第1話 宮野亮の巻
カラーンカラーン...
「ようこそ、魔法のアイス屋へ...何をお望みですか...?」
「××××××××××」
「....でしたらこのレモンハニー味をどうぞ...あなたの願いにぴったりですよ...」
「....ください」
カチャカチャ...
「どうぞ...お代は..後で頂くわね...」
「....ああ」
カラーンカラーン...
ふん、何がお代だ。どーせたっかい金だろ...まあいい..この俺が願いを叶えるために...くくっ
俺の名前は宮野亮、高校3年のPCオタクだ。友達はいない。だが、むしろ友達なんてめんどくさいからつくろうとも思わない。
今日、魔法のアイス屋というとこでアイスを買った。願いは「自分の存在をわすれさせる」だ。
なぜこんな願いをねがったか?順を追って説明しよう。昨日の昼のことだ
........
「ただいま...」
家も一人、でも寂しくなんかない。一人が好きだからだ、ああもう誰からも忘れ去られて欲しい....
そんなとき
「ん?」
そこに書かれていたのは魔法のアイス屋という店についてかかれてあった。
「ふーん...魔法...ね」
あ、じゃあそこで叶えてもらえばいいじゃん。そしたらいいだろう......
....というわけだ。つまり、俺はとにかく一人になりたい、それだけだ。
「それじゃあ...いただきまーす」
お、さっぱりしてておいしい...しかし本当に願いが叶うのだろうか。詐欺とかだったら最悪だな...
まあまず外に出てみよう...
ミーンミーン...
そうだな..あ、先生だ...丁度いい..声かけてみよう...
「あの、先生...」
とすると、
「誰だお前は、うちの生徒じゃないだろ...とっとっと帰りなさい」
と言われると先生は歩きだした。
「すごい...すごいぞ...」
ゾクゾクする...これから一人だと..ああ、やっぱり一人はいい...!!
ー1週間後ー
亮は一人を満喫していた。パソコンを1日中やったり、好きなだけゲームしたりなど楽しく過ごしていた。
すると
ピンポーン
と鳴った。そこにいたのは...
「こんにちわ..一人は満喫できたかしら...?お代を頂きにきたわ...」
なんと、あの魔法のアイス屋の人だった。
「ああ、満喫してるよ...何円払えばいい?」
「...そうね、あのパソコンを頂くわ..」
「いや...それだけはやめてくれ...他のはあげるからさ..」
「いいえ...あれを頂くわ..もし無理だというならば..あなたの命を頂くわ..ね」
その瞬間何か黒いものに引きずられ激痛がはしった
「う...うわぁ!!!!」
キュポン
と音がした。
「さてと..店に帰らなくては...」
バタンと音がし、アイス屋は帰ってった