晩酌二夜
4リットルの焼酎の続きみたいなものです。
酒を呑む
先日買った4リットルの焼酎を
ストレートや水割りは前回やった
飲酒の合間に、濃いお茶を飲もうと思う
濃いお茶を飲みながら、酒を呑むと泥酔することがないという
酒を主軸テーマに置いたマンガ家が、寿司をテーマにしたエッセイマンガでそう言っていた
今回はそれを実体験したいと思う
まずは焼酎のアセロラ割り
コップ半分の焼酎にアセロラを半分注ぐ
やや薄めの薄紅色が印象的だ
つまみは摺り下ろしたリンゴ
食感や喉越しが心地良い
焼酎のほうは喉越しは悪い
もしかしたら焼酎特有のものなのかも知れない
今度は焼酎のリンゴ水割り
コップ三分の一の焼酎に、リンゴ水を残り三分のニを注ぎ入れる
一対一だとキツそうだからだ
一口呑む
焼酎のキツさがだいぶ薄れた
対比するなら、焼酎が三で割る飲み物が七というところか
今度は摺り下ろしたリンゴとリンゴ水を割り入れ、焼酎を少量注ぐ
細長い柄が特徴のマドラースプーンで、かき混ぜることを忘れてはいけない
少量とはいえ焼酎とリンゴを混ぜるためには必要なものだ
一口呑む
少量ゆえか酒の味は分からない
確認をしよう
一杯目はアセロラ割り
二杯目はリンゴ水割り
三杯目は摺り下ろしたリンゴとリンゴ水割り
深酒にならないためには、あと一杯が限度だろう
焼酎の濃茶割りにするか、アセロラとリンゴ水を混ぜたもので割るか
どちらにしようか?
合間に濃茶を飲む
ほのかな苦味が美味い
ついでにリンゴ水を飲む
濃茶の苦味を消し去るためだ
ああ、思い出した
米焼酎の「しろ」の水割りを作って置いたんだった
ニ択から三択へ増えた
現実逃避のように、買ったつまみの一つである「スウィートドライとまと」を食べる
凝縮されたとまとの甘味が美味しい
アセロラを飲む
酸味が美味しい
瞳を閉じると睡魔に襲われそうになる
コップに頬を当てる
つかの間の冷たさが心地良い
眠ってならない
まだ墜ちる時ではない
気力を持って起きる
砂時計の砂はまだ残っている
砂が堕ちきるまでは起きていなければ
気晴らしに考えよう
豚足があって、なぜ牛足はないのか?
トンカツがあって、なぜ牛カツはないのか?
鳥の足はもみじという名だったか?
鳥カツはあっただろうか?
夕飯を食べにいったラーメン屋での話
ご飯を食べながらコーラを飲む若者がいるという
なぜそうするのか、私には分からない
それが美味しいのか分からない
食前か食後に飲むなら理解できる
しかし、食中に飲むのは理解しえない
食中に呑むのは、酒で十分だろうが
「黒いビール」である正式名称が「スタウトビール」が、本場アメリカで食中酒としてちびちび呑まれているとおり
食中に呑むのに適した酒やお茶を飲むべきである
酔っ払いの一言だ
用を足すついでに
二百円で買ったパン切りナイフを、台所で短剣を扱うように振るう
常時よりも隙は多いが上手く振るえた
短剣限定なら三連撃は可能か
最後の酒は「しろ」の水割りに決めた
砂時計の砂はあと少し残っている
堕ちきる寸前まで我慢だ
つまみは酢いかでいいか
四杯目の酒を呑む
水であらかじめ割ってあるからか、ストレートよりは呑みやすい
酢いかが美味い
噛めば噛むほど美味しさが出てくる
四杯目の酒、米焼酎の「しろ」の水割りを空かした
五杯目は呑みたくない
砂時計の砂も墜ちきった
睡魔に身を委ねよう
というわけで、お休みなさい
ちなみに、残りの焼酎は料理に使ったら、すぐに無くなりました。
焼酎で肉を煮込むと、時間によりますが、物凄く柔らかくなりますよ。