系統は一つだけ、がデフォルトなのです。そうでなきゃ困るんだ。
冒険者ギルドで鑑定したら、なんと全属性魔法に適正あって皆がどっか~ん!
普通の人は一つの系統しか持ってないのに、なんて凄い奴なんだーっ!て場面でニヤリですね。
他には、人は一つの精霊に加護を与えられて、その精霊の属性の魔法しか使えないんだけど、以下同文でどっか~ん。
でも精霊ってのは今一つ理解がし難い存在なので、今回は除外します。
そもそも魔法はイメージ力が大事なのです、だからイメージさえしっかり持てば、炎も渦巻きも突風も石ころも手から出せるのです。
だったら皆全属性持ちで大丈夫でしょ。でも実際はそうじゃない。
火系統の魔法が使える人は実は血液型がA型、RHマイナスなら二つの属性、みたいな設定だと全属性持ちの主人公が出てこない……なんてことはありません。
血液型には稀血と呼ばれる物もあって鬼が好んで食べるのよ……マジでレアな血が有りますからね。ボンベイ型、パラボンベイ型、みたいなのがね。
調べるんじゃなかったと少し後悔。
血液型のことは忘れて違う方面から考えよう。
まず思い付くのが作者の都合。確かにそうだけど、コレを言ったら何だってそうだから消しておこうか。
属性が大きく関わってくると言えばゲームの世界。
無効、効果半減、ダメージ二倍とかの処理が出来るから、その属性のキャラを集めるためにガチャ回させようとする運営の罠だね。
そう言う商売的な話は抜きにして、主人公以外の登場キャラがあれもこれも使えるとピンチにならないから、特定の属性しか使えないってのが一番作者に取って都合が良い……あぅ、コレは言ったらアカンて。
ピンチは関係無しにして、キャラの色付け、個性を持たせる為に一つの属性ってのはあり。
水の魔女、氷の魔女と呼ばれたレズッタとか。確かに物語としてそれだけで成立するもんね。
だけど、それだけだと物足りないから火と風が使えるキャラを出したくなる。湯沸し器代わりに火と水の使える子も欲しいし。
でもそこは敢えて主人公の出番にしなきゃね。お湯が出せてチヤホヤされるのは主人公の特権だ。
てことになると、主人公がチヤホヤされる必要があるから他の子達は一つの属性しか使えないのか。
チヤホヤ説……これも無しで次を考えよう。
魔法はイメージと言えども、実は脳が処理出来るキャパシティが関係しているのかも。
いかにイメージしようと、既に火の魔法の実行アプリがインストールされた脳には空き容量が足りないから、他の属性のアプリがインスト出来ない。
仮に二つの属性が使えるようにインストールするには、機能を落とした廉価版を使うしか無い。だから二属性持ちは便利な反面、能力的には一属性の人より劣る。
こんな設定なら納得だけど、劣るってのはイヤだよね。だったらメイン属性はフルスペックでインストール、サブ属性は廉価版をインストールって遣り方も出来そう。
ファンタジー世界でインストールって言葉は不適切だろうけど、考え方はそんな感じでね。ローファンタジーなら有り?
まぁ、魔法使いだけど魔法使いじゃない私には、これ以上の考察は無理ですね。
でも、当たり前に受け入れていた設定を敢えてひっくり返して考えてみると面白いかも。
売れっ子作家になるには、とんでもないひっくり返し方の出来る柔軟な発想力が必要なんだろうね。




