉に酒が直撃したのか

細部はどうでもいいが

相性は良かった


流麗最良という言葉が

思いつくぐらいには

良かったと思う


武術における連続攻撃は

利点を活用すれば

大技への布石となるような

ものなのかね?


まぁ、どうでもいいことだがな


お猪口に五杯目の菊正宗を注ぐ

これで酒は最後だ


香り巻きは最後の一個なのは良い

だが、沢庵の残量が多いのは

量が量だけに仕方ないことか


さっさと、最後の酒を呑むかね


お猪口に注いである菊正宗を軽く呑む

香り巻きを半欠け食べてから

干した沢庵と普通の沢庵を

一個づつ食べる

塩気と食感の二重奏が良かったな


今度は菊正宗を

口の中で軽く含んでから

呑んでみるとするか


菊正宗を呑み

軽く含んでから

喉を越させてみる


……酒の味と余韻しかしなかった


まぁいい、余韻が抜けてから

再び、菊正宗を呑み

最後の香り巻きを食べて

沢庵を食べるだけだ


結論を述べるなら、美味しかっただろう


菊正宗が少し残ったのは

まぁ意図してのことだが

沢庵が残ったのは

元の量ゆえに仕方ない


菊正宗を一口呑んでから

沢庵だけを食べるのを

二巡ほど繰り返した


酒は無くなかったため

飲酒という行為は終了だな


水分補給用に黒烏龍茶を飲む

ついでに、黒烏龍茶を飲みながら

沢庵を空かすことにしようかね


黒烏龍茶を徳利に注ぐ

溢れ出す寸前になってしまったが

寸前で気づいたため

零す危険からは抜け出せた


お猪口に注いで飲むのは

さすがに面倒くさいため

注ぎ口から直接飲むことにする


烏龍茶の味だな

それしか言いようがない


沢庵を二個食べる

干したのと普通のと

一枚づつな


酒ではなくお茶だが

沢庵は合うようだ


まぁ、ほうじ茶にも合うから

東洋系のお茶なら合うのは

道理だと思う


紅茶に沢庵は

相性が良いとは

思わないしな


黒烏龍茶を飲み

干した沢庵を一個食べる


口直しには良いな


今度は普通の沢庵を食べてから

黒烏龍茶を飲む


沢庵の塩気が喉に直撃しおったが

気にしないことにする

黒烏龍茶で飲み流せばいいしな


というわけで、黒烏龍茶を飲み

徳利一本目を空かす

続いて、二杯目にして

最後の黒烏龍茶を注ぐ


残量自体が少なかったため

量が物足りないのは

仕方ないことだな


黒烏龍茶を軽く飲んでから

最後の沢庵を食べる


ちなみに干したのな


最後まで、食感や塩気を楽しんでから

黒烏龍茶を飲む


本当に最後まで、烏龍茶の味だった


これで、今夜の晩酌は終いだな


扇風機をベットの近くへ置いてから

ベットに倒れ込む


目を閉じれば

即座に眠気がきた


今夜はもう寝よう

お休みなさい


《終》

次に清酒を呑むのは……いつでしょうかね?

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