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第4話 林秀人の巻


「おはよ~秀ちゃん」

「ん・・・・?おはよ」

俺は林秀人、中学2年生。部活はバスケ部。レギュラーだ

俺の隣にいる奴は小野朱莉。俺の彼女だ。コイツはソフトテニス部でレギュラー。

なおかつ学級委員であり勉強もできる。ま、いわゆる完璧少女ってことだ。

自己紹介はここまで。


キーンコーンカーンコーン


予鈴がなり、授業が始まる。数学、音楽、国語、社会・・・がありめんどくさい。

そして授業が終わり、部活へ。

部活の今日のメニューは外周5周の次にシュート練、パス練、形式だった。

そして完全下校のチャイム。そのあとミーティングがありレギュラーの俺は

呼び出され、来週の試合のことについて言われた。

その時間にはもうソフトテニス部はとっくに終わっていた。

部活帰りはあいつと帰る約束なんだがま、大丈夫だろ。

次の日。

「なんで昨日一緒に帰ってくれなかったの?」

アイツは怒っていた

「・・・なんだよちょっとミーティングで遅れたんだよ」

「・・・でもメールしてくれればいいじゃない」

「・・・・っそんな暇ねえよ!なんでそんなことも分かんねえんだよ!」

しまった!

「・・・・もう秀ちゃんなんて知らない・・っ!」

そういってあいつは駆け出した。

最初はイライラしていたが時間が経つうちに罪悪感がうまれたきた。

くそっ・・・・!なんであんなこと言ったんだよ・・俺・・!

そして今日部活にも身が入らず帰った。

はぁ・・・謝りたいけど話す機会がない・・・。

その時、


ドンっ


「あ・・すんません・・・」

「いえ・・・私も悪いわ・・それよりあなた何かお悩み・・・?」

一瞬その人におれの心がのぞかれたかのように思った。

「な・・なんで・・?」

「お話は私のお店で聞きましょう・・・」

俺は半信半疑でその人に着いてった。

「おおっ・・・すげえ・・」

目の前にあったのは大きなアイスクリーム屋だった。

中に入るとすごい種類のアイスがあった。

「さ・・おかけになって・・お話を聞かせてちょうだい・・」

俺はアイツのこと、そして今回のことをその人に話した。

「なるほど・・それで・・?あなたはどうしたいわけ・・?」

俺は・・俺は・・

「話す機会がなくって・・あの・・彼女と話したいんですけど・・」

そういうとその人は・・・

「わかったわ・・このメープルアイスを食べなさいあなたの願いにぴったりよ」

食べようとするとその人は・・

「待って・・願いを叶えた代償に私の欲しいものを頂くわ・・覚悟はある・・?」

「・・はい・・・!」

「では・・お食べなさい・・」

・・・いただきます・・・!


パクッ


何だこれスゲーうめえ・・メープルの味が生きて風味がいい・・

「これスゲーおいしいっすどうやって・・あれ?」

いつのまにかあの人はいなくなっていた。

「そこで何してるの・・?秀ちゃん・・」

目の前にはアイツがいた。

「早く帰った方がいいよ・・じゃあね・・」

謝らなきゃ・・

「ごめん朱莉・・!この前はひどいこと言ってごめんな・・!」

「しゅ・・秀ちゃん・・!」

「俺こんなんでホントごめん・・ホントに・・」

「ううん・・私もごめんね・・」

こうして仲直りしたのだ。


「ふふっ・・あなたの短気さ・・もらうわね・・」


カツーンカツーン・・・


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