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魔石とは何でしょうか?

 これも定番過ぎて、もう誰も何もツッコミを入れない品物ですね。


 魔道具のエネルギー源として、また一部の特殊なキャラは食べ物として使っている訳ですが、正体は水晶みたいな鉱物なのか、血の塊なのか、それともコレステロール結晶なのか分からない不気味な物質です。


 魔物の血を摂取して変身したりパワーアップしたりするような漫画が、かなり昔からあったような気がします。

 多分、マムシの血みたいな扱いなのでしょう。


 1987年に放送された『赤い光弾ジリオン』と言うアニメでは、ジリオニウムと言う謎のエネルギーを圧縮したカートリッジ使う光線銃が使用されていますが、これも今で言う魔石で動く魔道具の一種ですね……こんなの誰も知らんでしょ。


 ジリオンはどうでも良くて、魔石とは何ぞやって話です。

 作品によってはダンジョンや鉱山から採掘されることもありますが、魔物の中から取り出す作品の方が多い印象があります。

 掘ったら出てくる魔石は、地中にある魔力が集まって結晶化、又は変質した素敵な物質と考えれば良いのではないでしょうか?


 なのでここでは鉱物ではない魔石について考えます。

 魔物から採取出来るからと言って、魔物の血が固まって出来るとは思えませんし、そうだとしたらイヤですよね?

 なので、体内を流れる魔力の結晶であると仮定します。


 魔力・魔素はエネルギー源と思われるので、それだけでは塊にはなりません。故に結合するには何かコアとなる物質が必要でしょう。

 糊の代わりになるものが魔物の血、コレステロール、又は蛋白質ではないでしょうか?


 もし魔力が血液の流れによって体全体に流れる、と設定するなら魔石は太い血管のどこかにあるはずです。

 血液に関係無い設定であれば、ユニコーンのツノのようなものが魔石の代わりになるかも知れません。


 つまり、どちらにせよ先に魔力の流れ方を設定しないと魔石のある場所が決まらないのです。

 コミックであっさり魔石を取り出すシーンも良く出てきますが、それは本当に合っているのでしょうか?

 前者ではなく後者の場合、魔物の体内に魔石がある理由を考えなければなならないでしょう。


 ただ、魔力など所詮は空想の産物なので、血流にとらわれる必要はありません。

 良く分からないけど良い感じにグルグル体内を回っているのだ!と、スッパリ開き直ってもなんら問題はないですね。


 作品によっては魔石は心臓の中にあることになっていることがありますが、心臓の中は四つの部屋に別れているのでこの設定は真実味が薄いように思えます。

 魔物の体には魔石の入っている特殊な器官があっても良いのではないでしょうか?

 結局は各作者が好きに設定すれば良いと言うのが結論になりそうです。


 それと、あまり触れられていないのですが、ファンタジー世界の人間に魔石はないのでしょうか?

 賢者の石の材料が人間なんて設定もありますし、人間の中に魔石があっても不思議ではないです。

 魔法が使える生き物は必ず魔石をもっている、と言う設定なら人間も持っていることになります。


 人間だってある意味魔物……下手したら魔物よりももっと魔物してますもんね。

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